TaskChuteをMacで動作させるための手順と注意点

カテゴリ: タスクシュート

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photo credit: CocoaDevHouseAmsterdam via photopin (license)

私の愛しいアップルパイへ

TaskChuteはWindows用のExcelを前提として作られているため、原則WindowsにインストールされたExcel以外では動作しません。

そんなに怖い顔をしたって無駄です。これはソフトウェアの仕様ですから、私に言われても困ります。だめです。罵ってくださって結構。おっと。やめてください。暴力ですか?そんなことしても無駄ですよ。

、、、いいでしょう。厳密に言えばMac OSでとりあえず動作させることは可能です。ただ、公式にサポートされている方法ではありませんし、当然不具合もあるので、あくまで参考として聞いてください。

TaskChuteをMacで動作させるための手順

もう一度言いますが、公式にサポートされている方法ではないので、うまくいかなくても自己責任でお願いします。たしかに私はMac OSでも使っていますが、初心者にはオススメしません。

それでは解説していきましょう。

TaskChute実行環境の準備

まず動作環境として、OSとExcel for Mac、そしてTaskChute 2本体の3つを揃える必要となります。

それぞれのバージョンですが、OSは「Mac OS X Yosemite」、Excelは「Microsoft Excel for Mac 2011」(2015年3月5日現在の最新バージョン)で動作しています。

TaskChuteは有料版である「TaskChute 2」の最新版(2015年3月5日現在の最新バージョン)を使っています。Excel for Macは32bitバージョンしかありませんので、TaskChute 2も32bitバージョンのものを使いましょう。なお、無料版での動作は確認できておりません。

TaskChute起動までの設定

次にTaskChute起動まえに必要な設定を見ていきます。

まず、TaskChute 2のファイル名には日本語やスペースを使わないようにしましょう。そうしないと起動できません。

もし同じTaskChute 2のファイルをWindowsでもMacでも使う場合には、マロ。さんという方が作られた専用の設定ツールを使う必要があります。

▼以下サイトからダウンロードできますので、ダウンロードのうえマロ。さんの居る方角に向かって感謝の言葉を述べてから使いましょう。

TaskChute起動後の設定

これでTaskChue 2が起動するようになったはずです。ここからは起動後に設定すべきことを見ていきます。

▼Macの場合、「タスク実行前のヒント」欄にはhttpからはじまるハイパーリンク形式のものしか使えませんので修正しましょう。

「タスク開始時の「ハイパーリンクを開く」ダイアログ」は機能せずエラーになってしまうので、「出さない」に設定しましょう。

その他、ピボットテーブルなど、TaskChute 2標準のシートではないシートを独自に追加している場合は、別ファイルに分けましょう。

ここまでやればMacでもひと通り動作するようになるはずです。

TaskChuteをMacで使うときの不具合など

ここまでで最低限TaskChuteが使える状態になったと思いますが、使用中にたまにエラーが出たりうまく動かないことがあるかもしれません。ここからは現状私が把握できている不具合をお知らせします。

▼セクション区切りとして使える黒いバーは、通常そのセクションの時間が過ぎたら自動で翌日に移動されるのですが、これが動作しません。自分で翌日に先送りする必要があります。

「前日」「翌日」のボタンが使えません。その左の黄色い日付欄を自分で入力して日付変更する必要があります。

▼「設定」からショートカットとして使用できる「選択タスクを指定した数だけ複製する」は使えませんのでご注意ください。

▼「@月/日(曜日)(repeats)」の書式で設定できるリピートタスクは、変な年にリピートされてしまいます(例えば2015年のタスクが2027年に再生成されたりする)。ですので、曜日入りのリピートタスクは使わないようにして(days)の形式で指定できるリピートタスクだけを使うか、再生成されたリピートタスクの年を手動で変更するようにしましょう。

※追記:この件はMacの設定で回避できることが分かりました → Excel for Mac上のTaskchuteで曜日リピートを正常に動作させる方法 | jMatsuzaki

その他として、きちんとログは出力されていますがログファイルが親ディレクトリに出力されてしまう事象も確認しています。

また、Excel for Macではxlsm形式のファイルや64bitのファイルを扱えないので、それらと比べるとパフォーマンスが悪くなります。元々64bit Windowsで慣れていた場合にはストレスを感じるかもしれません。

これらのことに留意すれば、どうにかMac OSでもTaskChute 2を扱うことは可能です。どうしてもMacでTaskChuteを使いたいという場合のご参考としてください。

▼TaskChute 2は以下より購入できます。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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