やるべきことと好きなことを完全一致させる6つのコツ~書評:サラリーマンだけが知らない好きなことだけして食っていくための29の方法by立花岳志~

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私の愛しいアップルパイへ

「やるべきことか?好きなことか?」

このジレンマに今までどれほど悩まされてきたことでしょう。私は前職ではサラリーマンとして働きながら空き時間で音楽活動を続けていましたが、胸が引き裂かれるような思いをしながら生活していました。

本来、やるべきことと好きなことが完全一致したときこそ、最高の幸せを感じながら100%の力を発揮できるときなのです。ですから、好きなことだけして食っていく生き方は、全ての人が目指すべき最高の生き方だと私は思っています。

はたしてそんなことが現実的に可能なのか?その具体的な方法を提示してくれる一冊の本があります。ビジネス書作家であり、ブログ「No Second Life」主宰の兄貴、立花岳志さんの著書です。

今日はこの本の紹介も兼ね、好きなことだけして食っていくためにできるコツをお話します。

やるべきことと好きなことを完全一致させる6つのコツ

本書では、好きなことだけして食っていく現実的な方法について徹底的に書かれています。心構えに関することから、今日から行動に移せることまで、実際に好きなことだけして食っている立花の兄貴のリアルな方法論が読めます。

今日はその数ある方法の中でも特に私のハートにビリビリときたことを6つに絞ってご紹介します。

1.特定の組織に依存しないワークスタイルをデザインする
2.内省的になって好きなことを模索する
3.認識と行動を一致させて自律的に動く
4.理念に共感できる会社で働く
5.好きなことで貢献できる道を探す

1.特定の組織に依存しないワークスタイルをデザインする

好きなことだけ食っていくと決めたら、まずもって大切なのが特定の組織に依存しないように生きることです。サラリーマンの場合は特に、所属している会社がなければ生活が成り立たないような人が多く居るでしょう。

私もサラリーマン時代は、所属している会社が無ければ仕事も収入もリセットされてしまう状態でした。これでは好きなことだけやる自由を得られることができないのです。

もちろんこれはサラリーマンに限った話ではありません。自営業でも特定の取引先なしに成り立たないのであれば同じことです。ブロガーでも、例えば広告主なしに成り立たないのであれば同じことです。

特定の組織に依存しないワークスタイルをつくるためには、自分の名前の上に信用を積み重ね、同志を獲得する働き方が必須となるでしょう。

2.内省的になって「好きなこと」を明確にする

好きなことだけして食っていくためには、まず「自分はなにが好きなのか?」を徹底的に模索する必要があります。人は自分でも驚くほど自分の好きなことについて曖昧にしか認識していないものだからです。

これを実現するためには内省的になる必要があるでしょう。さもなくば、そもそも好きなことがよく分かっていない状態に陥ってしまいます。

これは意外にも難しいものです。内省的になる時間をきちんと定期的にとれる人はそう多くはありません。こういった類の作業は、重要度の高いものでありながら、最も先送りされがちなタスクの1つです。

毎日でも毎週でも、自分自身を見つめ内省する時間を事前に予定に入れておかなければ、時間を確保することはできないでしょう。

3.認識と行動を一致させて自律的に動く

自分の好きなことが見えてきたら、それを自分軸として行動を選択していく必要があります。

不自由なサラリーマンの多くは、目の前にある現実的な選択肢の中から一番マシだと思えることを選択しがちです。それではいけません。順序が逆なのです。正しくは、自分の好きなことを最初に考え、現実的にとれる選択肢を探すべきなのです。

そして、自分が好きだと認識していることと、実際の行動のギャップを埋めることができてはじめて自律的に動くことができます。

立花の兄貴もこう言っています。

自分軸とは何か。それは、「認識と行動が一致すること」だと思います。
自分軸がしっかりしている人とは、その人自信の認識と行動が常に一致していて、ブレない人のことを指します。

P.25

4.他人に人生を支配されない

朝起きる時間、会社で担う仕事、業後の時間など、私たちは本来あらゆることを自分で自由に選択できます。この選択が、無意識のうちに他人に流されていないかは特に注意すべきです。

なんとなく会議の予定が入っていたから参加する、なんとなく飲み会に誘われたから参加する、なんとなく他人が頼んだものと同じ食事を頼む。他人に支配されている状態です。1つ1つは小さな選択かもしれませんが、その小さな選択の1つ1つがあなたの人生をつくっています。

好きなことを中心に生きようと思ったら、反応的ではなく主体的になる必要があるでしょう。

立花の兄貴は力強くこう語っています。

なにも考えないというラクな選択の代償は、「あなた自身の人生を放棄する」という、とてつもなく大きく致命的なものだと気づきましょう。

P.78

5.理念に共感できる会社で働く

自律的に生きていくために、必ずしもフリーランスになる必要はありません。むしろ、組織の入って経験を積んだり人脈を築いたりするほうが近道の場合も多いでしょう。

そのときに注意すべきなのが、労働条件を最優先事項として会社を選ぼうをしないことです。月給、福利厚生、昇給制度などはもちろん良いに越したことはありませんが、それよりずっと大事なことがあります。

理念に共感できるかどうかを再優先事項にすることです。少しくらい収入は減っても、長期的に見ればこちらの方がずっと重要です。

多くのサラリーマンが、自社の掲げるミッションを理解せずに働いています。ミッションがあること事態知らない人も居るでしょう。しかし、それは自分のキャリアプランを考える上でとても勿体無いことです。

6.好きなことで人に貢献できる道を探す

好きなことだけして食っていくために、好きなことを明確にし、没頭することはもちろん大切ですが、その後に大きな壁にぶち当たります。

それは、好きなことに没頭することで、自然に人に貢献できる道を探すことです。誰にも知られることなく好きなことにひとり没頭しているだけでは、いつまでたっても食っていくことはできません。食っていくことができなければ、真の意味で好きなことに没頭することは難しいでしょう。

きっと、そう簡単に見つかる道ではないでしょう。何度も試行錯誤を重ねる必要があるでしょう。しかし、必ずどこかに自分に最適な道があるはずです。

そのためのヒントとして、立花の兄貴はこう言っています。

一般人としては飛び抜けたレベルにまで趣味をきわめていくことで、徐々に「趣味がお金を生む」という、夢のような世界への入り口が開くことになるのです。

P.165

「仕事」と「遊び」か?それとも、、、

選択肢は無限にあるにも関わらず、多くの人が仕事と遊びのジレンマに陥っています。

歯を食いしばりながら仕事をして、金を稼いで、その金で遊んで、気分転換して、減った分の金をまた仕事で補う。これでは時間とお金がいくらあっても足りず、常に欠乏を感じながら生きることになります。「仕事」と「遊び」が分離した状態です。

実際にはもっと別の働き方もあります。「仕事」と「遊び」ではなく、「仕事」が「遊び」になる選択肢も用意されているのです。

今日私がお話したのは、ほんのさわりに過ぎません。実際「仕事」が「遊び」になった人の言葉を聞けば、それが単なる理想論ではないと分かるでしょう。本書は、立花さんの知識と経験をもとに、好きなことだけして食っていくリアリティのあるやり方を教えてくれます。

▼実にBurning!な一冊です。

▼同じく立花さんのこちらの著書もオススメです。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。