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私の愛しいアップルパイへ
この愛すべきブログを開設してから2年経ち、本を出させて頂きました。
当初は出版なんて気は毛頭なく、単に定期的なアウトプットの習慣を持つことで自分を成長させるために書き続けておりました。そのうち、色々な著者さんや出版関係の方の話を聞くうちに、少しずつ出版にも興味が湧いていきました。
出版したいならブログを書き続けるのが良いとは聞いていましたが、実際に出版してみた今あらためてその通りだと実感しました。
出版したいならブログを書き続けるのが良い理由
1.出版関係の人脈ができる
ブログを書いているうちに、著者の方や出版社の方と親しくさせて頂く機会が自然と増えました。人脈を作るとは、人を紹介してもらうだとか、自分から営業にいくだとか、堅苦しいイメージが湧くかもしれませんがそうではありません。
「人脈を作るぞ!」と声を大にして叫ばなくても、色々なブロガーと仲良くなっていくうちに自然とそういったコミュニティーの一員になれます。実際私は繊細で奥手なので、人脈を作るというのがどうにも苦手です。ですから、ブログを通して知り合った方々と話していくうちに、出版の話がちらほら出てきたという感じです。
2.一冊を書ききるだけの文章力がつく
先人から聞いていたのですが、本を書きたいといって一冊書ききれる人はなかなか居ないようです。本のアイデアを出すのは概ね楽しい作業ですが、その後には毎日毎日1つ1つ文章を積み重ねていく地道な作業が待っています。やってみると途中で折れてしまう人がいるのも納得です。
ですから、そもそも一冊書ききれるだけの力があるかどうかは、出版社さんから見ても大切なポイントになります。このときブログが大きなパワーを発揮するのです。文章を書く力が備わるとともに、それを人にアピールできるからです。
3.本にするだけのテーマが洗練されていく
書ききる力とともに難しいのが本のテーマ設定だと思います。私の場合これはブログを書き続ける中で少しずつ少しずつ固まっていきました。記事数で言えば、500記事を超えた頃でしょうか。
いつしか「これだけは言わせてくれ!」という強固なテーマが、「本じゃないと言い切れない!」と言えるほど固まっていきました。
4.書籍の売上に貢献できる
今回、ブログを普段から読んでくれている多くの方々が書籍を買ってくれました。また、なんともありがたいことに、そういった方々がSNSでシェアしてくれたり、自らのブログにレビューを書いてくれていたりします。
これによって、直接の読者でない方々も本を買ってくれる機会につながります。ワンダフル!
5.書籍経由でのブログ読者が増える(はず)
まだ出版してから2日しか経っていないので分かりませんが、「4」とは逆に本をとってくれた人がブログを訪問してくれるという流れもできると想像しています。
そうすればブログへの訪問者が増えて、ブログを軸に他の活動にもつながるはずです。そうすれば、ブログと書籍で相乗効果を発揮できます。
ブログを書き続けることで見えてくるものがある
この2年間、何度も経験しましたがブログを書き続けることで初めて見えてくるものがいくつもありました。途中で投げ出さなくて良かったと自分で自分の頭をナデナデしてあげたいくらいです。
是非この渾身の一冊を手にとってみてください。
貴下の従順なる下僕 松崎より