どうも、jMatsuzaki株式会社のだいち(ブログ:むーびんぐ)です。
自分はTaskChute Cloudを開発した会社に属しながら、いまいちコメント欄を使いこなせていませんでした。
ただ先日、タスクシュート時間術の生みの親、シゴタノの大橋悦夫さんに直接お話を伺う機会があり、そのときにコメント欄の効果について伺うことができました。
その話を聞いてからというもの、コメント欄を活用したくて仕方なくなってしまったので、このページではタスクシュート時間術において、コメント欄を活用する効果についてお話していきます。
本記事の内容▼
- 定量的なログより、定性的なログのほうが大事な理由
- 感情ログから得られるフィードバック
タスクシュートに感情ログを残す効果
タスクシュートに備わっている各タスクにコメントをつけられる機能については、アップルパイであればご存じのことでしょう。
コメント欄にはさまざまな使い方はあれど、タスク実行後の「感情」を記録することで大きな効果を発揮します。
なぜなら感情のログが残っていることで、当時の感情を思い出すことができ、それが次の行動の後押しにつながるからです。
たとえば、
- 腕立て45回
- 腕立て45回 やってやったぞ!
筋トレでたとえるなら、感情ログは後者のようなイメージですね。
腕立て45回という事実だけでは、ログを見返したときに「ふーん」で終わる可能性があるのですが、そこに定性的な感情を入力しておくことで、そのときの感情が思い出されます。
「腕立て45回は達成感あったな」など。
そしてこの良い感情を思い出すことで、「またこういう感情を味わいたい」「報酬を得たい」という気持ちから、行動の後押しにつながります。
佐々木正悟さん著の「やめられなくなる、小さな習慣」では、以下のような一文があります。
報酬のあることを人はやりたがります。報酬があることをやれば、それを繰り返しやります。基本はただ、それだけです。
佐々木正悟著「やめられなくなる、小さな習慣」より
すごく名言だと思うのですが、感情ログを残しておくことで、”筋トレによる達成感”という報酬を思い出すことができます。
それによって報酬を得るための行動(ここでは筋トレ)が促進されるわけです。
ここまでをまとめると、流れは以下のようになります。
- 感情ログを取る
- また良い感情(報酬)を得たくて、行動が促進される
- その行動に対して感情ログを取る
シンプルな流れですが、このループが習慣化を促進してくれるのです。
感情ログには、数字の羅列だけでは得られないフィードバックがある
また感情ログは、習慣化に限らず、自分のホットスポットを再確認することにもつながります。
たとえば、コメントが多くついている時間帯や、毎回コメントがつくタスクを見ていると、気分が乗る時間帯やタスクが見えてくるでしょう。
逆に書きたいコメントが何もないタスクが続いたときは、無意識で義務的にこなしているタスクなのかもしれません。
感情ログには、ただの数字の羅列からでは得られないフィードバックがあります。
「数字+感情」を毎日毎日振り返り、自分の感情と向き合っていくと、より自分の扱い方が見えてくるはずです。
大橋悦夫さんはタスクシュート歴21年ということで、淡々と自分と向き合いつづけてあのような境地に至ったのでしょう……
自分もまずは感情ログからマネをして、自分の扱い方をよりきめ細やかに知っていけたらと思います。