私の愛しいアップルパイへ
今日はいつもより少し熱っぽい声であなたのことを「アップルパイ」と呼んだことに気づいたでしょうか。
私があなたのことを「アップルパイ」と呼ぶようになってから、今日でなんと365日目を迎えます。
つまり、この愛すべきブログを開設してからちょうど1年経過したということです。この1年間、私は1日として途切れることなく、我武者羅にこのブログを更新してきました。
とにかく結果は後からついてくるものだと信じ、1年前に師匠から授かった金言を頑なに貫き通してきたのです。
「ブログが当たるかどうかなんて誰にも分からない。ブログはギャンブルみたいなもので、賭けられるのは情熱だけだ。」と。
今日は「jMatsuzaki」生誕一周年を記念し、あなたと共に歩んだこの1年を振り返ってみようではありませんか。
一年間ブログを毎日更新して実現できたこと!
それではこの1年、ブログを通して実現できた夢のような出来事を順に振り返ってみましょう。
【1・2ヶ月目~】効果的なセルフマネジメントを実現!
1年前のあの頃、6年間の”システム屋”生活ですっかり骨抜きになった私は、”音楽家”になるという夢を諦める寸前の状態にありました。
過去最大の無気力状態にあった私が、もう1度現実的に夢を叶える方法を探そうと勇敢に立ち上がったときに開設したのが、この愛すべき「jMatsuzaki」です。
ですから、当初私がブログにまず求めたのは、効果的なセルフマネジメントを形成することでした。そして「夢見るリアリスト」として自らの思考を文章化するこの習慣は、やはり想像以上の効果を発揮したのです。
▼それは以下の記事で私が書いた通りです。
ブログを書く習慣は3つの点であなたの能力を開発する |
ただ、本当に面白い変化はそれ以降の出来事でした。
【3ヶ月目】少しずつシェアが広がる!
なんだろうこの独特な始まり方… RT @jmatsuzaki: ブログ更新!2ヶ月目!! 「もの事を継続するコツ!2ヶ月間ブログを更新し続けて思うこと」 wp.me/p1ItuP-gg
— おつぱし(ハセガワケンイチ)さん (@OZPA) 10月 3, 2011
ブログの更新が2ヶ月を過ぎて100記事を数える頃、Twitterを中心に少しずつ我が記事をシェアしてくれる方が増え始めました。
中にはいつも読んいでる有名ブロガーの方もいたりと、少しずつ「jMatsuzaki」が広がっていくのを感じました。
はじめのうちは毎日更新にヒィヒィ言いながら一生懸命”彼”を引っ張っていましたが、この頃になると”彼”が自律的に働くようになったのです。
“彼”は特に人と会話するのが上手で、相手を「アップルパイ」呼ばわりしながら確実に世界が広がっていきました。
この愛すべきブログが単にセルフマネジメントの有効なメソッドとしてだけでなく、人との「つながり」を作り始めたのです。
【4ヶ月目~】憧れのブログに取り上げて貰う!
この愛すべきブログの記事数が100記事・150記事を越えはじめてから、Twitterだけでなく自らのブログでこの愛らしい「jMatsuzaki」を取り上げてくれるブロガー様が現れはじめました。
200記事近くになるころには、毎日舐めまわすように読んでいたブログに我がブログが掲載されているのを見て、その度に「歓喜!歓楽!享楽!悦楽!!」と叫んだものです。
・ブログを始める前から愛読していた「ライフハッカー[日本版]」に
・敬愛する「わかったブログ」のかん吉さんに
・ブログを始めるきっかけにもなった「シゴタノ!」で佐々木さんに
・続けて「シゴタノ!」で大橋さんにも
・さらにはあの恐るべき変態ブロガーに
・そして生き方の手本にもしているあの人にも
【5ヶ月目~】仲間を得てブログメディアを立ち上げる!
この美しき「jMatsuzaki」がTCP/IP網上でジワジワ拡散しはじめたころ、大きな転機がやってきました。それは@beck1240さん率いるブログメディア「アシタノレシピ」の立ち上げに誘って貰えたことです。
10名ほどのメンバーでそれぞれ情報を持ち合い、1つのブログメディアを育てていく過程は、ブログというものの新しい楽しみ方、新しい可能性を教えてくれました。
これによってブログの更新が孤独な作業ではなく、仲間と相乗効果を発揮する場に変わったのです。これは実に大きな変革でした。
【6ヶ月目~】人前で講演する機会を得る!
ブログを開設して半年を越えたころからは、ブログで文章を書くだけではなく、人の前に立って直接話したいという情熱が私の全身を包みました。
この頃にはこの麗しき「jMatsuzaki」にも「アシタノレシピ」にもSweeeeeet!!な読者が増えてきていたため、私はオンからオフへ活動を広げることに決めました。
そして、2012年4月に開催した「第1回アシタノワークショップ」で行った30分の講演が、オフでの活動のはじめの一歩となったのです。
第1回アシタノワークショップのレポート記事まとめ #ashitanoWS – NAVER まとめ |
この頃には、会社の中で”契約”を媒介として人とつながるのではなく、”興味”や”信頼”を媒介として人とつながるこれらの活動に、大きな可能性を感じるようになっていました。
【10ヶ月目~】憧れのセミナーで講演させていただく!
この甘美なる「jMatsuzaki」の開設から10ヶ月。第1回アシタノワークショップでの成功は、実にエキサイティングな展開を見せました。
なんと、憧れのブロガーである「No Second Life」の立花さん(@ttachiさん)より、「No Second Lifeセミナー」でオープニングセッションをやらないかと持ちかけて貰えたのです。
出版記念! 5月27日に 第5回No Second Lifeセミナー開催します!テーマは 「ノマドワーカーという生き方」! | No Second Life |
さらに立て続けに、憧れのブロガーであり著者である「ライフハック心理学」の佐々木さん(@nokibaさん)より、イベントでの講演者および運営スタッフとして誘って貰えたのです。
タスクセラピー |
それまではお二人のセミナーの参加者側だった私が講演者側に引き上げて貰えたことで、我が活動は確実に次のステージに進みました。
【11ヶ月目~】一目置くブロガーとチームを組んでイベントを企画する!
それ以来、オンでの活動に加えてオフでの活動にも注力するようにしました。
この華麗なる「jMatsuzaki」の開設から11ヶ月。同時期にブログを開設したブロガーを中心に、@haya1111、@Surf_Fish、@bamka_t、@sawonyaという多才なメンバーで「つなカン」というチームを結成したのは、あなたもご存じの通りです。
これは”個人の情報発信”をテーマとするチームですが、先駆者の力に頼ることなしに自分たちの力で場を作りはじめたという点で、私にとっては大きな意味を持つ活動です。
先月の7月には最初のカンファレンスも開催し、大変好評のうちに終えることができました。
第一回つながるカンファレンスのレビューまとめ – NAVER まとめ |
このチームの活動は今後も大きくしていくものとして、現在も活発に活動を推進中です。
【13ヶ月目~】そして、我、独立を決意す!
この逞しい「jMatsuzaki」が2年目に入るにあたって、1つ報告があります。「システム屋」から「音楽家へ」!これが今の私の人生にとって全てですが、この夢を叶えるためのアクションとして、次の1歩を踏み出すことに決めたのです。
それは私が今のサラリーマンとして働き方を完全に断ち切って、「jMatsuzaki」としての活動に完全にシフトするということです。
現時点ではまだ完全には調整しきれていませんが、最短で2012年9月末、遅くとも10月末には今の会社を退職する方向で調整を進めています。
私は飛びっきりの夢想家ですから、まだまだスタート地点にも立てていないですし”現実に風穴をあける”なんてのはずっと先のことになりそうです。
ただ、たとえそれがほんの少しだとしても、”現実にヒビが入った”という手ごたえは感じています。
本当の”連れ小便”はこれからである!
私の幸運は、多くの尊敬する先人たちの力をお借りし、私一人では想像もできないような活動の場を得られたことです。この点について、この1年で出会った全ての慈愛に満ちたカウボーイ達に心から感謝します。ダンケ!
そして何より、私の愛しいアップルパイよ、、、あなたにお会いできたことこそ、この1年で私が得た最高の宝物でした。
私はこれから、今までよりもずっと貪欲に野心的にこの「jMatsuzaki」を推進していくでしょう。ただ、ご安心ください。そのスタイルが変わることはありません。
それはつまり”連れ小便”です。「僕は今から夢を叶えに行くけど、君も一緒に来るかい?」って。
冒頭で述べたとおり、当時、過去最大の無気力状態にあった私が”かの非情なる現実”に勇敢に立ち向かうために立ち上げたのが、この情熱に満ちた「jMatsuzaki」です。
ですから、私はこれからも現実に屈服することなく高い夢と理想をもつ者たちを、行動に突き動かし続けるつもりです。
多くの賢人たちは私にこう言うかもしれません。
「世の中はそんな甘くないのだよ、ベイブ」と。「耐え忍ぶことの大切さを学べ」と。「慎ましく生きることの素晴らしさを知れ」と。「忍耐の先にある小さな幸せで満足せよ」と。「楽しさを中心に生きるなんて非現実的な”綺麗ごと”だ」と。「自己陶酔型の勘違い野郎め」と。
なるほど、それは一理あるかも知れません。それでもなお、私はこれからも存分に”綺麗ごと”を吐き続けることにします。
私はいつだって2つのことを信じているんです。たとえどんな状況にあろうとも「夢を現実的に叶えて行く方法は必ずある」ということと「全ての人間が幸せになる方法は必ずある」ということです。
最後に1つ。恥ずかしげもなくここに宣言することにします。私はいつまでたってもこの「jMatsuzaki」を、人類最良の発明である「夢」と「希望」と「未来」へ捧げます。
貴下の従順なる下僕 松崎より