秘伝!6年間ブログで生活するうえで注力してきた運営術5つとその解説

カテゴリ: ブログの書き方

私の愛しいアップルパイへ

2011年8月1日にこの愛すべきブログを開設。1年後の2012年9月25日にはこの愛すべきブログをアラモ峠としてブロガーとして独立しました。

それ以来6年に渡ってブロガーとして生計を立て、2017年10月2日にはブログ名を冠した「jMatsuzaki株式会社」を設立したことはあなたもご存知の通りです。

なぜ長年連れ添ってきたあなたに今一度こうして私の分かりきった経歴を綴っているのか不思議でしょうか?それは私が紳士であるが故だと答えておきましょう。

さて、私は事業の軸としてブログを捉えていますから、やはりブログ運営には普通のブロガーと比べて並々ならぬこだわりがあります。今日はそんなブログ運営のこだわりを5つにまとめて整理しましょう。

スペースの関係上、どうしても概要レベルに留まりますが、これからブログをはじめたり、いまのブログに停滞感を覚えているなら役に立つはずです。

6年間ブロガーとして生活するうえで注力してきたブログ運営術5つとその解説

それでは私がブログ運営で特に注力している5つのポイントを解説します。言うまでもなくブログ運営方針は人によって異なるものですが、私が日々どのようなことに気をつけてブログを運営しているかが参考になれば幸いです。

ファン化を目指した「運営術」

まずブログ運営で最も気をつけているのは、ただアクセスを稼いだりリピーターを増やすことではなく「ファン」になってもらうことを目指すことです。

ファンになってもらうとは「あなたの記事だから読む」と思ってもらえるようにすることです。これは書籍を執筆したり、講演会を開いたり、他のメディアに記事を寄稿したときにもそれらを読んでくれる読者がきちんといることを意味します。このような方向性を目指すとき、ブログのプロフィールページをしっかり作り込んでおくことは必須です。

また、SNSとブログをうまく棲み分けることで相乗効果を発揮することも意識します。 私は主にTwitterとFacebookを使っていますが、SNSではファンとの交流やブログを味見できる場所として使います。メインで使うSNSには記事の更新情報だけでなく、なるべくオリジナルコンテンツも出すように意識します。

もちろん新規流入を疎かにするわけではありません。自分を売り出したいキーワードを決めて、まずはそのキーワードに関する記事を100記事書くことを目標に執筆を続けます。特に最初は固有名詞の記事を書きためることで少しずつそのキーワードでの影響力を高めていくのがコツです。

つい最後まで読みたくなる「文章術」

記事の中身についても見ていきましょう。ブログの文章で最初に意識すべきは「本文を最後まで読んでもらうのは難しい」と肝に銘じることです。

ブログは無料で読める分ライバルも多く、読む価値があるかを一瞬で判断される傾向にあります。つまり、記事の更新情報が目に入ってもタイトルだけ読んでスルーすることもあれば、記事を開いても読むのが面倒だと思われれば1秒で閉じられることもあります。

ですから、このことを受け入れて「飛ばし読みでも読みやすい記事」を書くことです。タイトルには結論が提示され、見出しだけ読んでだいたい主張が分かるようにしておきます。記事が長い場合には目次や要点を箇条書きにしておくことで、記事を読んだら何が分かるか判断できるようにするのです。

そのうえで、自分ならではの味を出すことに注力します。単なるテクニカル・ライティングでは読みやすい記事は書けても誰でも書ける記事にしかなりません。自分ならではの記事になるようにクリエイティビティを発揮するのです。言うなれば、「猿でも分かるように書く」と同時に「自分だけの色が出るように書く」ことを両立することが求められるのです。

つい長居したくなる「デザイン」

デザインに関しては文章術を補完するように「読む負荷を下げること」が最優先です。

特に記事のタイトルと見出しは記事の顔になりますから、フォントサイズやデザインはどのデバイスで読んでも読みやすくなるよう注意します。意外とありがちなミスは小見出しを強調しすぎて大見出しがどっちか判別しづらくなることです。初見で「タイトル>大見出し>小見出し」が分かるようにしましょう。

また、本文に関しても読みやすいようにフォントサイズ、文字間隔、段落上下の余白などに配慮して調整ます。この辺りは色々なデバイスで自分のブログを何度もチェックする忍耐強さが求められます。ここまでは美的センス不要ですから、開設してから早いうちに手をつけたいところです。

また、デザインにはブランディングの役割も少なからずありますので、ブログを運営する中で自分のスタイルが固まってきたらそのイメージに合わせてデザインも調整します。私であればテーマカラーは赤と黒で、デザインはポップやモダンやフラットに偏りすぎないようにしています。このあたりはプロのデザイナーさんに依頼するのがオススメです。私もブログデザインは専属のデザイナーさんに一任しています。

デザインに関して最終的に「あともう1記事読んでみよう」と思ってもらえることを目指します。

ブログ戦略を尖らせる「アクセス解析」

最初はあまり意味がないものの月間3万PVを超えたあたりから威力を発揮し始めるのがアクセス解析です。月間のPV数くらいしか意識してない人が多くて大変もったいないです。

アクセス解析は読者さんからの無言のフィードバックなのです。この貴重なフィードバックを読み解けば様々なことに活かすことができます。

ツールは最低限Google Analyticsさえ導入してあればまず大丈夫です。当然Google Analyticsは導入してからのデータしか取れませんので、導入自体はブログ開設時に済ませてしまいましょう

アクセス解析のチェック項目ですが最低でも「新規読者を増やす」「固定読者を増やす」「ファンを増やす」「収益を増やす」といった目的ごとにチェックする項目を決めて定期的に解析することが大切です。

一過性の変化で右往左往しないように月次でデータを整理し、過去1年のデータを見ながら長期的な視点で課題をあぶり出します

ちなみに、感覚的には3万PV以下なら特別ペナルティを食らっているなどの問題がない限りあまりデータは気にせず、良い記事を書くことに専念した方がいいです。

新規読者の流入を増やす「SEO」

SNSやメルマガなど情報発信のツールは数あれど、ブログの一番の強みは「検索できること」です。そのため、ブログの新規流入は主に検索エンジンからの流入に頼ることになります。

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」を意味します。書いた記事がきちんと検索エンジンを通して検索にヒットするように対策することです。良質な記事が溜まっている状態でSEOにも意識を向ければ、多くの人に記事を読んでもらって読者を獲得することができます。

SEO項目によっては後から一気に対応することが困難で、最初からSEOを意識しながら記事を書いたほうが効率的なものも多くあります。ですからブロガーはなるべく早い段階で最低限のSEOの知識を持っておくといいでしょう。今回は最初に最低限気をつけることを3つ紹介します。

第一に、タイトルと見出しには検索してほしいキーワードを入れるようにしましょう。基本的には「ブログ」「書き方」のように2〜3の検索キーワードを盛り込むのがいいです。

第二に、文章術でお話しした「読者にわかりやすい記事を書く」ことに加えて、「ロボット(検索エンジン)にもわかりやすい記事を書く」ことも意識しましょう。

ロボットにもわかりやすい記事とは、htmlタグに対応するものには正しいタグを正しく使うことです。例えばブログのロゴがあるヘッダー部分にはheaderタグを、メニューバーにはnavタグを、hタグはh1から順番に、順不同の箇条書きにはliタグをといった具合です。これらは後で修正していくのは大変ですから最初から意識的に取り組んだほうがいいです。

htmlと聞くとややこしいと思うかもしれませんが、ブログの文章を書く上で必要なタグはそんなにありませんので、最低限は理解して使っていきましょう。

第三に、ブログサービスの機能ですが、独自ドメインの利用と301リダイレクトは必須機能です。これはブログサービスを選ぶときに必ず確認し、もし使えない場合にはそのリスクについてきちんと理解した上で選択しましょう。

▼いずれも以下の記事で詳しく説明しておりますので、ご参考にどうぞ。

ブログを開設するときに絶対に確認しておいて欲しい2つの機能

それ以外にもSEOとして行う項目は無数にあるのですが、後から一気に対応できるものも多いので、まずは上記3点を意識してみてください。

ブログを通して自分の名前の上に信頼を築いて選択肢を増やす

これからの時代は特に個人ブログのような情報発信が重要になってきます。

「いまさら個人ブログなんて…」と思うことなかれ、むしろ大企業のオウンドメディアが乱立し、AIによる自動記事執筆が広まりつつある今こそ、個人ブログのような「人間味」が重宝される時代に突入します。

個人ブログの大いなる魅力の一つは、個人名の上に信頼を築けることです。このような活動は仕事の選択肢を広げて柔軟な働き方を支援してくれます。

今日はブログ運営のポイントとなるところとその戦略を全体的に整理しました。その他、ブログカテゴリーではブログ運営に関する様々な記事がありますので、こちらもご覧ください。

>> 「ブログの書き方」の記事一覧

貴下の従順なる下僕 松崎より

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