photo credit: Nina J. G. via photopin cc
私の愛しいアップルパイへ
人間ひとり生きていくくらいどうにでもなると思って会社を辞めたのが1年前、どうにもならなくて餓死しかけたのがその半年後でした。
あなたは私という人間が常にスマートでクレバーであることを欲しているのでしょうが、今回ばかりはさほどかっこいい話ができないことをお許しください。
話は脱サラする直前に遡ります。
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脱サラして半年で貯金が0円になったときの話 ← Just Now!
脱サラして半年で貯金が0円になったときの話(2)~実家に帰る苦渋の決断をした日~ ←Next!!
脱サラして半年で貯金が0円になったときの話(3)~ガラとの出会い~
脱サラして半年で貯金が0円になったときの話(4)~実家に戻って再起を図る~
脱サラして半年で貯金が0円になったときの話(終)~さらに半年後の今の生活~
脱サラ直前の情熱でBurning!した日々
会社を辞める直前、私は情熱の炎でBurning!していました。会社を離れて自分の知恵だけを武器に自立するのは最高にエキサイティングだと感じていました。
たった2日の休息のためだけに残りの5日をドブの捨てる生活には完全に終止符を打とうと決意したのです。
私はアラモ峠で戦ったジム・ボウイになったような、OK牧場で戦ったワイアット・アープになったような、そんな誇らしい気分でした。
会社をひとりで飛び出しても、自分が心底やりたいと感じていることをなりふり構わず、無我夢中で、我武者羅に追求して行けば、必ず道は拓けると確信していました。
私の夢を支援してくれる人は少なからずいるでしょうし、支援してくれる人の中にはお金を払っても良いと考えてくれる人が少なからず居るはずです。
もちろん、恐怖が無かったと言えば嘘になります。ですから、最初の1年は特に辛い1年になると覚悟していました。
それでも、人間ひとり生きていけるくらいの収入なら自分ひとりの力で稼げるという根拠のない自信がありました。24時間365日の潤沢な時間をフルに使えば、何かしら形になるに違いありません。
この愛すべきブログだって開設当初は想像できないくらい読者が増えました。退職前の半年間は、ほとんど毎週のようにどこかで講演していました。出版社の方から声がかかり、本の執筆の企画もいくつか立ち上がり始めていました。会社に依存せず、自分の名前の上に着実に実績が積み重なってきたと実感しつつある頃でした。
失業保険を受け取るなんて気にはまったくなりませんでした。その制度にのる時間すら惜しいと思っていましたから。
独立記念パーティーを開いてもらったときの気分は最高でした。私の脳髄に走った3つの単語。「夢」「希望」「未来」。
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貴下の従順なる下僕 松崎より