私の愛しいアップルパイへ
「夢」。なんて甘美な響きでしょうか。「夢」は人類最良の発明です。
私が今までこだわり続けて来たのは、この夢を妄想で終わらせない方法でした。それは、いつ辿りつけるか分からない夢を前にしても怖気づくことなく、地べたを這いつくばりながらも1歩1歩着実に近づいていけるような方法です。
そうして、私が試行錯誤を繰り返しながら辿り着いたのは、実にユニークなタスク管理システムでした。「いつか」を「今」に変換する5階層のタスク管理システムです。
え?話を詳しく聴きたいですか?よろしい、それではお教えしましょう!
リッスン!
(静かになる)
「いつか」を「今」に変換する4階層のタスク管理システム
私は夢を一番上、今を一番下として捉えたピラミッド型のタスク管理システムを愛用しています。
▼構成は以下の通りです。
1階層目:ミッション
2階層目:プラン
3階層目:アイデア・タスク・イベント
4階層目:アクション
1つ1つ詳細を見ていきましょう。
1階層目:ミッション
1階層目は夢そのものです。私はミッションとも呼んでいます。
ここでは自分の使命、目指す理想の場所、最も大事にしている価値などを文章化していきます。どのようなものかは以下の記事も参考にしてみてください。
ここではまだ時系列には落とし込みません。まずは最終的にどこに行きたいのか、その目的地を一切の妥協なく決めることが大切です。
2階層目:プラン
1階層目で定めたミッションを少しずつ時系列に落としこんでいきます。それが2階層目であるプランの役割です。
この階層では以下のような3段階の計画を用いて、ミッションに対していつ何を実現するかを練っていきます。
・長期計画:90代までの年代別の計画
・中期計画:これから5年間の年別の計画
・短期計画:今月の週別の計画
長期計画から徐々に計画をブレークダウンしていき、最終的に短期計画では週別の計画を作ります。夢にむけて今週やるべきことがここで決まるわけです。
3階層目:アイデア・タスク・イベント
この層は今週やるべき全てのことを管理する層です。この層でやるべきことは大きく2つあります。
1.夢に貢献する仕事も、日々の雑多な仕事も全て洗い出す
2.今週やるべきことから今日やるべきことを決める
まず1について補足します。短期計画には夢に向けて今週やることが書き出されていますが、これを見ているだけでは一向に計画は進まないでしょう。なぜなら、夢に貢献すること以外にも、他人からの依頼ごとや日々の雑多な単純作業など、私たちは様々な種類のやるべきことを抱えているからです。
この階層ではすべてのやるべきことを1つの場所に書き出して、優先度を吟味します。これが大切です。夢に関することも、現実的にやらざるを得ないことも、両方とも同じ場所に書きだして吟味するのです。これで夢を安易に後回しにしなくなります。
次に2つめですが、今週やるべきことから今日やるべきことを選択します。ここで夢が今日に変換されるのです。ここでは今日やるべきことを正しく判断するために、以下3つの箱を用意しています。
・アイデア:実行に移すか決まっていないアイデア
・タスク:実行するけどいつやるか決まっていないタスク
・イベント:いつやるか確定しているイベント
4階層目:アクション
最後の階層はアクションです。この階層では、3階層目で決まった今日やるべきことだけを抜き出して、実行順序順に並べます。
そして、後は上から順に1つ1つタスクをこなしていけば、最良の一日が過ごせるようにします。ここでついに今やることが決まるのです。
今日やるべきことだけを抜き出すのは大切です。あれやこれやと思い悩むことなく、今日やるべきことだけに没頭できるようになるので推進力が上がります。それから、実行順序をきちんと決めておけば、今日やることが全て終わらなかった場合のリスクを最小化できます。
こうして「いつかやろう」と思っていた夢が、「今日やろう」に変換されるのです。
没頭すべきことに本当に没頭できるように!
大抵の場合、夢想家は2つの大きな悩みを抱えています。1つは夢に向けて本当に正しい道のりを歩けているかという不安。そしてもう1つは、いつかはやりたいけど、今はやりたくないという怠惰の心です。
この4階層のタスク管理システムを使えば、水のように澄んだ心で没頭すべきことに没頭できるようになるでしょう。
▼動画による解説も併せて御覧ください。
貴下の従順なる下僕 松崎より