2003年のいわゆるギャルゲー「マブラヴ」を発売から18年ほど経った今プレイし始めてみました。この手のゲームにはほとんど興味ないのですが、「進撃の巨人」の作者である諫山創氏が Read More »
芸術鑑賞
【ネタバレ】1984のビッグ・ブラザーとイングソックはその後どうなったのか?支配は永久に続いたのか?の回答
ジョージ・オーウェルの代表作「1984」。これを読んで最初に疑問に思うのは、ビッグ・ブラザーとイングソックはその後どうなったのか?支配は永久に続いたのか?でしょう。実はこれは作中に明確な回答が書かれています。少々分かりづらいので解説しましょう。ネタバレ注意です。 Read More »
【ネタバレなし】ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドを観た感想。まさかタランティーノ監督作品で泣くとは…
クエンティン・タランティーノ監督による長編9作品目となる「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(原題:Once Upon a Time in Hollywood)が日本公開されたので早速観てきました。タランティーノ監督が幼い頃から描いてきたのであろうヒーロー像を現実にした感動的な一作でした。スタッフロールを眺めながら気づいたら頬を涙が伝っていました。 Read More »
Rammstein(ラムシュタイン)の7thニューアルバム「Untitled」全曲レビュー!2019年5月17日リリース!
2019年5月17日にドイツ・ベルリン発のメタルバンドRammsteinの7thニューアルバムがリリースされました!10年ぶりとなるファン待望のニューアルバムです。今日はこの記念すべき作品に寄せて1曲1曲の特徴をレビューしていきましょう。 Read More »
ドイツ・ベルリンを代表するメタルバンドRammstein(ラムシュタイン)のおすすめアルバム紹介
Rammstein(ラムシュタイン)は1994年にドイツの首都ベルリンで生まれたメタルバンドです。2018年までに彼らの作品は世界で2,000万枚以上売れており、おそらく2000年代に世界でも最も成功したドイツのバンドの1つです。スラッシュ・メタル風の音楽に加えて、Till Lindemann(ティル・リンデマン)の低音ボーカルと、ベルリンを象徴するテクノを彷彿とさせる電子音とが融合した点です。 Read More »
Hip Hop&ハードコア・パンクの新鋭バンドHo99o9のライブが最高だった話
アメリカ・ロサンゼルスで活躍するHip Hopとハードコア・パンクが融合したバンド「Ho99o9」(ホラーと読みます)がベルリンのライブハウスBI NUUに来ると聞いてライブに行ってきました。彼らの作品の捉え方が変わるほどの圧巻のライブでした Read More »
タランティーノ監督の新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を100倍楽しめる事前知識を整理!現在映画館で上映中!
クエンティン・タランティーノ監督の新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(原題:Once Upon a Time in Hollywood)が2019年8月30日に公開されます。キャストや概要やあらすじや見どころなど、事前に知っておくと本編を100%楽しめる情報をまとめます。 Read More »
THE PRODIGY(プロディジー)という伝説のバンドとおすすめアルバム紹介
THE PRODIGYは1990年代にイギリスで結成されたダンス・ミュージック界を代表するバンドです。3rdアルバム「The Fat of the Land」は世界中で1,000万枚を超えるモンスターヒットとなりました。ダンス・ミュージックを軸に、ドラムンベース、ブレイクビーツ、エレクトロ、オルタナティブ・ロックを統合し、現代にも繋がるダンス・ミュージック・シーンの土台を作った伝説的バンドです。 Read More »
ポストパンク、インダストリアルの先駆者Killing Jokeのライブに感動したベルリンの夜
ポストパンク時代を代表するジャンルである前衛的なジャンル「インダストリアル」を代表するイギリスのバンド「Killing Joke」のライブに、ベルリンでついに行くことができました。彼らは1970年代後半を象徴する伝説なバンドで、まさか彼らのライブを生で聴ける日が来るとは思ってもいませんでした。 Read More »
憧れのインダストリアルメタル・バンドMinistryのワンマンライブにライプツィヒで参戦!感激の夜!
アメリカのインダストリアル・メタルバンドの雄、Ministryがヨーロッパツアーの一環としてライプツィヒ来るというので参戦してまいりました。MINISTRY常連となったSin Quirin 、Static-XのTony Camposを率いたAl Jourgensenの素晴らしいライブ!Antifa(Anti-facism)およびアンチ・トランプ政権を前面に押し出した暴力的で破壊的なライブ!ウットリするような90分でした。 Read More »
美しいのは作品ではなく態度である
芸術において初心者が最も陥りやすい問題の1つは、美しいのは「作品」か?「態度」か?という問題でしょう。もちろん後者が、つまり「態度」こそが美しさの本質なわけですが、このあたりの詳しい解説を整理しておきましょう。事前知識なしに作品にのみ触れたときの第一印象を正として、作品を評価しようとする虚妄は根強いですから。 Read More »
いま誰もがアートに関する教養を身につけるべき3つの理由
改めてアートに関する教養を身につけるべき3つの理由についてお話ししましょう。第一に、死生観と価値観のレベルを上げて人生に自由をもたらす力。第二に、他人の死生観と価値観を知ることができること。第三に、答えなき問いに答えを出す力が鍛えられること。アートというのはただ余暇を充実させるためのものではないのです。 Read More »
映画オタクも納得できる本当に面白い海外ドラマBest3
映画オタクの私もたまに海外ドラマを観るのですが、歴史が浅いからか9割は出来の悪さにウンザリしています。「映画オタクでも唸ってしまう本当に面白い海外ドラマだけ教えてくれたらいいのに…」ということで、今日は映画オタクも納得できる本当に面白い海外ドラマBest3を発表します。 Read More »
芸術を深く理解するにはまず感性と主観を捨てる〜木村泰司さんに学ぶ西洋美術史〜
芸術を知るにはまず「主観」と「感性」を捨てることです。芸術は常にその時々の歴史の流れを踏まえた文化的な価値観の表明であり、芸術は観たり聴いたりするよりもまず「読む」のです。その第一歩として、木村泰司さんの書く美術史は知識のない人でもすんなり入れる良書ばかりなのでオススメです。 Read More »
5000年の音楽史が20分で分かるまとめ (2) 中世の音楽〜バロック音楽
20分で5000年の音楽史を知りたい貪欲なるあなたの連載も第2話となりました。今回は13世紀〜17世紀、中世からバロック音楽へと入っていきます。この時代はいわゆる「クラシック」と呼ばれる時代の基礎が完成する音楽史においても極めて重要な時期です。あの大バッハとヘンデルも登場します。 Read More »
5000年の音楽史が20分で分かるまとめ (1) 古代の音楽〜初期キリスト教音楽
芸術は歴史と切っても切り離せません。音楽をもっと楽しむためには音楽史に関する知識が必要不可欠です。とはいえ、音楽史に精通するためには膨大な時間が必要となります。そこで、5000年に渡る音楽史の全体像をたった20分で理解できる連載を始めます。今回は初期〜12世紀にかけたの初期の音楽についてまとめます。 Read More »
SNSがもたらす不幸を生々しく突きつける映画「ザ・サークル」を観た感想と考えたこと
「ザ・サークル」を観てきました。エマ・ワトソンとトム・ハンクスという二代ビッグネームがぶつかり合いながら、SNSを中心にテクノロジーの過度な進化が人々にもたらすゾッとするような不幸を描いた一風変わったサスペンスです。生々しい緊張感に背筋が薄ら寒くなってきました。 Read More »
視覚芸術および音楽における芸術家と工芸家の違いと、ますます工芸化する音楽について
絵画や彫刻などの視覚芸術と音楽をはじめとする聴覚芸術において、芸術家と工芸家との対立には長い歴史があります。また、芸術家と工芸家を混同し、人々が作品を正当に評価することができず大変残念なことになるケースもしばしば見受けられます。今日は芸術家の成り立ちから、芸術家と工芸家の違いまでを探っていきましょう。 Read More »
美術史がギリシャ美術から始まるのは現代の美の規範(=クラシック)だから
美術史についての文献を漁るとだいたい最初に一番多くのページが割かれるのがギリシャ美術です。それだけギリシャの美術は重要なのです。というのも、ギリシャ美術は視覚芸術においても聴覚芸術においても現代へと通ずる美の規範が確立された時期だからです。ようは芸術全体のクラシックなのです。 Read More »
日本で最も勘違いされている印象派の本当の魅力〜木村泰司氏の「印象派という革命」を読んで〜
木村泰司氏の「印象派という革命」を読みました。モネやルノワールやドガなど近代絵画の巨匠たちが名を連ねる印象派といえば、日本でも馴染みのある絵画ではないでしょうか。しかしながら印象派がいかに斬新で革命的であったかの本当の魅力というものはイマイチ伝わっていないように思います。 Read More »
【ネタバレ】エイリアン: コヴェナントの疑問20個を徹底考察!
「エイリアン: コヴェナント」は意味深なシーケンスが多用されており、観終わった後に多くの疑問点が残ります。ダニエルズやウォルター、エリザベス達はどうなったのか?特に今作はトリロジー(三部作)の二作目なので不明点や謎が発生しやすいです。そこで「エイリアン: コヴェナント」の疑問点20個を徹底考察してみます。 Read More »
Linkin Park(リンキン・パーク)の解説とおすすめアルバム3選
2017年7月20日にLinkin Parkのボーカルであるチェスター・ベニントンが41歳の若さでこの世を去りました。Linkin Parkの今後の活動がどうなるかは判明しておりませんが、ハードロック史を牽引してきた偉大なるロックバンドを紹介します。私がおすすめするアルバムをご紹介するので、ぜひ手にとってみてください。 Read More »
コーエン兄弟の代表作「ファーゴ」は実話なのか?についての考察
コーエン兄弟の名を世に知らしめた代表作に「ファーゴ」があります。最近テレビシリーズもはじまりました。作品の冒頭では「この物語は実話である」と表示されますが、それは嘘です。なぜそのような嘘のテロップが挿入されているのかについての考察を整理しました。 Read More »
射精で世界を救う新井英樹作のトンデモヒーロー漫画Scatterが完結!これは名作!
新井英樹氏の最新作の「Scatter あなたがここにいてほしい」がついに完結しました。他ではあり得ない設定を取り入れた異色のヒーロー漫画で、新井英樹氏らしい暑苦しさが健在の名作でした。 Read More »
DAVID BOWIE is展はボウイ作品を理解するために欠かせない展覧会だった
2017年1月8日から4月9日まで日本で開催されていた「DAVID BOWIE is」(デヴィッド・ボウイ・イズ)展を観てきました。この展覧会はDavid Bowie作品のあらゆる側面が詰め込まれていて、David Bowie作品を理解するには欠かせないと思える展覧会でした。 Read More »
なぜミュージカルや映画や劇などの物語作品に音楽が必要なのか?
絵と音の表現が中心で、そのうえ文字の表現が大きく制限される劇や映画やミュージカルにおいては、音楽を活用しない手はありません。このことを劇作家のベルトルト・ブレヒトや哲学者のアルトゥル・ショーペンハウアーの言葉を紐解きながら整理していきます。 Read More »
人はなぜ笑うのか?いつ笑うのか?笑いのメカニズムとは?ユーモアの役割とは?
「笑い」という現象がなぜ起こるのか?どのような時に人は笑うのか?笑いのメカニズムとはなんなのか?ユーモアの役割とは?といったことについて、19世紀のドイツの哲学者であるアルトゥル・ショーペンハウアーの「意志と表象としての世界」を紐解きながら整理していきます。 Read More »
いま最も美しい作業用BGMアプリ!ブライアン・イーノが新譜Reflectionをアプリでリリース!
音楽とテクノロジーの融合を第一線で実験し続けてきたブライアン・イーノが新譜「Reflection」でやってくれました。本作は音楽をアプリでリリースするという斬新な形で提供され、そのコンセプトもアンビエント・ミュージックの心境を見せてくれる美しい作品になっています。 Read More »
音楽より先にはまったのは映画だったな
小学校の高学年に音楽家になるという夢を持ちました。よく思い出してみると、それよりも前、小学校にあがるころに魅了されたのが映画でした。いまでも映画はよく観ますが、なぜ先に出会っていたであろう音楽ではなく映画の方があの頃あんなにも響いたのか?そしてなぜいまは音楽なのか?についてお話します。 Read More »
SCATTER あなたがここにいてほしいという最高に面白いおすすめヒーロー漫画
この漫画がぶっ飛んでるのは、とてもシンプルでチャレンジングなテーマ設定によるものです。一言でいうと「もし悪の組織の弱点が男性の精液だったら、どんなヒーローものができるのか?」です。この一見馬鹿げた設定をシリアスに描くことで、実にユニークな作品に仕上がっています。 Read More »
250点もの作品が並ぶ10年ぶりのダリ展は本当によかった!12月12日まで開催されてるよ!
前回のダリ回顧展以来、10年ぶりとなる本格的なダリの回顧展が2016年12月12日まで乃木坂・六本木にある国立新美術館で開催されているということで、鑑賞してきました。シュルレアリスムを代表する画家であるサルバドール・ダリを堪能できる企画展になっており、とってもオススメです。 Read More »
David Bowieの生前最後の録音が収録されたLazarusがリリースされました
David Bowieの生前最後の録音が収録された「Lazarus」がリリースされました。これが事実上の遺作といえるかもしれません。これは同名のミュージカル「Lazarus」の楽曲に加え、このミュージカルのためにDavid Bowieが書き下ろした最後のオリジナル曲3曲を聴くことができます。 Read More »
クエンティン・タランティーノ監督の代表作ランキングと関連作品14作品を一挙紹介
私の大好きな監督がクエンティン・タランティーノ監督です。脚本家出身のタランティーノ監督ですが、本人が監督した作品は8つあります(2016年10月時点)。今日はこのタランティーノ監督作品8つのランキングと、タランティーノ監督が脚本に携わった作品を計13作品ご紹介しましょう。 Read More »
美しいという言葉の定義は意義深いと同義である
今まで読んだ美術書のなかでも美しいの定義について特に頭に粘りついているのは「美しいとは、意義深いということである」という一節でした。これほど美しいという言葉を簡潔に言い換えた一節はその後お目にかかったことがありません。この言葉を紐解きながら「美しい」という言葉の定義について整理します。 Read More »
本当に痺れるマフィア・ギャング映画BEST9
マフィア・ギャング映画には名作が多いですが、その性質上、アクションにばかりに重きを置いたB級映画や、過去の名作に影響されただけの凡作も数多くあります。本当に痺れるマフィア映画というのは数えるほどしかありません。今日は私が本当に痺れたマフィア映画のなかでもBEST9をご紹介しましょう。 Read More »
キンプリの応援上映はなにがすごいのか本気で解説してみる
「KING OF PRISM by PrettyRhythm」(通称キンプリ)という劇場版アニメをご存知でしょうか。普段アニメはほとんど観ないのですが、多方面の友人から「キンプリの応援上映はすごい!」という発言を何度も聞いたので、観に行ってきました。そして、確かにこの作品はすごいものでしたので、本気で解説してみます。 Read More »
【ネタバレなし】アクト・オブ・キリングはパラダイムシフトに立ち会える奇跡のドキュメンタリー映画だった!採点不能!
映画「アクト・オブ・キリング」を観ました。1965年9月30日以降、インドネシアで”共産主義者狩り”と称して行われた大量虐殺を扱ったドキュメンタリー映画です。まず発想に驚かされます。そのアイデアとは「大量虐殺者に過去の大量虐殺をもう一度演じさせる」のです。 Read More »
芸術が五感のなかでも視覚と聴覚のうえでしか成り立たない2つの理由
芸術作品というものは主に視覚と聴覚を使って鑑賞します。触覚の芸術、味覚の芸術、嗅覚の芸術はありません。その理由の1つは、芸術は観者と一定の距離感を求めるということでしょう。そしてもう1つの理由は、芸術は数学的な法則を求めるということです。 Read More »
【ネタバレあり】漫画版オールド・ボーイのラストを解説します
なぜ五島は監禁されたのか?エリはどうなったのか?漫画版のラストは賛否両論あるかと思いますが、意味の分かりづらいところもあると思いますので解説してみます。ちなみに、漫画版のネタバレ=映画版のネタバレとなってしまうところもあるため、映画版未見の方もご注意ください。 Read More »
【ネタバレあり】ゴヤ賞10部門を受賞した「マーシュランド」は地雷だった。30点
2015年に過去最多の10部門を受賞した「マーシュランド」という作品が注目されました。これは期待できると思いすぐにDVDを借りて鑑賞したのですが、みごとに地雷でした。内容的にネタバレしないと解説できないので、ネタバレありでマーシュランドの感想をまとめます。 Read More »