我が時間管理の目標はリマインダを全て無くすことである

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私の愛しいアップルパイへ

リマインダを活用してますか?

私は時間管理というかタスク管理というか、そういったものと本格的に対峙するとき、そこには1つの目標がありました。

それは「リマインダの設定を全て無くすこと」です。

これは夢というか大いなる野望のようなもので、全くリマインダなんてものが一つとして必要なくなったなら、それはなんて素晴らしいことだろうと密かに思い続けてきました。

リマインダは望ましい状態か?

私が”リマインダ”といっているのは、時間が来たら自動的にiPhoneなどのポップアップ表示を巧みに使って、プッシュ通知される情報のことです。

朝6時50分になったら「汝、朝飯を食え!」とか、朝8時になったら「汝、腕時計を忘れるな!」とか、昼14時になったら「汝、昼食のカロリーを入力せよ!」とか、夜22時になったら「汝、睡眠をとれ!」とかを通知して、予定を思い出させるものです。

ここまで細かく高度にリマインダを駆使出来てる人は少数かもしれません。しかし毎月20日になったら「汝、家賃を振り込め!」のような通知をしてる人は結構居るでしょう。

リマインダ

これは確かに「おお!何故だ!なぜ私は忘れてしまったのだ?!」という状態よりはよっぽどマシですが、最も望ましい状態とは私には思えませんでした。

“予防的に時間を使う”ということ

私は常に“予防的に時間を使う”ことに力を注いでます。”予防的に時間を使う”というのは、あらかじめ行動は予定されていて、問題は対策されていて、将来は予測されていて、人生に”緊急”という文字が入る余地がない状態です。

我もまだまだ改善の余地がありますが、このような隅々まで完全にコントロールされた状態が生み出す快感は、きっと最高の享楽であり歓楽であり悦楽であると確信しています。

“リマインダ”の話に戻りましょう。

通常”リマインダ”はほとんど予期せぬ出来事として突如現れて、無邪気に私に語りかけてきます。これはどちらかというと”忘れてしまっている”状態であって、”完全に予定されている”状態では無いのです。

“リマインダ”が私に語りかけてくると、その瞬間その内容は緊急のタスクとして私の現実に乱暴に割り込んできて、とても”予防的に時間を使っている”感覚では無くなります。この時私は完全に受け身なのです。

1つのタイムラインで予定をたてる

一般的な”リマインダ”の問題点は、私の現実とは別に”リマインダ”用のタイムラインが存在していて、時がくると急に私の現実に割り込んでくる点です。

この時発生するコンテキストスイッチは酷く有害で、とても正気を保っていられる自信がありません。

問題を解消するには、リマインダの内容も含めて1日の行動を全て1つのリストに組み上げる必要があります。私の現実をあらかじめ作成された1つのタイムラインに統合するのです。

私は常に今やるべき1つのことに注意を払っていればよく、そこには突如割り込んでくる乱暴者はいません。全てはあらかじめ予定されていて、重要なものから順に並んでいるのです。

素晴らしき哉、もはや”リマインダ”からは完全に解放されていて、誰かが私に語りかけてくることはありません。私は受け身である必要はなく、必要なときに主体的にリストを見に行けば良いのです。

これを私はTaskChuteで実現しています。

それでも残ったリマインダ

毎朝Googleカレンダーを見る習慣を作り、今後一週間の予定をあらかじめリストに組み込んでおくようにしてやれば、予定のリマインダを設定する必要は無くなります。

昼食のリストの最後にカロリーを入力する行動を予定として組み込んでやれば、カロリーの記録を促すリマインダは必要なくなります。

このようにリマインダを1つ1つ予定された行動に組み込んでいけば、リマインダは減らせます。

しかし、まだまだ私の生活には改善点があって、完全にリマインダからは解放されていません。現在主要なリマインダは2つあります。

1つは今やるべき行動の残り時間をカウントダウンするタイマーです。まだまだ予定と実績を完全に一致させることは難しく、今の行動はあと何分で終わらせるべきなのかは、外から語りかけてもらう必要があります。

カウントダウン

もう1つは今考えることのリマインダです。私のデリケートな頭が今いったい何を考えているのが望ましいのか、定期的に自分にメッセージを送るリマインダです。

これは必要不可欠な思考の質のコントロールとなっています。

考えるべきことのリマインダ

このリマインダは少しずつ頻度を下げており、現在は朝8時から夜6時まで、1時間に1回リマインダを設定すれば十分になりました。しかし完全に無くすにはまだまだ時間がかかりそうです。

あとは電話が無くなれば最高なのですが、それにはもっと時間がかかりそうです。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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