私の愛しいアップルパイへ
呼びましたか?私を?よろしい、あなたの悩みはよく分かっています。
私のようにフリーランスや自営業をやっており、少人数のチームに複数所属する者にとってプロジェクト管理やチームのタスク管理を行うソフトの選択は悩みの種です。痛みの止まない虫歯くらい悩みの種です。
7年前、私が最初に使っていたのはサイボウズLiveでした。その後より高機能で使い勝手のいいproducteevへと乗り換えました。しかし、なんとも嘆かわしいことに、このどちらのサービスも終了が決まってしまいました。
今日はこれらの代替となり、その上これら2つよりも高機能かつ高性能なサービスとして私があなたに自信を持ってオススメするのが「ClickUp」です。様々なツールを使ってみた結果、現時点(2018年8月現在)ではこの「ClickUp」こそが最強プロジェクト管理ソフトだと結論づけましたのでご紹介します。
無料の最強プロジェクト管理ソフトはClickup!
私は今回の移行先を決定するにあたり、次なる愛用プロジェクト管理ソフトとして相応しいサービスを見極めるべく数多くのサービスを試してみました。ClickUpも含めて私が試してみたリストは以下の通りです。
- Asana
- clickup
- Taiga.io
- MeisterTask
- Wrike
- Bitrix24
- Freedcamp
- Avaza
- paymo
- zenkit
- Workfront
- Teamweek
- TeamGantt
- Airtable
- Redbooth
- Targetprocess
- Podio
- onepoint
- Podio
- Daylite
数百から数千人のメンバーを抱える企業向けのプロジェクト管理・タスク管理ソフトに以前からかなり選択肢があります。これは資金回収が容易なためでしょう。個人のタスク管理ソフトも多くの選択肢があります。それは開発規模が小さく開発が比較的容易なのと、用途とターゲットが幅広く単価が低くても資金回収の目処が立ちやすいからでしょう。
この中間がなかなか無いのです。つまり、少人数の個人が集まって進めるようなプロジェクトが使うプロジェクト管理ソフトです。
私はこの手のプロジェクトに多く参画していますが、なかなか使いやすいプロジェクト管理ツールが見つからずに右往左往していました。ようやく見つけたProducteevもありし日に突然サービス停止の連絡が入り、うな垂れていました。
私がプロジェクト管理ソフトに求める要素は大きく3つあります。
- 無料でとことん使える
- 機能的に優れている
- 学習コストが低い
この要素を満たす少人数でも使えるプロジェクト管理ツールはなかなかありません。私はこのニーズに合いそうな20ものツールを実際に使ってみて比較検討しました。その時までClickUpは名前すらも知りませんでした。
ツールを使ってみるまでの第一候補はAsanaでした。これは現在のプロジェクト管理ツールの主流ともいえるもので、実際に優れたツールでした。現在私のような人の多くがAsanaを採用しているでしょう。しかし、ClickUpは完全にAsanaを超えていました。
最強プロジェクト管理ソフト「Clickup」の使用感!
無料でもとことん使える
まずもってツール採用基準である「無料でもとことん使える」点はClickUpはバッチリです。ClickUpは少人数のユーザーには無料で使ってもらい、大規模チームには有料で使ってもらうビジネスモデルを採用しているためです。
この手のツールとしては無料で使える幅が広く、少人数チームであればほとんど機能制限を意識せずに使い込むことができます。無料枠についてはAsanaよりも幅広いです。
ClickUpの無料プランでできることは以下の通りです。
- 100MBのストレージ
- ユーザー数無制限
- 無制限のスペース数(チームの単位)とプロジェクト数
この手のツールは大抵チームメンバー5人以上か15人以上で有料に切り替わるものですが、ClickUpはそのようなけち臭い制限がありません。ジャンバルジャンのような太っ腹っぷり!
ちなみに有料プランも月額5$と他のサービスよりも安めの設定です。有料プランでは以下の機能が解放されます。
- 無制限のストレージ
- Google DriveやDropBoxなどとの高度な連携
- 高度なレポーティング
私の場合ストレージはDropBoxなど他のクラウドストレージを使っているので問題ありません。Google DriveやDropBoxとの連携は魅力的ですが無くてもさほど気にはなりません。また、無料版でも一部のサービスとの連携が制限されているだけで、十分に多くのサービスと連携が可能です。
レポートについては実行中のタスクをわかりやすくの表示してくれるレポートやメンバーごとの工数を整理したレポートなどがみることができます。ただし、これもある程度の規模のチームで有効に機能するものばかりです。
いまは我が社のタスク管理はほとんどClickUpに頼っていますが、無料でも全くストレスなく使えています。Greeeeeat!
他ツールの追随を許さない多機能ぶり
ClickUpは使ってみると分かりますが、この手の無料プロジェクト管理ツールとしては感動するほど高機能です。多くの企業向け有料ツールと比較しても遜色ありません。
▼メイン画面はこちら。画面はシンプルで直感的に操作できる上に、機能は充実しています。
ClickUpの多機能ぶりを示す特徴的な機能をいくつか挙げておきましょう。
▼ルーチン化機能。定期的なタスクの生成を自動で行ってくれます。
▼タスクごとの実績時間入力。Togglと連携することも可能です。
▼ステータスのカスタマイズ。「OPEN」「HOLD」「PENDING」「CLOSE」などタスクのフェーズを自分でカスタマイズできます。
▼リストビューだけでなく、カレンダービューやカンバン式のボードビューにも対応しています。
▼タスクの説明文にリッチテキスト(太字、箇条書き、画像、リンク、引用など)が使用できます。
▼タスクへのサブタスクとチェックリストの追加もできます。
思いついたアイデアや後で考えたいことなど既存のタスクと紐づかないちょっとしたことをメモできる機能
いずれもかなり細部まで配慮が行き届いており、やりたいことは大抵のことができます。しかも無料で。Cooooool!
分かりやすくてリッチなユーザーインターフェース
ClickUpはデザイン性も良く、使いやすくてモダンなユーザーインターフェースを備えています。使っていて気持ちいいのはこの手のツールでは大切なことです。
▼メイン画面。
▼タスク詳細画面はこちら。こちらもタスクの詳細が一画面で網羅できており、見やすいです。
▼カレンダービューを使えばいつなにをやるかが一目瞭然です。
▼ユニークなのがボードビュー。カンバン方式っぽくタスクを扱えます。タスクが増えてくると全体像が見えづらくなるのでこれは嬉しい機能です。
▼通知も細かく調整できて、他の人の進捗が追いやすく重宝しています。
プロジェクト管理ツールは自分だけでなくチームで使うことが多いでしょう。ClickUpはUIが分かりやすいので、特にメンバーに操作説明をせずともすんなり使い始められます。Woooooo!
パフォーマンスが良くスムーズな挙動
現在私は個人的なことから会社経営に関することまで、社内のメンバーとあらゆるタスクをこのClickUpに登録していますが、スムーズな挙動に満足しています。
この手のWebベースのツールは機能が多いと挙動が遅くなってイライラすることも良くあるのですが、ClickUpはそのあたりのストレスがほとんどありません。インストール型のアプリもあってとても快適です。Sweeeeet!
パソコンからでもモバイルからでも完璧に使える
プロジェクト管理ツールはタスクの母艦ですからいつでもどこからでもアクセスしたくなるものです。そのためにはモバイルへの対応が必須となります。その点はご安心ください。ClickUpはモバイルアプリを備えており、外出先からでもあらゆる機能にアクセスできます。
▼如何スマホアプリの画面です(メインのタスクリスト画面)。
▼タスク詳細画面のスマホ版はこちら。
スマホアプリも完成度が高くて使いやすいです。スマホアプリの完成度が高いとタスクの登録漏れや更新漏れが抑制できるので助かっています。Hoooaaah!
数多くの外部サービスとの連携に対応
Google DriveやDropBoxとの連携は有料プランだけですが、その他のアプリとの連携は無料で行えます。
例えば以下のアプリはボタン一つで簡単に連携可能です。
- GitHub
- GitLab
- Slack
- Zapier
- chrome
- Harvest
- Toggl
- Everhour
- Timeneye
- TimeDoctor
プログラミングとタイムログ関連のサービスが多いですが、ここで注目いただきたいのはzapierです。zapierはIFTTTの上位互換とも言えるようなサービスで、様々なサービス同士の連携を自動化してくれるHUBのようなサービスです。
zapierと連携できるということは、GoogleカレンダーやEvernote、TwitterやFacebookなどzapierに登録されている数えきれないサービスと自動連携が可能であるという点です。Zapierを使えばかなり柔軟にClickUpと他のサービスを連携し、ClickUpの活用範囲をさらに広げられるでしょう。Gooooood!
あえてAsanaの優位点があるとすれば?
現状プロジェクト管理ツールのデファクトスタンダードはAsanaになりつつあります。実際Asanaも相当優れたツールです。最後に、あえてClickUpよりAsanaの方が優れているポイントも考えてみましょう。なぜかって?私は紳士だからです。
まず、Asanaの分かりやすい優位点の1つは日本語対応していることです。プロジェクト管理ツールはチーム内に浸透させるのが最初のハードルになりますが、日本語対応しているツールは日本のチームにとっては定着させるハードルが一気に下がるので、なかなかのアドバンテージと言えます。
とはいえ、ClickUpも難しい英語を使っている訳ではなく、タスク名やタスクの説明など自分で入力する部分では問題なく日本語が使えるので、ほとんど問題にはならないでしょう。UI/UXも優れていて、プロジェクト管理ツールを少し触ったことのある人であれば英語でもだいたい直感的に操作できるはずです。
Asanaのもう1つの優位点は、Asanaの創業者がFacebookの共同創設者であるダスティン・モスコヴィッツ氏である点です。同氏はもともとFacebookの生産性アップを任されていた人物であり、Facebookの共同創設者な訳ですから相当なやり手でしょうし、相当の人脈や資金力もあると思われます。
実際、現在Asanaはかなり広告に力を入れているようですし、私が住んでいるヨーロッパでも街中や駅中にAsanaの広告を見かけるようになりました。
将来的にAsanaがClickUpを大きく引き離す可能性はありますし、ClickUpが力尽きてProducteevのようにサービスする可能性も無くはありません。長期的なサービスの信頼性や安定性、リスクを考えてAsanaを選択するのはアリかもしれません(もっとも私はClickUpならやってくれるはずだと信じていますが)。
無料でClickUpを使い始めてみよ!
今日はClickUpへの愛をひたすら吐露してみました。 ClickUpはまだまだ日本での知名度はひどく低いので、この素晴らしいツールが積極的に広めていきたいものです。
ClickUpは無料で使い始められますから、まずは使ってみてください。そしてClickUpのクオリティの高さに酔いしれてください。私自身もTaskChute Cloudという時間管理のWebサービスを開発・運用している身ですが、ClickUpのサービスとしてのクオリティの高さには嫉妬したくらいです。
▼ClickUpは以下から無料登録できますので、是非お試しあれ。Wow!
▼ClickUpの使い方は以下の動画にまとめましたので、こちらも合わせてご覧ください。
また「フリーで使える個人向けおすすめタスク管理ツールランキングTOP15」という記事もありますので、タスク管理ツールを全体的に比較検討したい場合は、ぜひご活用ください。
貴下の従順なる下僕 松崎より