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私の愛しいアップルパイへ
▼夢を実現するロードマップについては、以下であなたにお話したとおりです。
今日はステージ1となる「自信をつける」について掘り下げましょう。
ステージ1.自信をつける
最初のステージは「自信をつける」です。言葉だけみると取るに足らない当たり前のスキルのように感じますが、私は長いことこれを疎かにして遠回りしていたことに気づきました。
私は「音楽家になる」という夢を実現するために、音楽の専門知識や経験を得て、人脈を作ることばかり考えていました。しかし、それよりも前にやるべきことがあったのです。それが「自信をつける」ことです。
自信がないとどうなってしまうか考えてみましょう。自信がない状態ってのは「夢を実現できないかもしれない」と常に考えている状態です。思考は現実化するという言葉の通り、心の奥底で夢を実現できないかもしれないと考えているうちは、やはり夢を実現できないのです。不思議なもので、夢を実現しないように頭と体が自然に動くからです。
つまり自信がない状態だと「無意味かもしれない」「効果的ではないかもしれない」「タイミングじゃないかもしれない」などと何かとそれらしい理由をつけて、無意識のうちに夢に向けた行動を避けてしまうのです。この積み重ねがどれほど有害であるかは説明するまでもないでしょう。
こういった場合、特定の専門知識や経験を積むよりも先に、自分自身を作り直す必要があります。思考、肉体、情熱、信念などの面で夢に相応しい自分を作ることです。幸いなことに、これは性格や天性の才能といったものは関係なく、努力して身につけられるものです。
1)自分との約束をして、それを守る
具体的なやり方ですが、「自信をつける」方法は実にシンプルです。それは「自分との約束をして、それを守る」ことを繰り返すことです。これで、自分に自信がないという人でも、夢を実現できるか不安な人でも、自信をつけることができます。
重要なのは約束の中身より、約束の量であり頻度です。毎日、一日を始める前に自分と約束をすることです。運動でも読書でも、守れる約束をいくつもしましょう。そして実行できたかチェックしましょう。
まったく自信がないという場合には、ごく簡単な約束から始めましょう。私がはじめて自分に約束したことは「休日に昼寝をしない」でした。そして、約束が守れるようになったら、徐々に約束の内容を難しくしていきます。筋トレと同じです。さすれば、どんどん自分を信用できるようになってきます。自信がつくられたということです。
2)夢に貢献する仕事で生計をたてる
(1)によって十分に自信がついたら、約束の効果性を高めていきます。
夢を実現するために自分とすべき最高の約束とは「夢に貢献する時間を増やすこと」です。そして、その約束を守るために仕事を、夢に貢献する仕事に変えましょう。
私はそれまで金融業界のシステムエンジニアという夢とまったく無関係な仕事で時間を浪費していました。仕事は時間のかわりに収入を得る手段でしかありませんでした。それは効率も効果も低い生活と言えるでしょう。
なぜこのような選択をしてしまったのか?環境や状況が制限されていたから?家系の問題があったから?もちろん違います。この選択はまさに夢を実現する自信がないことからくる選択だったのです。
実際は、たとえ自分の夢そのもので今すぐ生計をたてるのが難しくとも、自分の夢に長期的に貢献することを仕事にするのはそう難しくないはずです。選択肢は無限にあるのですから。
毎日仕事を通して着実に夢へと近づいているという実感は、自分自身にとって大きな自信になります。これが出来れば、ステージ2へと進む準備は完了です。
毎日50の約束をしてから1日を始める
私は今でも1日を始める前に毎朝自分と50の約束をするようにしています。朝一番に15分ほど時間をかえて、今日自分とする約束を確定します。
約束の内容は、新曲の大楽節を作りこむといったものから10日に1度の耳かきまで様々です。やはり重要なのは内容ではなく、自分と約束すること自体であり、その約束の頻度と量なのです。
貴下の従順なる下僕 松崎より