これからの方向性を考えるときはまず自分史に立ちかえる

▼自分史の効果を解説した動画もありますので、自分史の効果についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。




私の愛しいアップルパイへ

夢に向けて獅子のごとく勇敢に立ち上がるのだと決意したとき、最初に取り組んだ仕事のうちの1つが「自分史」を作成することでした。自分史とは、生まれてから今までの自分の歴史を表にまとめたものです。

私の経験によると、これから自分が進むべき方向を考えるときに、外に探しに行こうと思うとうまくいきません。自分の内面を掘り下げることによってしか、正しい方向性は得られないのです。自分の内面を掘り下げるうえで自分史を作ることは、ブリタニカ百科事典を隅から隅まで読むよりずっと有効です。

これからの方向性を考えるときはまず自分史に立ちかえる

私は断言しますが、自分の進むべき道を見極める上で、その道がどれだけ困難であるかとか、どれだけ時代の最先端かとか、どれだけ報酬が大きいかとかは、大した意味を持っていません。そんなことはどうだって良いのです。

もしこれらが私たちにとって最重要な要素だったなら、みんなタイムマシンを開発するか宇宙の起源を調べるかのどちらかに進むでしょう。にも関わらず私たちがそうしないのは、今までの自分に関連していないからです。つまり、私たちは私たちが自分ごとだと思えたことに対して意義深さを感じるものなのです。そうでしょう。

それは、私たちは世界規模の壮大なプロジェクトを実行に移そうとするよりも、自分の現状や自分を取り巻く環境に前向きな変化を起こしたいと強く願っているからです。そこで、現状を様々な角度で整理するときに自分史が役立つというわけです。

自分史を何度も更新しながら、方向転換していく

▼私は以下のような形式の自分史を作成し、定期的に書きなおしています。

ScreenClip

自分史というのは一度作ってはい終わりという訳ではありません。最近のできごとを更新するのはもちろんですが、一度書き上げた過去のできごとも大幅に加筆修正するのも有効です。

なぜなら、そのときの自分の状況によってフォーカスが当たる箇所が変わってくるからのです。体験したことは同じでも、書く時期が違えば同じ自分史ができることはありません。

私の場合、夢に向けて獅子のごとく勇敢に立ち上がるのだと決意したときも、脱サラしたときも、はじめて個人事業の仕事を始めたときもそうでした。

そして先日、5年前に一度諦めたバンドを再開すると決めた今もそうです。ちょうど今日、自分史を全面的に見直して修正しました。そうして自分の進むべき道を調整するともに、決意をあらたにしたのです。

▼私の最新の自分史は、以下ページの中ほどにあります。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。