なぜTaskChute Cloudの時間管理が窮屈ではないのか?

TaskChuteCloud画面

私の愛しいアップルパイへ

上記はタスクシュート時間術に基づいたTaskChute Cloudの画面です。

TaskChute Cloudを使ったタスクシュート時間術の実践において、最も多く寄せられる質問のうちの1つは、「そのような時間管理はストイックすぎるし、窮屈に感じないのか?」といったものでしょう。

また、このような質問の裏には「新鮮さから一時的には実践可能かもしれないが、すぐにエネルギー切れを起こしてしまい、長期的な効果は期待できないのではないか?」といった疑問も見え隠れてしています。

実に良い質問です。

今日はTaskChute Cloudの開発者たる私がこの質問に答えさせていただきます。たとえ真理省に目をつけられたとしても、私は今日ここで完全なる真実をお話しします。

なぜTaskChute Cloudの時間管理が窮屈ではないのか?

「休日くらいは何もせずゆっくり過ごさせてくれよ」

と思うことはあるでしょう。なるほど、TaskChute Cloudの時間管理はこのようなニーズに応えるのは苦手です。

私自身、25歳になるまで「休日くらいは何もせずゆっくり過ごさせてくれよ」と思い、そのような指針で週末を過ごしてきました。タスクシュート時間術を実践し始めてからも、そのような考えで休日を過ごしたことは何回もあります。

さて、ここで考えてみて欲しいのです。事前に「休日くらいは何もせずゆっくり過ごさせてくれよ」と考えたとして、休日のその日になって本当に心からリラックスしてゆっくりと過ごせた日がどれだけありましたか?「休日くらいは何もせずゆっくり過ごさせてくれよ」と思って過ごす休日は本当に心から満足できるほど楽しかったですか?

人間というのは思考しないこと、選択しないこと、行動しないことがとことん苦手です。「スケフィントンの娘」という拷問器具が16世紀にロンドンで発明されました。これは他の拷問器具と違って、人間を痛めつけたりしません。ただひたすら人間の四肢をがっちりと固定して、”何もしない”ようにするのです。”何もしない”という精神的苦痛によって重篤な精神障害を引きおこすことを目的に考案されました。

休日にこのような”何もしない”などという拷問を甘んじて受け入れる人はまず居ないでしょう。結局のところ、何も決めず、何もしないと事前に決めたところで、いざそのときになったら何かしらを選択せずにはいられません

その日になれば何もしないなどという曖昧な考えはトランプで建てた城のように脆くも崩れ去り、その瞬間になれば場当たり的にでもなにかしらを決めざるを得ないのです。休日はなにもしないという考えは、決めるべきことのうちの半分をも満たしていません。では、いつもやっていることとは別に何を代わりに行うのか?という問いに、向き合う必要があるのです。

私が言いたいことが分かってきましたでしょか。結局のところ、何をするかを、いつ決めるかの問題なのです。

かつて私はいつも金曜日になると「休日くらいは何もせずゆっくり過ごさせてくれよ」と毎週のように考えていました。金曜日はそれで幸せなのです。素晴らしくリラックスできる休日が待っているような気がします。

しかし、いざ土日になると「あれ、今日は何をしよう?」「作曲でもしようか?いや最近運動不足だから運動に行こうか?久々に友達に会いに行くか?アポもないのに誰に?そもそもそんな時間はあるのか?今の業務や転職に必要な勉強に時間を投入すべきではないのか?いや気分転換に映画でも観ようか?ゲームでもやろうか?でも映画もゲームも実際にはそこそこ疲れるんだよなぁ。じゃあ休むか。休むって、どうやって?」

こんな具合でした。こんな具合なので、映画を観てもゲームをやっててもどこか楽しくないのです。瞬間瞬間はドーパミンとアドレナリンでどうにか自分をごまかせてはいても、いつもどこか頭の片隅で焦燥感や罪悪感が蠢いているのです。

TaskChute Cloudを使った時間管理というのは、その瞬間になってようやく焦燥感とともに場当たり的に自分の行動を決めるのではなく、溌剌とした頭で事前に余裕をもって決めておくためのものです。どうせ選択しなければならないのなら、事前に吟味されたより良い選択をしようってわけです。

なるほど確かにTaskChute Cloud「休日くらいは何もせずゆっくり過ごさせてくれよ」といった要望にうまく答えられないかもしれません。

しかし、それは決して解放感がないという意味ではありません。むしろTaskChute Cloudはまったく別の方法論で素晴らしい解放感をもたらしてくれます。それは「今この瞬間は、私が決めたこの行動にとことん没頭していていいんだ!」という確信感です。

あらかじめ余裕をもって(朝一や前日のうちに)休日の緻密な計画を立てておき、計画に基づいて行動に移し、実行しながら記録を残し、記録を基に最適化していくやり方です。計画→実行→記録→最適化の循環を繰り返すことで計画はさらに洗練されていくので、さらに「今この瞬間は、私が決めたこの行動にとことん没頭していていいんだ!」という確信感が高まっていきます

あれもこれもと悩んだ結果、TaskChute Cloud上で確保できた読書時間が5分だけだったという計画もあるでしょう。計画さえ立てなければもっと多くの時間を割り当てられたかもしれません。しかし、徹底的に何の雑念にも邪魔されずに没頭できる5分間は、2〜3時間ソファの上で「いま本当に本なんて読んでる余裕あるのかな?」などといった不安を抱えながら読書するより、ずっと集中できて実りある時間を過ごせます。

もちろんこれは休日だけでなく、平日も同様です。常に「今この瞬間は、私が決めたこの行動にとことん没頭していていいんだ!」という確信感を得て、常にいま考え得る最善の一手を打てているという充足感を24時間365日得られます。

これほどの幸せがあるでしょうか?(否、無い!)

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。