聴衆を「マヌケ」呼ばわりしないために情報発信で注意したい3つのこと

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photo credit: Truthout.org via photo pin cc

私の愛しいアップルパイへ

僭越ながら、最近ではブログやセミナーを通じて情報発信に携わる機会が増えてきました(なんたる光栄!)。

来月開催される「繋がるカンファレンス」(通称:ツナカン)では、個人での情報発信に関する講演も予定しています。

7月22日 繋がるカンファレンス(東京都)
初めての情報発信というキーワードで、SNSやブログでの 個人による情報発信メリットや活用方法について一緒に学んでいきます。 特に個人で情報発信を始めたばかりの人、発信していきたい人、 興味ある人に参 …

 

それに伴い、最近は他の方々がブログやセミナー、SNSなどを用いて行っている個人の情報発信に目を向ける機会が増えてきました。

その中で最近感じるのは、情報発信者としての”ありかた”を心得ている人とそうでない人との間に大きな隔たりがあるということです。

聴衆を「マヌケ」呼ばわりしていないか?

ここのところ、情報発信者が気づかぬうちに聴衆を”マヌケ”呼ばわりしている場面にしばしば出くわします。配慮の欠けた自分本位な情報発信者の姿です。

彼らは聴衆を前にして、おケツを出して見せているのです。そんな場面を見るたびに私は「おお、どうか彼の不遜なる行いをお赦し下さい。」と天に祈っています。

ああそうだ、良いことを思いつきました。今日はあなたが誠実なる情報発信者であり続けられるよう、聴衆を”マヌケ”呼ばわりしないために注意すべき3つのことをご紹介することにしましょう。

“マヌケ”呼ばわりしないために注意すべきこと


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1.発信者である自分を卑下しない

ありがちなのが情報の発信者たる自分を卑下することです。

「ネタが無かったので、、、」「時間がないので、、、」「適当に書きますが、、、」「整理できていないのですが、、、」「つまらない話ですが、、、」

こういった発言は全てあなたの聴衆を”マヌケ”呼ばわりしていることに他なりません。

「こんなにも価値の無い情報に群がり、時間を割いているあなたは”マヌケ”だ」と。

卑下したくなる気持ちはよくわかります。誰だって「空が落ちてくる!」と叫びたくなるときがあるでしょう。えもしれない不安に襲われ、自信を無くすときもあるでしょう。繊細な心の持ち主である私にもよくあります。しかし、その”臆病さ”は”勇敢さ”で越えるべきハードルです。

もしどうしても”臆病さ”が拭い去れなくなったときは、映画「カジノ」でロバート・デニーロが残した金言を思い出してください。

「やり方は三つしかない。正しいやり方。間違ったやり方。俺のやり方だ」

2.どんな人に向けて発信するか想定する

どんな人に向けて発信するかの想定が賢明でない方もいらっしゃいます。

聴衆が皆自分のコンテンツに全て目を通していると仮定していたり、高度な専門知識を持ち合わせていると考えている発信者です。彼らは聴衆を無知で無能だと”マヌケ”呼ばわりしているのです。

私はどんな時でも聴衆は以下2つに該当するものと意識することにしています。

Ⅰ.初めて自分のコンテンツに触れた
Ⅱ.無知だが高度な知性を持っている

前者を理解していない発信者は、唐突に「最近更新してなくてすみません」だとか「ここのところ同じようなネタばかりですが」だとか「以前も話したのですが」などと言い出します。

後者を理解していない発信者は、何の説明も無く唐突に専門用語や業界用語、人名を連発し出します。

これらが望ましくないのは太陽の光によって明らかです。

3.発信した量と投入した時間を考える

中にはコンテンツの量こそ力だと考えている発信者も見受けられます。

量を重要視するがあまり質を落とすのは愚かです。私は確信を持って言いますが、1回分の労力で3つのコンテンツを作れば、その薄っぺらな魂は見透かされます。そして、不完全な情報を投げつけることは、聴衆を”マヌケ”呼ばわりしていることに他なりません。

確かに、コンテンツ数を増やす戦略で成功している人も居ます。しかし、そういった敬愛すべき方々は、コンテンツ数に比例して投入した時間もそれだけ増やしているのです。

どうか忘れないで下さい。あなたが聴衆に何かを伝えるために強い意志と矜持を持っているのなら、必要なものが3つあります。

それはQQS(Quality, Quantity & Spirit)です。つまり”質と量と魂”です。

誠実なる情報発信者であることを


photo credit: hoyasmeg via photo pin cc

個人での情報発信というのは他人のレビューが入らないため、どうしても自分本位になりがちです。

もちろんそれが面白いところでもあるのですが、時には人に与える印象を蚊のように狡猾に見極めることも大切です。

あなたが誠実なる情報発信者であり続けることを願っています。自戒も込めて。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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