私の愛しいアップルパイへ
私は今まで2回に渡って月次レビューと週次レビューが持つ役割と、それらを実行する際の心構えについて解説しました。
・これからの1ヶ月、1週間を真剣に考えてみないかい?
・これからの1ヶ月、1週間を真剣に考えてみないかい?~その2:レビューの心構え~
次に私が話さねばならないのは、レビューによって作成される金色のレポートについてです。
レビューのゴール
あなたはもうご存知かと思いますが、私の頭にはどうにも固いところがあって、何ごとにも明確なゴールを求めようとします。
「何がいつ始まって、何がいつ終わったのだろうか?」
こんな風になるのは私にはどうにも受け入れがたいのです。それは、月次レビューと週次レビューにおいても同じです。
レビューというものがどう始まって何をもって終わりとするのか、私はこれを明確にするために1枚のレポートを作成することにしています。
月次レビューでは月次レポートを、週次レビューでは週次レポートをEvernoteに作成するのです。
レポートの形式
月次レポートも週次レポートも構成はほとんど同じで、大きく3つのセクションに分かれます。
それは所感、計画&評価、稼動統計の3つです。
所感
所感では今月/今週の出来事を振り返り、質問に答えるかたちで感じたことを文章化していきます。そこから次の私に送るべき箴言を見出すのです。
何も無いところから思いつきで書いては意味が薄れてしまうので、週次レポートでは日記を読み返しながら所感を書き、月次レポートでは週次レポートの所感を読み返しながら書いていきます。
こうすることで、”5ヵ年計画⇒年間計画⇒月間計画⇒週間計画⇒1日のタスクリスト”と順々に落とし込まれた計画が、今度は逆方向に”日記⇒週次の所感⇒月次の所感⇒年次の所感”と吸い上げられていきます。そしてこの吸い上げられた所感は次の計画に活きていくのです。
これにより天空に向かって螺旋状に続く習慣が出来あがります。
計画&評価
次は計画と評価です。今月/今週の評価をするとともに、来月/来週の計画をたてます。
評価では計画が達成できたかどうかを”OK or NG”で記載しつつ、備考欄に一言コメントを書いていきます。
計画は上位の計画から落とし込んで細分化するだけなので、そんなに悩むことはありません。
年間目標でたてた毎月の目標を毎週の目標に落とし込むのが月次計画。月次計画でたてた毎週の目標を毎日の目標に落とし込むのが週次計画です。
稼働統計
最後に稼働統計です。ここではTaskChuteとRescueTimeを使って、行動の実績を確認します。
確認するのは、時間管理マトリクスの領域ごとの割合、睡眠時間、そしてPCで使ったソフトごとの時間です。
尚、時間管理マトリクスとは”重要度”と”緊急度”による分類で、詳細については以下の記事にまとめていますので、興味ある方はチェックしてみて下さい。
記録を残してスッキリしよう
レビューや計画をどこまで細かくやるかは悩みの尽きないところです。
私のやり方をひどく面倒だと思う方も居るかもしれませんし、まったく物足りないと思う方も居るかもしれません。
いずれにしても大切なことは、未来に対する漠然とした不安を取り除き、没頭すべきことに没頭できるようにすることなのです。
自分が今何に向かって走っているかを明確にすることは大きな価値があります。さもなくば、”気づいたら立ち止まっていた”なんてことになりかねないからです。
貴下の従順なる下僕 松崎より
ネクストッ! >> これからの1ヶ月、1週間を真剣に考えてみないかい?~その4:レビューでやること5ステップ~
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