私の愛しいアップルパイへ
2018年4月、私が日本の首都東京からドイツの首都ベルリンへと移住したことは、あなたも昨日のことのように覚えていることでしょう。
この4年間、ベルリンで実にエキサイティングな日々を過ごしたわけですけれど、ついにベルリンを離れる決断をしました。
今日は以上にしようと思ったのですけれど、あなたは私が引っ越しを決断した理由に興味津々でしょうから、もう少し詳細についてお話します。
4年住んだドイツの首都ベルリンからバイエルンの田舎へ引っ越しを決めた理由
妻の実家が近いから
一番の理由は妻の実家が近いからです。親や兄弟含めて多くの親戚がバイエルンに住んでいます。
ドイツに誰一人家族が居ない中でこれまで生活してきて、家族とのつながりの大切さは身に染みるものがありました。
これまで奥さんの実家があるバイエルンへ何度か旅行へ行き、奥さん側の家族と交流する中でドイツでも家族の絆を感じる機会に恵まれました。
その後、二人で話し合ってやはり家族が近い場所に住む方が良いといった結論となり、バイエルンへと引っ越しを決めました。
都会派から田舎派へ完全転向したから
加えて、ここ数年での心境の変化があります。
現在は何よりも安らぎを最優先の価値観としており、何をするにも安らぎが土台にあると考えています。
住む場所も安らぎを第一に感じられるところが良いと考えた時に、カントリーサイドへ移住する選択肢を考えるようになりました。
以前はジャン=ポール・ベルモンドよろしく「都会が嫌いなら、勝手にしやがれ」などと嘯いていたものですが、最近は完全に「住むなら田舎」派へ転向しました。
バイエルンはミュンヘンのような大都市の周りに多くの魅力的な街がありたいへん魅力的です。
絵本などに出てくる典型的なドイツをイメージしてもらえると分かりやすいでしょう。観光名所でもあるロマンティック街道も有しているので、日本人にも認知度が高いです。
田舎といってもドイツ随一の経済力を誇る地域ですのでリッチです。街はきれいで美しい家が並び、高級車がバンバン走っています。物価は首都ベルリンより高いです。
何回か旅行するうちに、美しい街と自然によって囲まれたバイエルンにすっかり魅了されました。
バイエルンの立地が最高すぎるから
バイエルンはミュンヘンを州都とし、南ドイツに位置するドイツ最大の州です。
スイス、チェコおよびオーストリアとの国境に位置し、フランスとイタリアもすぐそこと言える場所にあります。
モーツァルト出生の地として知られるオーストリアのザルツブルクなど車で30分以内です。
車で数時間走れば上述した国へ旅行に行けます。イタリアのベニスへ行くほうが、ベルリンへ行くより近いです。なんたる贅沢!
常人がそんな最高の立地であるバイエルンへ移住する欲求に抗うことができるでしょうか?(いやできまいッ!)
新しいドイツ生活を楽しんできます!
そういう訳で、貪欲なりしjMatsuzakiはようやく住み慣れつつあったベルリンを離れてバイエルンへと移住することに決めました。
引越し先も紆余曲折あったものの無事に決まりました。ちなみに引越しは明日です。
ベルリンとはまったく違うドイツ生活になるでしょうから実に楽しみです。新しい生活についてもまたあなたへご報告しますから、連絡を楽しみに待っていてください。
貴下の従順なる下僕 松崎より