私の愛しいアップルパイへ
そのExcelファイル、バックアップしてますか?
このシリーズでは、大事なファイルをrobocopyでEvernoteへ送る方法をあなたにお教えします。
前回まででバックアップの必要性~環境の説明までを行いました。
robocopyでEvernoteへ1日1回らくらくバックアップ!【WindowsOnly】~その1~
robocopyでEvernoteへ1日1回らくらくバックアップ!【WindowsOnly】~その2~
今回は実際の設定方法について解説していきます。
Evernoteインポートフォルダ
まずは特定のフォルダにファイルが置かれたら取り込む設定を入れておきましょう。これはEvernoteのインポートフォルダ機能で行います。
具体的な設定方法はika先生(@ika621先生)にお任せすることにしましょう。
ちなみに私の設定はこうです。
Evernoteへ送るファイルは元ファイルのコピーなので、ソースは削除の設定にしてあります。
タスクスケジューラ + robocopy
それでは定期バックアップの設定を入れていきます。
▼まず「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「システムとセキュリティ」⇒「管理ツール」⇒「タスクスケジューラ」をクリックします
※表示形式によっては「システムとセキュリティ」への遷移は不要
▼「タスク スケジューラ (ローカル)」か「タスク スケジューラ ライブラリ」を選択し、画面右の[タスクの作成]をクリックします
▼タスクの作成画面が表示されたら「全般」タブで以下の設定をします
1.「名前」に任意のタスク名を指定する
2.「タスク実行時に使うユーザアカウント」に任意のユーザを指定。今ログインしているユーザでも、作成済みの別ユーザでも良い。ただし、バックアップ元、バックアップ先のファイルへアクセスできる権限が必要
3.スリープ中などにバックアップするため、「ユーザがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」にチェックを入れる。
4.システムファイルなどをバックアップする場合には「最上位の特権で実行する」にチェックを入れる。通常は不要
▼「トリガ」タブで「新規」ボタンをクリックし、バックアップ頻度の設定をします
1.「設定」欄でバックアップの頻度を指定する
2.「有効」にチェックを入れる
※その他の設定は好みです
▼「操作」タブで「新規」ボタンをクリックし、robocopyを呼び出す設定をします
1.「操作」プルダウンで「プログラムの開始」を指定する
2.「プログラム/スクリプト」に”robocopy”と入力する
3.「引数の追加」に”コピー元のファイルパス Evernoteのインポートフォルダのパス“を入力する
▼「条件」タブでスリープ中でもバックアップが走るように設定します
1.「タスクを実行するためにスリープを解除する」にチェックを入れる
※これで、あなたが寝ている間に自動でEvernoteにファイルがバックアップされます。ただし、PCがスリープ中であることが条件です。シャットダウンしてしまうと動きませんのでご注意を
▼タスクが追加されるので、タスクを右クリックし、動作確認のため「実行」をクリックします
▼Evernoteを確認し、ファイルが取り込まれていることを確認します
バックアップを設定しよう
おめでとうございます。これで無事あなたの大事なファイルは定期的にEvernoteが取り込まれるようになりました。
今回紹介した「タスクスケジューラ」 + 「robocopy」の組み合わせで複数のタスクを作れば、様々なファイルを様々な頻度でバックアップできます。
また、もちろんEvernote以外へのバックアップに使うことも可能です。バックアップは非常に奥が深いものですので、ぜひ最適なバックアップ方法を模索してみてください。
貴下の従順なる下僕 松崎より
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