20070205_180408_P2050059 / くーさん
私の愛しいアップルパイへ
@UFObeliever0000さんはかく語りき。
ウッフフン♪なるほど、良い質問ですね。
この質問はまさに氷山の一角に過ぎない!あなたも同じ疑問を持っていたはずです。良い機会ですから回答しましょう。
リッスン!
私のちぃとばかし優れた能力
随分と長い間悩んでいました。私が他人に誇れる特殊能力とは一体なんであろうかと。
最近になって気付いたのですが、私には他の人間よりもほんのちぃとばかし優れた能力が1つだけある模様です。
人生は無常です。残念ながらそれは他の何より手に入れたかった能力ではございませんでした。私が他の何よりも欲しかった能力は”何かをやってのける”能力です。
その思いに反して、私に備わっていたのは以下の能力でした。
「やめるべきと決めた事をやめる能力」
お教えしましょう。私がやめようと決めた事をやめる為に実践している内容を。
やめる為のイロハ
私が実際に取り組んでいる5つのアイデアをご紹介します。
1.文章化する
以前の記事にも書いた通り、これは絶対的な方法論です。何かをやめる為だけでは無く、何かを成し遂げようと思った時にも最初にやるべき事は一つ。
それは文章化する事です。
今回の議題をとっても同じ事です。やめるべき事をやめる為にはまず文章化しましょう。文章化しない限り、あなたの”やめるべき事”はドーナツの穴の如く、実態の無い無価値なものとなるでしょう。
日常の中でやめるべき事にアンテナを立て、やめるべき事を見つけたらその場で”やめるべき事リスト”に内容を追記するという習慣を身につけましょう。これ以上に強力なメソッドは他にありません。
2.たった1度、きっぱりと決別する
あなたが人生をやってのけようと考えるのであれば、例え楽しい事であってもこう考えるのです。
「きっぱり決別する事はできないか」と。
やめるべき事をやめる為には、きっぱり”やめる”と強く決意し、行動すれば意外とうまくいくものです。少しずつやめていこうだとか、少しずつ減らしていこうだとかは考えないようにしています。
例えば私にとって「煙草を吸う事」だとか、「TVを見る事」だとか、「徒歩で移動する事」などがそうでした。
私はたった一度の”やめる”という決意以来、煙草は一本も吸っていませんし、家にTVは置いていませんし、徒歩で移動する事もやめました。
モノクロネガ 14 / Yasuhiko Ito
3.無駄かどうかを判断する習慣を持つ
1、2で述べた事を意識してもなお、やめるべき事をやめられない場合があります。
それは、その行動を実行した時点では”やめるべき事”だったかどうか分からないものです。
行動を移した後になってその行動を振り返って初めて「無駄だった」と分かる事は少なく有りません。
ですから、私は私の行動1つ1つに対して、その行動が有益だったか無益であったかを評価する様にしています。
これを私はTogglというクラウドサービスで実践しています。
Togglには私が今行動している内容と時間を計測しております。
そして、この行動1つ1つに対して”有益”だったか”無益”だったかを、タグの使い分けによって表現しているのです。
4.やめるべき事を捻り出す
私は心配性なのです。ここまできて、それでもなお私はやめるべき事を捻り出す為の努力を惜しみません。
私は日記を書いています。この日記の雛形にはこう書かれています。
「今日やめるべきと思った事は何ですか?」と。
5.表面に現れないやめるべき事を炙り出す
これは最近注力し出した事なのですが、1~4まで実践しても“やめるべき事”として認識されないものがいくつか存在します。
それは、やるべき事の実践の中に紛れた”やめるべき事”です。
やるべき事を実行している中でもほんの少し、それはTogglで記録するのもはばかれる程の小さな時間。”やるべきでない事”をやっている場合があります。
これらは主体的に自分で記録している内は表面に現れてこない行動です。私の場合、その最たるものはTwitterやFaceBookなどにおけるSNSの閲覧時間でした。
これらはTogglの計測に表れる事もなく、集中力を発散しながら、少しずつ少しずつ時間を浪費していきます。
これらを主体的に記録していくのは不可能に近いです。
ですから、自分の意志に関係なく、自動的にWebの操作履歴を記録し、統計を出力する必要があります。
私はそれをRescueTimeとManicTimeによって実現しています。
思いのほか根が深い問題
やめるべき事をやめる。この問題は思いのほか根が深い問題です。
やめるべき事をやめる為には、まずやるべき事を見極める必要があります。その為には、今自分が何をすべきか真に理解する必要があるのです。
また、例え楽しい事であっても、無駄だとわかればそれをやめる勇気を持つ必要があります。
リッスン!
あなたが今日やめるべきと思った事は何ですか?
貴下の従順なる下僕 松崎より
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