ウェルスダイナミクスとは何か?ストレングスファインダーの違いは?

私の愛しいアップルパイへ

弱みを改善することに力を割く様な愚行を犯さず、自らに備わる唯一無二の強みを活かす

これは私がいつも最優先しているシンプルな信念ですが、この信念を貫徹するためにパワフルな効果を発揮しそうだと目をつけているのがウェルスダイナミクスです。

ウェルスダイナミクスは8種類に分類されるプロファイルを元に、自らの力を最大限発揮する方法を教えてくれるシステムです。

我が友人のカウボーイたちがウェルスダイナミクスを活用したコーチング/カウンセリングを行なっていると聞きつけ、私はいち早くその体験に言ってきました。

これが大変面白いものでしたので紹介します。「ストレングスファインダー」という人間の強みを診断してくれる有名なサービスがありますが、ストレングスファインダーとはどの様に違うのかを紐解きながらウェルスダイナミクスの特徴を見ていきましょう。

▼ちなみにウェルスダイナミクスの簡易診断はこちらからできますので、まずは簡易診断を受けてみるのがオススメです。

ウェルスダイナミクスとは?

まずもってウェルスダイナミクスの概要について簡単に説明しておきましょう。ウェルスダイナミクスはロジャー・J・ハミルトン氏が考案したシステムです。

▼公式サイトはこちら。
ウェルスダイナミクス|一般社団法人 日本適性力学協会公式サイト – こんな時代だからこそ、自分に帰る、本質に戻る・・ 自分だけの「富への近道」を発見する

ウェルスダイナミクスでは、人の強みをプロファイルと呼ばれる8つの分類で診断します。どんな人も、この8つのうちのどれかに該当するという考え方です。

性格プロファイリングは古くからありますが、ウェルスダイナミクスは古代中国の哲学体系である「易経」の影響を受けてカール・ユングが再構築した心理測定テストを基礎としているそうです。

他の強み診断系のサービスと比べて、ウェルスダイナミクスが特にユニークな点は、強み診断に加えて「富を増やす」という方向性が強いところです。考案者であるロジャー・J・ハミルトン氏の著書には「億万長者 富の法則」というドストレートなものもあります(原題は「Your life your legacy 」なので、翻訳時に煽りすぎただけという感じかもしれません)。

この若干のきな臭い感じと、あまりに人を型にはめすぎる感じを受けて敬遠していた部分があったのですが、今回あらためてウェルスダイナミクスについて調べてみたら、ウェルスダイナミクスにおける「富」というものの定義がグッとくるものだったので印象が変わりました。

富とはあなたの所有するお金のことではありません

富とはあなたが所有するお金を全て失ったときに残される物のことです

公式サイト内「ウェルスダイナミクスの基礎」より抜粋

富とはお金を失ったとしてもなお残るもの。それはつまり、知識や知恵、信頼関係や人生戦略などのことです。

七面倒くさい説明を省いて一言でまとめると、ウェルスダイナミクスとは、自分の強みを見つけ出し、お金に変えられないもの(=富)を増やす戦略を私たちに教えてくれるものといえるでしょう。

ウェルス・ダイナミクスとストレングス・ファインダーの違い

今回、ウェルスダイナミクスの無料簡易テストと有料のプロファイルテストの2つを受け、加えて公式の講師によるウェルスダイナミクスの概要と活用方法についてのレクチャーを受けました。

▼ちなみに私の詳細プロファイルテストの結果は「メカニック」でした。システムを改善したり、物事をシンプルにしたり体系化したり、物事をうまく完成させたり、クリエイティブな思考が必要とされる問題解決を行ったりと、物事を分解して組み立て直すのが得意なプロファイルだそうです。ヘンリー・フォードやジェフ・ベソス、マーク・ザッカーバーグやティム・クックがメカニックだそうです。

ウェルス・ダイナミクスは強み診断としてデファクト・スタンダード化しつつあるストレングス・ファインダーとどう違うのか、今回のテスト結果&レクチャーを受けて感じた点を3つに整理してお伝えしましょう。

人の強みをシンプルに4つに分類するシンプルなウェルスダイナミクス

ウェルスダイナミクスの無料簡易テストでは人を「ダイナモ」「ブレイズ」「テンポ」「スチール」という4つの方向性で分類していきます。それぞれの分類の掛け合わせがあるので、詳細なプロファイルテストでは人を8種類に分類した結果を得られます。

一方ストレングスファインダーでは、人の強みを34種類に分類し、その中から上位5つをもってその人固有の強みとしているので、約3,000万通りの強み診断が可能となっています。

基本的にストレングスファインダーは人の強みはその人固有のユニークなものと見ているので、ストレングスファインダーの方が人の個性を表すことに長けています。パターンだけでも3,000万通りあるので、今まで全く同じ診断結果になった人には出会ったことがありません。

一方、ウェルスダイナミクスは簡易分類で4つ、詳細でも8つとかなり思い切った分類をしています。この点がストレングスファインダーと圧倒的に違うところでしょう。

ただ、だからといってウェルスダイナミクスの方が大雑把で使い物にならないというわけでもありません(私は今回の講習を受けるまではそう思っていましたが…)。

この後お話しする通り、あえて人を思い切った分類によって型にはめることで、大きく2つのメリットがあると感じました。

チーム・ビルディングに活かしやすいウェルスダイナミクス

第一に、簡易で4つ、詳細でも8つという思い切った分類なので、ウェルスダイナミクスの考え方を少し学べばかなり正確に人のテスト結果を当てられるようになれるのです。

実際、私も講習を受けて以来、人のウェルスダイナミクスの結果を想像してから実際のテスト結果を聞くといったことをやってみたのですが、ほぼ100発100中でした。

これの素晴らしい点は、ウェルスダイナミクスのテストを実際に受けてもらわなくとも、ある程度はウェルスダイナミクスの概念をチーム・ビルディングのサポートとして使えるということを意味しています。

ストレングスファインダーでも、ウェルスダイナミクスでも、基本的な考え方は「自分の弱みは人にサポートしてもらい、自分は自分の強みとしている分野に集中しよう」です。つまり、自分の弱みを強みとしている他人とチームを組んで相乗効果を狙うのです。

しかし、ここにストレングスファインダーの欠点があります。ストレングスファインダーは3,000万通り近い分類のしかたをしているため、他人の強みを知りたかったらテストを受けてもらうしかないのです。しかもテストは有料ですから、たまたまテストを受けたことがある人でなければ、人の強みなど分かりようがないのです。

つまり、ストレングスファインダーをもとにチームを作ろうと思っても、実際にみんなにテストを受けてもらわなければならない、もしくはテストを受けたことのある人から選ばなければならないという制約があり、チーム・ビルディングに活かすのは大変難しいのです。

一方、ウェルスダイナミクスでは相手と何度かやり取りしただけでもかなり正確にテスト結果を類推できるので、チーム・ビルディングに活かしやすいことになります。

内省的ではなく戦略的に活かせるウェルスダイナミクス

第二のメリットは、(これはウェルスダイナミクスについてあまり知られていない側面だと思いますが)、ウェルスダイナミクスには詳細なプロファイルテストで得られたプロファイルごとに、かなり明確かつ詳細に富を増やす戦略を教えてもらえるのです。

ストレングスファインダーは先にも述べた通り、人ごとの強みはユニークであり、テスト結果もほぼ自分独自のユニークな結果として得られます。

これは自分の詳細な強みを見つけ出し、自覚するためには役立ちますが、自分のタイプごとの明確な戦略というのはありません。というか、たてようがないのです。テスト結果が3,000万通りあるなら、3,000万通りの戦略が必要となりますが、それはとても現実的とはいえません。

ウェルスダイナミクスは4つまたは8つしかタイプがないため、それぞれのタイプごとの一般的な戦略の立て方についても詳しく言及してくれています。これは、人の強みを8つに分けるという大胆な分類をしているからこそ可能なことです。

自分にあった戦略をたてる、もしくは自分のタイプにおける一般的な戦略、もしくは自分と同じ強みを持った先人に学ぶという道がとれるのがウェルスダイナミクスの良いところです。

ストレングスファインダーは内省的に活かせるサービスでしたが、ウェルスダイナミクスは戦略的に活かせるサービスだと感じました。

ウェルス・ダイナミクスが予想以上に完成されたサービスで見方が変わった

最近では強み診断系のサービスが散見される様になりましたし、正直ウェルスダイナミクスなんて劣化版ストレングスファインダーなんじゃないの?と思っていました。

今回、講習を受けてこの考え方は完全に変わりました。ウェルスダイナミクスは大変ユニークでエキサイティングでダイナミックでエキセントリックでファンタスティックであることがよく分かりました。

これからも継続してウェルスダイナミクスに基づいたコーチング/カウンセリングを受けていこうと思いますので、さらなる情報が届きましたらまたご紹介します。

▼ちなみにウェルスダイナミクスの簡易診断はこちらからできますので、まずは簡易診断を受けてみるのがオススメです。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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