私の愛しいアップルパイへ
オーディオブックを活用してますか?
オーディオブック評の第二弾は勝間和代さんの「効率が10倍アップする 新・知的生産術」です。
手に取った経緯
先月参加した2つのセミナーで立て続けに紹介されていたのが勝間和代さんのこの本「効率が10倍アップする 新・知的生産術」でした。
「”効率が10倍アップする”か。いつか読もう。なぁに、人生はまだ長いさ。」などと思いつつ今までなんとなく後回しにしていたのですが、タチさんと北さんの2人がお勧めしているとなれば読まない訳にはいきません。私はセミナーから変えると無我夢中でchromeを立ち上げ、Febeへアクセス。オーディオブックを購入したのです。
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効率が10倍アップする新・知的..
- 勝間和代
- 定価:1575円
こんな疑問を解決
本書の要旨を簡単にまとめましょう。本書はあなたの以下の様な疑問を解決してくれます。
- 情報を効率的にインプットする為のツールは?
- 情報を効率的にインプットする為の思考法(フレームワーク)は?
- インプットした情報をどうアウトプットに繋げる?
- インプットからアウトプットを生み出すコツは?
- 継続的にインプットとアウトプットを実践するための生活習慣は?
- アウトプットから人脈を作るコツは?
ききどころ
それでは私のハートに火をつけた本書の”ききどころ”をいくつか紹介しましょう。
細部までこだわる一貫した態度
なによりも感銘を受けたのは、効率化や生産性というものに徹頭徹尾こだわるその態度です。なんとも逞しく、頼もしく、そして刺激的です。お手本にしたい態度です。
フォトリーディングや親指シフト、マインドマップなどの技術や、MECEやピラミッドストラクチャーなどの思考法など、日常の細部までこだわり抜くその姿勢を垣間見れただけでも、本書を聴いた価値があると思えます。
スピード重視の読書投資法
目が覚めるほど衝撃的だったのは読書術です。ここで語られている読書術を端的に説明すると、本に線を引いたり1つ1つのセンテンスを丁寧にまとめ上げたりする位なら、同じ分野の本を数冊買って、スピード重視で全てをサッと読んだ方が生産性が高いという読書術でした。
この質を量でカバーする考えに妙に納得しました。私も今までは本に線引いたりする派だったのですが、最近はその線を引いたりまとめたりといった行為がボトルネックとなっていると感じ始めていたためです。読書量を増やしたことで、作業が読書のスピードに追いつかなくなり、どうしたものかと悩んでいました。
読書の質を量でカバーする。Greeeeeeeaaat!です。
生活習慣術
最も興味深かったのは、知的生産は頭だけでなく身体全体のバランスに依存しているとし、生活習慣の改善を説いている箇所でした。具体的には、禁煙や禁酒、睡眠時間の確保、運動による体力づくり、健康的な食事などについてです。
こういった生活習慣のコントロールというものについて、私は非常に興味があります。
本書では、睡眠は情報整理と記憶の定着、そしてストレス軽減のための投資だとして、6時間~7時間の睡眠時間を確保することを薦めています。私はこれを読んで6時間睡眠へ移行することを決意しました。
また「汝、聞け、、、集中力が続くか続かないか、これを圧倒的に左右する要素が1つある。それは、、、それは体力があるかないかなのだ!集中力の持続に神秘が必要不可欠だとでも思ったか?!違う!!集中力は体力の有無に過ぎん!!」とする話も大変興味深い箇所でした。考えるには体力を使うから、運動しようというシンプルな考え方には妙に納得させるものがあります。
頭に良い食生活というのも今後取り組みたくなる考え方でした。過食を避け、カロリーを抑え、栄養バランスを保つこと。食生活が知的生産と密接に結びついているという意識が必要なのです。
オーディオブックが聴きやすい
Coooooooolなことに、オーディオブックとして非常に聴きやすいという点も評価したいところです。
章の最初にトピックを並べ、その後はトピックごとに詳細を記述するというピラミッド構造的な構成美が、オーディオブックとして非常に聴きやすいのです。
また、最終章では全体の重要なトピックを振り返れるようになっているのも素晴らしいです。全てのオーディオブックがこの構成だったらと思うほどでした。
オーディオブックは細かい目次などを見ることができないので、この構成は内容の理解を大きく助けてくれます。
納得の一冊
4年も前の本なので、テクノロジー的な部分は若干古臭いところはありますが、本書で書かれている姿勢や態度、考え方や習慣などは、時代に関係なく学ぶところが多くあります。
明日からできる具体的なアイデアも無数にあり、かの2人が薦めるのも納得な一冊でした。
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効率が10倍アップする新・知的..
- 勝間和代
- 定価:1575円
貴下の従順なる下僕 松崎より