時計を持つよりコンパスを持つこと ~第6回タスクセラピー講演内容~

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20121021144404

私の愛しいアップルパイへ

今年最後となる第6回タスクセラピーが開催されましたのでコーチとして参加してきました。

ここで私は「7つの習慣」を題材としたタスク管理、時間管理についてお話をしています。興味がわいてきましたか?それでは、そのさわりの部分を簡単に紹介しましょう。

時計を持つよりコンパスを持つこと

「人間は自分の意志を厳密に再生産することができない」

誰の言葉かは忘れましたが、どこかの哲学者の言葉です。

私たちは刺激に対して敏感に反応しています。犬を見て可愛いと思う時もあればうまそうだと思う時もあります。意識は常にフラフラと漂っているものです。以下の画像を見てください。

ケーキを見ればあなたは「食べるべきか否か?」と自分に問いかけるでしょう。

「○○すべきか否か?」

良い質問です。「○○すべきか否か?」はこの世で最高の質問のうちの1つです。私はこうは書きませんでした。「食べたいと思うか?食べたくないと思うか?」と。

ここでは“食べたいかどうか”はもはやさほど大きな問題では無いのです。大切なのは”食べるべきか否か?”という質問なのです。

私がダイエット中なら、どんなに食べたいと思ってもケーキを食べるべきでは無いかも知れません。私がケーキ屋の店長なら、どんなに食べたくなくてもケーキを食べるべきかも知れません。

私たちは刺激に対して反射的に様々な反応をしますが、それが良い反応か悪い反応かを直観的に判断できるのです。そして刺激に対する反応を自ら選択できるのです。なぜなら人によって程度の差こそあれど、私たちは「自分が何処に向かっているか?」を知っているからです。

それはまるで川を流れる水のようにです。川の流れに沿っていれば良い反応であり、川の流れに逆らっていれば悪い反応になります。

そして「自分が何処に向かっているか?」を明確に理解していれば、より力強く自らの反応を選択できるでしょう。

スピードや効率の問題ではないのです。「7つの習慣」風に言えば”時計”でなく”コンパス”を持つことです。

より早くより多くをコントロールする”時計”を持つよりも先に、自分が何処に向かっているか正しい方向を指し示す”コンパス”を持っていなければならないのです。これは太陽の光によって明らかなことです。

“コンパス”を持っていなければ、いくら時計を見ながらスピードと効率を追求したところで無意味なのです。

次回タスクセラピーは年明けの2月を予定!

私たちはみな向かうべき場所が違います。向かうべき場所そのものを共有することは出来ません。しかし、向かうべき場所を探す手伝いならできるはずです。正しいコンパスの作り方です。

今年のタスクセラピーは今回で最後となりますが、年明けは2月頃から再開を予定しています。

是非正しいコンパスの作り方を聞きに来てください。

▼参考記事

個人のミッションやビジョンを血や肉として日常生活に定着させる7つのアイデア | jMatsuzaki

 

夢を現実化させる最初の運動!「ミッション・ステートメント」を作ろう!! | jMatsuzaki

 

貴下の従順なる下僕 松崎より

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