Hip Hop&ハードコア・パンクの新鋭バンドHo99o9のライブが最高だった話

私の愛しいアップルパイへ

音源を聞いて以前より気になっていたアメリカのHip Hopとハードコア・パンクが融合したユニークなバンド「Ho99o9」(ホラーと読みます)がベルリンに来ると言うことで、ワクワクしながらライブに行ってきました

Ho99o9は素晴らしいアーティストでライブパフォーマンスは最高の一言でしたので、あなたにもご紹介します。

ダイハードなロック、Hip Hop、ハードコア・パンク好きであればきっと気にいることでしょう。

Ho99o9とは?

Ho99o9はアメリカのニュージャージー州ニューアークで生まれ、現在はロサンゼルスを拠点として活動するHip Hop & ハードコア・パンクなバンドです。「Horror」の”r”を忌み数の9に置き換え「Ho99o9」と書いて「ホラー」と読みます。

バンドはメインボーカルであるEaddyとDJ兼ボーカルであるtheOGMの2人からなり、ライブではドラムを加えた3人の独特な構成で行われます。

音楽の特徴は鬱屈とした実験的なHip Hopに、原始的で攻撃的なハードコア・パンクを融合したところでしょう。ライブパフォーマンスでは特にその特徴が際立っており、ライブが激しすぎて中止になったり数々の逸話があります。

▼彼らの音楽はSpotifyなどで聴いてみてください。

Ho99o9は2014年からロサンゼルスで本格的な活動を始め、2017年に最初のフルアルバム「United States of Horror」をリリースしました。

まだ日本ではあまり認知されていないかもしれませんが、2014年にはローリングストーン誌の「あなたが知っておくべき10の新しいアーティスト」に選出されています。2018年にはレイヴ、テクノ、ロックの分野のレジェンドThe Prodigyに楽曲を提供するなどし、世界的に認知されるようになってきました。

THE PRODIGY(プロディジー)という伝説のバンドとおすすめアルバム紹介

音楽大好きなベルリーナーも満足するライブハウスBI NUUでのライブ

今回Ho99o9はヨーロッパツアー中で、ベルリンでは「BI NUU」というライブハウスでライブが行われました。

「BI NUU」はベルリンのクラブ街として名高いクロイツベルクにあるライブハウスです。80年代ベルリンを象徴するニュー・ウェーブなバンド「Ideal」の3rdアルバムから名付けられたこのライブハウスは、現地の音楽好き達にも評判の良い質の高いライブハウスとして知られています。

BI NUUは200人から300人位のちょうどいい広さのキャパシティーで、音響も大変優れています。しかも駅の真下に位置することからアクセスも極めて良いです。

▼BI NUUについては以下の記事でも紹介しておりますのでこちらもご覧ください。

https://berlin-gurashi.com/bi-nuu

Ho99o9の圧巻のライブパフォーマンスで作品の見方が変わった!

ho99o9のライブは圧巻でした。これまで音源しか聴いていませんでしたが、Hip Hopもハードコア・パンクもスタンスとパフォーマンスありきの表現なので、生で体験することができて良かったです。作品の捉え方が完全に変わりました。

ライブはメインボーカル、DJ兼ボーカル、ドラムの3人構成。DJとボーカルに生のドラムが乗ることで、斬新で彼ららしいユニークなサウンドに仕上がっていました。

音源も非常にエキサイティングなものでしたが、音源で聴くのと生のパフォーマンスとして聴くのとでは全く別の表現でした。

彼らの危機迫るパフォーマンスは目を見張るものがあり、途中からはただただ笑ってしまうぐらい愉快で痛快で爽快なものでした。彼らがどのようなスタンスで音楽が音楽と向き合っているか肌で感じることができました。

Ho99o9の音楽の本当の価値は生で聴かないと分からない。そう痛感した夜でした。

ライブは見事にソールドアウト。200人ほどの音楽を愛するベルリーナー達が集まる満員のライブでした。

The Prodigyのフロントマンであるキース・フリントが先月亡くなったこともあり、ライブの後半にはThe Prodigyに敬意を表して往年の名曲「Smack My Bitch Up」「Breathe」「Firestarter」の3曲を披露する人も集まりました。もちろん彼らが6時に提供した「Fight Fire with Fire」も披露。ファンにはたまらない時間でした。

客席上空、照明のぶら下がっているパイプに足をかけて宙づりになるなど非常にパワフルでエネルギッシュなライブパフォーマンスでした。

ライブ中は男女関係なく体をぶつけ合いダイブやモッシュも当たり前の激しいライブでした。激しすぎて写真や動画を撮るのも大変でした。ジャンプしまくるリスナーたちに足を踏まれまくったので、親指が割れそうになっていました笑。

そしてリスナーが盛り上がりすぎて、DJテーブルにぶつかるリスナーをtheOGMが恫喝する場面も笑

終盤にはメインボーカルがリスナーにジェスチャーで指示をして観客席にスペースを作らせそこにメインボーカルが飛び込んでもみくちゃになる場面もありました。エキサイティング!

ライブは2時間ほどでしたが、まさに2時間全力失踪という感じで突っ走っていました。ものすごい熱量でした。ライブ後には私もぐったりしていました。

前評判通り最高にエキサイティングなライブだった

おそらく彼らは当面は日本に来ないでしょうから、彼らのような濃厚で革新的でパワフルなバンドを見る機会が増えるのはやはりヨーロッパに移住した1番の楽しみの1つです。日本にいた頃は彼らのライブを生で見れるなんて思っていませんでしたから、非常に楽しい経験になりました。

ベルリンではこういった刺激的な音楽に生で触れる機会が増えて嬉しいばかりです。これからもオススメのアーティストがいたら紹介していきますのでお楽しみに。

それまではHo99o9の音源をお楽しみください。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。