私の愛しいアップルパイへ
本日新曲制作の為、ボーカルのレコーディングに行ってきました。
レコーディングといっても誰かに頼んだ訳ではなく、場所だけ借りてあとは全部自分でやります。
以前、実家にかくまわれていた頃は恥ずかしげも無く家でボーカルもレコーディングしていましたが、世を忍ぶ為にマンションに住んでいるとそうは言ってられません。
家以外で出費を抑えて自分だけでレコーディングできる。それが俺の名だ。
音楽スタジオがあれば何でもできる時代
DTMという技術がここまで発達した今、レコーディングといってもほとんど自分一人どうにかなるもんです。
それもそれなりの質を保ったままです。
最近では、固定のオフィスに縛られずに喫茶店などで遊牧民的に仕事をこなす“ノマドワーカー”というスタイルが定着しつつあります。
ミュージシャンも今や”ノマド”の時代です。”ノマド・ミュージシャン”です。
自分の機材を持ち運んで、音楽スタジオがあればどこでもレコーディングできる。それが俺の名だ。
“ノマド・レコーディング”のワークプロセス
今日やってきた方法を簡単にご紹介しましょう。
◇拠点
今回はスタジオノア 赤坂店でやらせて頂きました。
都内に数多くの店舗を持つスタジオノア。個人練習用の料金体系があるので助かります。しかもレコーディング用にコンデンサマイクが借りれる(追加料金)のが嬉しい所です。
料金:630円/1h
コンデンサマイク:210円/1h
部屋の広さは七畳、扉は二重、ドラムセット、ギターアンプ×2、ベースアンプ完備と素晴らしいスタジオでした。
◇必要な機材
レコーディングに使用する機材は以下の通りです。
・ノートPC : IBM ThinkPad T60
・オーディオインターフェース : ローランド UA-1000
・マイク : RODE NT-2 (スタジオで借用)
・ヘッドフォン:Sony MDR-CD9000ST
・ソフトウェア:Cubase 6
これがあれば極端な話スタジオじゃなくても大声出せる所ならどこでもレコーディングできます。
UA-1000はファンタム電源を内蔵しているので、コンデンサマイクも直で接続可能です。
ファンタム電源を内蔵していないオーディオインターフェースを使う場合は、ダイナミックマイクで我慢するかファンタム電源を別途用意する必要があるので注意が必要です。
◇レコーディングの流れ
流れといってもひたすら録音すれば良いだけなのですが、ポイントを2つだけ。
1.レコーディングする曲は事前に2MIXしておく
ノートPCにメインマシンで使用するVST Pluginを全てインストールするのは大変ですし、マインパワーが足りなくなるので、事前にメインマシンでオケを2MIXし、ノートPCに転送しておきます。
レコーディングの際はその2MIXされたオーディオとレコーディング用トラックの2トラックしか使用しません。
家に帰ったらレコーディングした音だけメインマシンに転送し、マスタの曲データとマージします。
2.エフェクトはかけない
エフェクトは別にかけても良いのですが、エフェクトのかかりが気に入らなくて再レコーディングになるのはもったいないです。
なので私はマイクとオーディオインターフェースを直で繋いでレコーディングします。ミキサーも通しません。
割と一人でどうにかなる
今や曲を書いてレコーディングしてマスタリングする一連の制作作業は、ほとんど全て個人でどうにかなると思います。
というよりも作品を作る上で誰かに頼まないと出来ない事なんて一つもありません。
技術の進歩はすごいもんです。プロに頼まないとまともに出来ないと躊躇する必要など無いのです。
何が言いたいかって?私の制作は順調だと言う事です!!
貴下の従順なる下僕 松崎より
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