個人ブロガーがブログ開設から脱サラして個人事業を築くまでの6年間総まとめ

私の愛しいアップルパイへ

2011年8月1日、あの何の変哲もない江東区の1Rのマンションで産声をあげたこの愛すべきブログjMatsuzakiですが、まもなく開設から6年を迎えます。

今日はブログjMatsuzaki開設からの6年間の軌跡を振り返りながら、楽しいひと時を過ごしましょう。いつも未来の希望ばかり見つめている我々ですから、たまには思い出話もいいでしょう。

jMatsuzakiブログ開設から6年間の変遷まとめ

文章化の習慣化フェーズ

私はブログ開設とともに1つの目標を立てました。それは開設から467日間は毎日ブログを更新することでした。これはブログを始めるきっかけともなったシゴタノ!のブログセミナーに参加したときに、アシスタントの方が466日間ブログを更新し続けたという話を聴いて(そしてそれをシゴタノ!管理人の大橋さんと佐々木さんが絶賛していたのを見て)、その数字を一日でも超えてみよう考えたのがきっかけでした。

このチャレンジは、それまで文章を書くことに対する苦手意識が高かった私にとっては大変なことでした。特に、最初の一ヶ月はひぃひぃ言いながら更新していました。一週間も経たずにブログに書くネタがなくなって、苦肉の策として「意外と知らないCDケースの正しい開け方」という記事を書いたのは今でもよく覚えています。

それでも特訓だと思ってブログ毎日更新を一ヶ月、二ヶ月と続けていくと、少しずつブログを更新する習慣が身についていきました。これは最初の一歩として素晴らしい一歩でした。文章化の習慣化が生まれたことで、日常生活における感度が上がったからです。

▼ この頃の詳細については以下の記事が詳しいです。

ブログを一ヶ月書き続けた今思う事。私がブログに見出す3つの価値

セルフマネジメント会得フェーズ

ブログ開設から半年間くらいはサラリーマンとして働きながらでも自分の好きなことをやる時間を確保するためのセルフマネジメントを会得する期間でした。夢があると言いながらもちっとも行動に移せない自分にうんざりしていたのです。

ですから、タスク管理や時間管理を身につけ、自らの夢へと突き進む基礎的な能力を育むことにしました。結果的にこれはjMatsuzakiのメインテーマの1つにもなりました。

▼ この頃の詳細については以下の記事が詳しいです。

我がブログの持つテーマは、自分への裏切り行為の中にあった

ブログ育成フェーズ

ブログ開設から半年くらいして、少しずつ(そして無視できない数の)あなたのようなSweeeeet!な読者さんが増えてきました。私は自らの個人的な成長のために綴ってきた記事の1つ1つが、単なる自分用の覚書以上の何かを生んでいることに気がつきました。

そして、このあたりから明確にサラリーマンを辞めてブロガーとして独立することを視野に入れることになります。当初はサラリーマンを続けながら音楽活動を軌道に乗せていくつもりでしたが、ここで一旦ブロガーとしてフリーランスへ転身し、より自由な働き方ができる環境で音楽活動に集中しようと考えるようになったのです。これは私にとって実に大きな軌道修正であり、結果的に素晴らしい判断となりました。

それに伴い、他のメディアへの寄稿や雑誌へのインタビュー掲載、タスク管理セミナーの開催など個人ブログ以外にも活動の幅が広がるようになってきました。特にセミナーへの登壇回数が激増し、週に一回はどこかのセミナーに登壇しているくらいでした。

ブログと並行して行ったオフラインでの活動はその後の活動の幅を大きく広げることにつながり、とても有効でした。

▼ この頃の詳細については以下の記事が詳しいです。

【祝!jMatsuzaki一周年】1年間ブログを毎日更新して実現できたこと!

脱サラリーマンフェーズ

ブログ開設から約一年後、ブログが順調に育つにつれてサラリーマンを辞めるという選択肢が少しずつ現実味を帯びてきました。ブログ開設からちょうど一年が経った頃に会社を辞めることを決断し、会社との調整を始めました。

開設から一年と二ヶ月が経った頃についにシステムエンジニアの会社を退職して脱サラ、個人事業主(フリーランス)へと転身しました。ここからはある程度は予想していたものの、大きな壁にぶつかることになります。

会社から離れて自律的に働くコツが掴めず、右往左往することになりました。それはそうです、今まで一度たりとも自分の名前を看板にお金を稼いだことなんてなかったのですから。私の両親は公務員(ちなみに両親ともに警察官)でしたし、仲の良い友人も皆サラリーマンかフリーターでしたから、身近なモデルケースもいませんでした。

私はまずもって人からお金を払ってもらうことに対する謎の罪悪感を払拭することから始めなければなりませんでした。結果、脱サラ後半年くらいで貯金が尽きて実家に帰ることになりました。ここで私が偉かったのは、決して諦めようとは思わなかったことです。

▼この頃の詳細については以下の記事が詳しいです。

脱サラして半年で貯金が0円になったときの話

個人事業構築フェーズ

実家へ戻ってから私は本格的に個人事業を築くことに全力を尽くしました。この頃、私はモデルケースのない職業を自分で作っていくのだと吹っ切れました。どのような商品をどのように販売して生計を立てていくのか、ここからは試行錯誤の連続でした。

私は自分の持っているスキルをフルに活用すべく、20〜30にのぼる小さなプロジェクトを同時に進めながら、執筆や講演、企画や制作といった多岐にわたる仕事を手がけました。ここで成功パターンと失敗パターンを増やし、個人事業を築くコツを身につけました。

ある程度のパターンが見えてからは収益性の低い仕事を切り捨てながら、少しずつお金になる仕事を増やしていくことができるようになっていきました。

脱サラしてから半年ほどでまた実家を出て、1年ほどで生活には困らなくなりました。個人事業主として軌道に乗ったといえるようになったのは脱サラ後2年がたった頃でした。ブログ開設からは3年が経った頃でした。

▼この頃の詳細については以下の記事が詳しいです。

無計画に脱サラしたら襲ってきた7つの不安を突破できたときの話〜(1)不安と対峙するまで〜

jMatsuzaki事業集中フェーズ

個人事業としての形がある程度見えてからは、「jMatsuzaki」の看板を掲げた事業を核としてさらに強化をはかり始めました。

私は他のメディアへの寄稿や企業から受注していた制作案件やコンサル案件などの仕事を減らし始め、アップルパイへ(つまりあなたへ)直接提供するサービスへ少しずつ事業の構成をシフトしていきました。

ここでは脱サラ直後から培ってきた知識を大きく役に立ちました。私は脱サラしてから今まで培ってきた知識を総動員し、理想的な仕事の構成になるようにチューニングし続けました。

結果、脱サラしてから4年を超えた頃に事業のシフトが完了し、完全にjMatsuzaki専業になることができました。

▼この頃の詳細については以下の記事が詳しいです。

脱サラ5年目に突入したフリーランスの現在の働き方

チーム化・組織化フェーズ

続けて、私が現在進行形で取り組んでいるのはチーム化・組織化です。

私はいままで様々なプロジェクトを様々なメンバーと共同で行ってきました。それらのプロジェクトは多くのたくましいカウボーイ達に支えてもらいながら実行してきました。会社を辞めてから最も痛感しているのは、自分一人でできることなどほとんどないということでした。

会社を辞めて以来、私は信頼でき尊敬できるカウボーイと一緒に働くことの素晴らしさを何度も味わってきました。そして素晴らしいチームを作ることこそが仕事の成否を左右していると実感してきました。

この経験から、冬の次に春が来るように自然に導き出された回答は、自分のチーム・組織を作るということでした。まさにいま、私は尊敬でき信頼できるメンバーと一緒に働く基盤を作り込んでいる最中です。

▼詳細については以下の記事が詳しいです。

jMatsuzakiの2017年のテーマは組織化

そしてBurning!フェーズへ

特にいま私が行っているのは、あなたも感じているかもしれませんが音楽事業との完全なる統合であります。その中核を担っているのは「Burning!」です。ここで私たちの合言葉を掲載しましょう。

たった2日の休日のために、残りの5日をドブに捨てるような生活は馬鹿げてる! どうせやるんだったら7日間すべてを情熱の炎でBurning!させるような人生じゃないと!

私がブログを書いているのも、ライブを行なっているのも、作曲を行なっているのも、すべてはBurning!のためです。私がBurning!し、それによってあなたをBurning!させるために私は日々活動を続けています。

これは、先日ローンチしたアップルパイクラブや先日リリースした1st Album「EatShit」、そして次回2017/7/8(土)のワンマンライブを筆頭とし、小学生の頃に思い描いた「音楽家になる」という夢の着地点を決めるフェーズでもあります。

これから私の夢がどうなっていくか、気になるでしょうか?ご安心ください。それはこの愛すべきブログを見ればいつだって最新情報が分かるのですから。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。