夢を糧にひとりで食べていくつもりなら、プロダクトを作り込んでいるだけでは死ぬ

カテゴリ: フリーランス

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photo credit: WarmSleepy via photopin cc

私の愛しいアップルパイへ

先日、知人の一人である勇敢なカウボーイに一冊の本を勧められました。

この本を読んで分かったのは、私が会社を辞めてからの半年は全て1つの大きな失敗だったということです。ひとりでプロダクトを作ってあなたに提供する私のやり方は、本書の中で最も工夫を欠いた原始的なモデルだと記されていました。ガッデム、、、

プロダクトのバリューを高めるだけでは片手落ち

1人の人間が自分の理想の世界を徹底的に追求しようと思ったら、その理想をプロダクトとして人に提供することなしには自立した活動はできません。

本書にはそんな個人が、自らのプロダクトで生計をたてるための方法や考え方が書かれています。プロダクトの作り込みにあたるバリューの部分と、プロダクトを提供するシステムの部分を明確に分けていて、本書に書かれているのは後者の部分です。

私が今まで行なってきたセミナーを例に見てみましょう。あなたを対象にメインテーマを考え、開催場所やチケット代を決めていきます。告知ページが用意できたら、ブログやSNSなどを通して告知開始です。あなたに興味を持って頂けたらWebからセミナーに申し込んで頂き、チケット代はイベント開催日までに指定の講座に事前振込みして頂きます。

言いたいことはたくさんありますから、あとは徹底的にコンテンツを作り込んで、プロダクトのバリューを高めていきます。スライドの作り、話の流れ、全体の展開、ワークの構成など。より良いものを提供すれば道はひらけるかもしれないと考えていたのです。

結局、サラリーマン時代の考え方から抜け出せていませんでした。「おお!誰か!私にタスクを与えてくれ!タスクさえあればそれを見事にこなしてみせようぞ!!」と。創造性が欠如していました。

なにをやるかより、どうやるかの方が大切

本書を読むと上記のやり方が「ターゲットの選定」「商品そのもの」「プロダクトの調達」「課金方法とタイミング」などあらゆる面で、見事なくらい凡庸で原始的なやり方だと分かります。

もちろんコンテンツの作り込みは大切ですしこだわりを持つべきですが、そこはまだスタートラインです。それをどういったシステムにのせて提供していくかを考えなければ、いくら頑張ったところで収益は変わりません。

バリューを高め続けただけでは、チケットが売れるわけでも無ければチケットの値段が上がるわけでもありません。奇跡的な確率で、コンテンツに惚れ込んだ方が次のどデカい案件を依頼しに来てくれるかもしれませんが、それではまさに神頼み。失敗するべくして失敗するわけです。

なにをやるかが決まったら、次はどうやるかを考えることです。そのアプローチは本書に詰まっていました。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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