反対側へ突き抜けろ!一歩先行くGTDの教え!!

カテゴリ: GTDでタスク管理

 

 

私の愛しいアップルパイへ

 

GTDを活用してますか?しきってますか?

 

ええ、今日の私がちいぃとばかし上から目線なのは理由が有ります。

 

ついにデヴィッド・アレンの「ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則」を読んでしまったからです。

 

私のGTDに対する理解やその実践方法に関して、一皮剥けた感がもの凄く感じられるでしょう。

 

それ程まで人間を変える書籍がいかなるものか。なるほど、気になる様ですね。

 

と言う事で、書籍のご紹介です。

 

 

[経緯] … なぜ本書を手に取ったのか?

 

私が初めてGTDを学ぶために「ストレスフリーの整理術」を読んでから約半年が経過しました。

 

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
デビッド・アレン 田口 元
二見書房 2008-12-24by G-Tools

 

この「ストレスフリーの整理術」を読んだ時から、その続編とも言える本書をすぐにでも読みたいと思っていたのですがずっと躊躇していました。

それは本書がGTDをある程度経験し、やり方を理解し、次のステップを進む者にとってこそ価値ある書籍だと直感で理解したからです。

 

いや、本当はWeb上のいたる所に書いてあったからなのですが、いずれにしても、時は満ちたという事です。

 

ついに「この商品を買った人はこんな商品も買っています」に表示されるこの本をカートに入れる時が来たのです。

 

購入を決めたきっかけは、以下2点によってGTDに対する考え方を改めるのにベストな時期だったというのが大きな理由でした。

 

・タスク管理ツールをNozbeからToodledoへ移行した事によって、今一度タスク管理手法を見直したいと思っていた

・また、ある程度GTDの手法も身に付き、さらに上を目指したいという欲求が生まれた

 

 

[利き所] … どんな疑問を解決してくれる?どんな所に利く?

 

・頭をスッキリさせるとどんな効果があるんだろう?

・成果を生む為に必要な考え方とは何だろう?

・GTDの枠組みを活用する上での注意点は何だろう?

・実際に行動を起こすにはどうすれば良いのだろう?

 

 

[要点] … 特に重要だと思った所は?

 

ストレスフリーの整理術がGTDの具体的な手法を説明していたのに対し、本書はより広い視野・高い視点でGTDの考え方全体を再考しています。GTDを実践する者が自律的に活動する為の考え方を中心に書かれています。

 

特に記憶に残った部分をいくつか抜粋してみましょう。

 

 

◇頭をすっきりするとは?

 

GTDで最も重要なポイントの内の一つは、“頭を空っぽにする”事です。これはやるべき事や考えるべき事について考えていない状態を言います。

 

そのキーになるのが「週次レビュー」です。週に一度”やるべきこと”が見直されていれば、次の見直しまでは”やるべきこと”が何かなんて考えずに、ただ”行動するのみ”という状態でいられるのです。

 

この目の前にある次の行動だけに意識を向け贅沢な時間の使い方ができる「幸せバカ」状態。もしくは、”やるべきこと”が全て把握されている事による「なんでも来い」状態になる事こそ、週次レビューのゴールなのです。

 

この2つの状態を維持できるのであれば、週次レビューの中で具体的にどんな事をすべきかという事は、さほど重要な問題ではありません。

 

 

◇成果を生む選択と集中

 

本書では、ボトムアップ的アプローチをよりも少し高い視点で、GTDというよりも仕事との望ましい係わり方を説きます。

 

デヴィッド・アレンは“何かが物理的に存在する前に、それがあたかも存在しているように明確にイメージする能力は、だれもがもっと開発すべき能力だと思う”と言い、一度「次の行動」から離れて、自分が本当にやりたい事は何なのかと問いかけます。

 

そして、将来のビジョンを持って、今何をする事が自分にとってベストなのかを見極めよと言うのです。

 

これはボトムアップ的なアプローチだけに囚われず、主体的でトップダウン的なアプローチとのバランスが大切だという事です。

 

 

◇ベストなシステムとは?

 

本書で紹介されているベストなシステムとは非常に単純です。その判断基準はたった一つだけ。

 

それは“システムというものは、ほとんど意識する必要のない、スムーズに機能してくれるシステムを作り上げるべき”という事です。

 

これはついつい手法にばかり目がいきがちな時に、良い箴言となります。

 

 

◇機械的なアプローチに満足しない

 

週次レビューをはじめ、GTDでは習慣というものが大きな価値を持ちます。

 

しかし、この習慣の価値を認めた上で、習慣が持つ落とし穴についてデヴィッド・アレンは警告します。

 

“習慣が持つ心地よいリズムも永遠ではない”と。

 

私たちがワクワクするものは常に”変化”していて、その”変化”にこそエネルギーを感じるのです。

 

さらにデヴィッド・アレンは“無理力状態を押しのけてかつては良い事だった事も手放さなければならない事がある”と続けます。

 

なかなか痛いところを突いてきます。

 

もう一つ、習慣について心に響いた考え方があったので紹介しておきましょう。

 

それは、“小さな積み重ねが大きな成果を生むように、最悪の結果もごくささいな事の繰り返しによって生まれるのだ”という一節です。

 

 

[まとめ] … 本書を通じて何を感じたか?

 

本書はGTDの中~上級者向けの書籍です。GTDを実践し始めたばかりの方が読んでもほとんど無意味で、そこいらの自己啓発本と変わらないものになってしまうでしょう。まずもって伝えたいのは、読むタイミングが重要だという事です。

 

しかし、ある程度GTDの実践にこなれた方が読めば、自信のスキルをさらに磨くのに役立つでしょう。もっと言うと、あなたを反対側に突き抜けさせる程のエネルギーを持っているとすら思います。

 

GTDという枠組みに囚われず、より自由な、より自律的な考え方をあなたに与えてくれる事でしょう。

 

かく言う私もほら、見て御覧なさい。ちょいとばかし昔と比べるとまったく表情が凛々しくなって、急に大人びた様に感じませんか。

 

これはまったくもって本書の効果です。

 

貴下の従順なる下僕 松崎より

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▼ご参考------------------------------------------

ストレスフリーの仕事術―仕事と人生をコントロールする52の法則
デビッド アレン 田口 元
二見書房 2006-05-18by G-Tools

 

はじめてのGTD ストレスフリーの整理術
デビッド・アレン 田口 元
二見書房 2008-12-24by G-Tools
 

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