【2020年更新】フリーで使える個人向けおすすめタスク管理ツールランキングTOP15【基本無料】

フリーで使える個人向けおすすめタスク管理ツール15選

私の愛しいアップルパイへ

ほほう、世に溢れるタスク管理ツールを片っ端から試してきたこの私にタスク管理ツールBest 15を聴きたいとな?よろしい。それでは今日はご希望通りの内容をご披露することにしましょう。

ここでいうタスク管理ツールは「やると決めたけど、やるタイミングは自分で柔軟に決められること」を管理するツールとししましょう。やるかどうか決めていないアイデアの類や、やるタイミングまで決まっているイベントの類は主たる対象ではないと位置づけます。

また、あくまで個人のタスク管理をメインとし、メンバー管理や工数管理、資源管理などを含むチームとしてのプロジェクト管理は候補から外します。

それぞれのツールは独自性およびコンセプト、動作スピード、機能の充実度、対応プラットフォーム、デザイン、価格を総合的に判断してランキングにしています。

対応プラットフォームについては汎用性を考えてなるべくWebで使えるものを選出。また、価格については基本無料のものを中心に選出し、有料プランがあるものについても個人でも十分払える範囲のものを選出しておりますので、ご安心ください。

それでは参りましょう!リッスン!

(静かになる)

個人で使うタスク管理ツールの選び方

まずはランキングを紹介する前に、個人で使うタスク管理ツールの選び方を4つ紹介します。

10年厳選した愛用タスク管理ツール32種と使い分け方を全公開」という記事を書いてしまうくらいにはタスク管理オタクの自負がありますので、今から紹介する選び方が参考になれば幸いです。

1. 個人で継続的に利用できる金額か

まずもって重要なのが、ツールの利用料金です。

そもそも個人で支払い続けられない金額なのであれば、選択肢に入ってきません。

タスク管理ツールはプランごとに料金が決まっているものが多く、たとえば以下のようなプランが一般的です。

無料プランがあるのであれば、まずはお試しで数日使ってみるのがいいでしょう。

2. 自身の利用目的に沿ったコンセプトかどうか

タスク管理ツールといっても、その裏側にあるコンセプトは異なることがほとんどです。

基本的な考え方としては”適材適所”なので、タスク管理ツールを複数使い分けて運用するのがおすすめです。

なのでこのページで紹介するタスク管理ツールも、いくつかを組み合わせていくのが良いでしょう。

私が10年かけて研究したタスク管理ツールの使い分け方の記事もありますので、もし興味があれば「生産性の限界を押し上げるタスク管理ワークフロー実例」もご覧ください。

3. マルチデバイスに対応しているか

マルチデバイスに対応しているかも重要な選定ポイントの一つです。

個人で利用するタスク管理ツールであれば、パソコンの前で仕事をしているときにタスクを登録することもあるでしょうし、電車に乗っているときにタスクを思いつくこともあるでしょう。

利用目的にもよりますが、タスク管理ツールは基本的にパソコンからでもスマホからでも、いつでもタスクを登録できるツールのほうがおすすめです。

4. アップデートが頻繁に行われるか / 運営元が継続的に開発をしているか

意外と重要なのが、そのタスク管理ツールの運営元が今も継続的にアップデートを行っているかどうかです。

慣れれば長く使うものになりますから、システムが廃れないようにチューニングを続けている、もしくはユーザー体験をより良くしようと努力している運営元であればベストです。

運営元は必ずしも大企業である必要はありません。大企業は安定していますが、一方でそのツールがビジネスの一部分でしかないため、ある日一方的に突然サービスを終了するリスクもあります。

熱量のある小さなスタートアップの方がずっと長く使えることもあります。この辺りが気になるようでしたら運営会社のSNSなどを覗いてみて様子を伺ってみるのも良いでしょう。

15位~11位

上記の選定基準に沿って、まずは15位~10位から。上位のツールと比べると総合的な機能は見劣りしますが、特別な要求に合致すれば十分選択肢に入ってくるでしょう。

15位:Remember The Milk

Webで使える無料のタスク管理ツールとして古くから根強い人気を持つのが「Remember The Milk」です。

Gmailと同時期の2005年頃に作られたツールで、タスク管理ツール界の重鎮的な存在感があるので敬意を表してランクイン。

歴史あるツールなのでユーザーや公開されているノウハウは多いと思われますが、一方で現在ではその操作性やデザインなどが若干の時代遅れになっている感があるのも事実です。とはいえ、2016年にデザインが一新されるなど、まだまだ現役でも十分に使える伝説的なツールです。

ランキング上位のツールと比較すると特段機能が優れているというわけでもないので「すでに使っているから」とか「友人や会社で使われているから」という理由以外でこれからこのサービスを選択するメリットはあまりないかもしれません。

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14位:Wunderlist (現Microsoft To-Do)

「Wunderlist」は非常にシンプルなタスク管理ツールです。スマホアプリがあったりと対応プラットフォームは幅広く、デザインもそれなりにモダンで、人とタスクを共有する機能を持っているのも好印象です。

ただし機能としては単純なチェックリストくらいの用途にしか使えず、貧弱と言わざるをえません。2015年にはMicrosoftに買収され、2016年には新サービスとして「Microsoft To-Do」がリリースされましたが、出来はあまり良いとは言えなさそうです。

なお、Microsoft To-DoにはWunderlistのデータを引き継ぐことができます。また、Wunderlistも今後積極的な開発はされなさそうですが、利用自体は可能です(2019年5月時点)。

こういった背景からMicrosoft社の後ろ盾は大きいもののサービスとしては不安定のためこれから使い始めるツールとしてはオススメできません。

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13位:Any.do

「Wunderlist」をさらにシンプル化し、すっきりデザインと最低限の機能で使いやすさを追求したツールともいえるのが「Any.do」です。

作りはシンプルですが、デザインや操作性は優れており、没個性ながらもこの手のサービスでは質の高いサービスです。Web版からアプリ版まで各種プラットフォームに対応しているのも強みです。

悪くいうと独自性がほとんどなく、最低限のタスク管理ができれば良いという初心者向けなのは否めないのでこの順位です。

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12位:Google Tasks

スケジュール管理ツールである「Google Calendar」に内包されているタスク管理ツールが「Google Tasks」です。

機能としてはタスクに日付を設定してチェックしていけるだけというシンプルなもの。通常の予定との違いはチェックを入れるとカレンダー上から打ち消し線で消えることです。機能は貧弱ですが、イベント管理とタスク管理の親和性の高さは評価できます。

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11位:Slack (with Workast)

Slackはチャット機能を通してチーム間の連携を円滑にしてくれるツールです。

以前は国産ツールである「チャットワーク」も推していたのですが、機能的な拡張性、デザインや操作性などの全体的な完成度を鑑みて現在はこちらのSlackをオススメしています。

Slackの魅力はそのチャットのしやすさに加えて、外部サービスとの連携のしやすさがピカイチなところです。チャットの投稿をそのままタスク化したり、Slack上でタスクの情報管理を可能にするなど、Slackと連携してタスク管理を行うことに特化した「Workast」なども開発されており、チーム間でのやりとりからタスクが発生することが多い場合には極めて利便性は高いです。

ただし、飽くまでメイン機能はチャットなので、タスク管理機能は最低限の機能を持っているだけではあります。

チーム間で連絡を取り合いながら、シームレスにタスク管理もできることの利便性を評価してこの位置にランクインしました。

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10位~6位

続いて10位から6位の発表です。このあたりから、際どい戦いが繰り広げられます。

10位:Coach.me

「Coach.me」(旧Lift)は、習慣形成に重きを置いたタスク管理ツールです。特に毎日やることを管理するのに向いているユニークなツールです。

例えば、毎日朝9時に薬を飲む、毎晩寝る前に体重を計る、毎日2kmのウォーキングをするといったタスクを毎日チェックすることで習慣形成をサポートしてくれます。

同じ習慣を設定しているユーザー同士でいいねをつけあったり、コメントし合うことができて、習慣形成を促進してくれます。

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9位:Nozbe

「Nozbe」はGTDというタスク管理手法をベースに開発されたツールです。GTDを実践したいという方にオススメのツールです。

GTDについて詳しく知りたい方は「タスク管理メソッドGTD(Getting Things Done)の何が革命的だったのか?」をご覧ください。

デザインもスッキリしていて操作性も悪くないです。ツールの歴史もありますし、信頼できるタスク管理ツールの1つです。

もちろんGTDを知らないという場合でも便利に活用することができるでしょう。各種アプリケーションが充実していて、対応プラットフォームが幅広いのもGooooood!です。

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8位:Brabio!

「Brabio!」はガントチャートの作成に特化した国産のツールです。タスクごとに着手日と期間を設定して、タスク間の関係を設定して、リアルタイムに進捗を管理していけるので、大規模なプロジェクト全体のタスクを管理できます。

ガントチャート作成でいえば、世界的に見てもこのBrabio!以外に選択肢はないでしょう。まだExcelでガントチャートを作っているのなら、いますぐこのツールに乗り換えましょう。

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7位:Toodledo

「Toodledo」は個人向けタスク管理ツールの1つの完成形に近いと言っても過言ではないでしょう。ツールの歴史は長く、機能面でToodledoより優れているツールはほとんどないでしょう。

柔軟なリピート機能、柔軟な絞り込み機能、柔軟な個別設定、充実した外部サービス連携、タスクリストを作成する上で、これほど柔軟にリストを作りこんでいけるツールはそうはありません。

さらに、タスクリストの作成に加えて、ノートの管理、習慣の管理、アウトライナーなど、個人の生産性を上げるための追加機能も豊富です。無料でも十分実用的なうえ、有料プランも年1,000円程度と安い!

一般的な意味でのタスク管理をするのなら、最も機能的に優れているのがToodledoということになります。

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6位:habitica

habiticaはタスクの実行や習慣化をRPGゲームのように捉え、タスク管理に大々的にゲーミフィケーションを取り入れたユニークなサービスです。

habiticaは良い習慣を作ったり、期限のないクリエイティブなタスクを行うことに楽しく取り組むためにRPG風の世界観を取り入れて推進してくれます。ゲーミフィケーションは生活の質を上げる強力なパワーを持っています。

ゲーミフィケーションのパワフルな効果を日常に取り入れる方法について語った本に「スーパーベターになろう!──ゲームの科学で作る「強く勇敢な自分」」がありますが、habiticaはこれを実践できる数少ないツールです。

タスク管理とゲーミフィケーションを組み合わせる発想自体は珍しいものではないのですが、habiticaはその中でも群を抜いて形にしています。同様のツールとして「スーパーベターになろう!」の著者であるジェイン・マクゴニガル氏が運営する「SuperBetter」もありますが、個人的な使用感や作り込み具合としてはSuperBetterよりもhabiticaの方が上です。

チームを作ってフレンドと一緒にRPG風のクエストに取り組むことができて、タスク管理の新たなる可能性を感じさせます。その貴重さを評価して上位にランクインとなりました。

あえて難点を挙げるとすれば、ゲーミフィケーションを大々的に取り入れているため、お堅い現場では取り入れづらいことと、タスク管理とゲーミフィケーションの関連について(アバターや経験値、アイテムなど)ツールを使う上で独特の概念を知っておく必要があることです。

habiticaについてさらに詳しく知りたい場合は、「タスク管理をゲーム化するHabiticaは良い習慣を身につける強力なサポートツール」をご覧ください。

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5位~1位

ついにBest 5の発表です。ここから先はまずどれを選択しても失敗しません。場合によっては、用途に応じて複数を使い分けることもあるかもしれません。いずれも私が「ううむ」と唸った豪傑ばかりです。

5位:タスクペディア

最近ローンチされた国産タスク管理ツールとして注目しているのが「タスクペディア」です。画面や操作は極めてシンプルながらも、大量のタスクの整理に特化したサービスになっていて、膨大なタスクを抱えててんてこまいになっている人にはイチオシのサービスです。

特に私がオススメしたい理由としては2つあって、第一にGTDを実践するツールとして最適なことです。ツールとしてはGTDの実践を意識した設計になっており、GTDを実践したいと考えているユーザーには現状イチオシのサービスになっています。

第二に、サービス設計者である小鳥遊さんがタスク管理に精通した方なので、初心者から上級者まで対応できるツボを押さえた作りになっています。タスク管理で陥りがちなミスや問題点を考慮したサービス設計になっており、タスク管理に初めて取り組む方でも、とことん使い込みたい方でも満足できるサービスでしょう。

これからの機能追加が最も楽しみなサービスでもあります。

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4位:Todoist

「Todoist」は操作性、デザイン、機能性、全体を通して「洗練されている」という言葉が一番似合うタスク管理ツールでしょう。

タスク管理ツールに必要な機能が網羅されていて、使いやすく実装されています。タスク完了の数に応じてカルマという称号が得られるなど、簡素ながらもゲーミフィケーション的な要素が含められているのもユニークです。

Googleカレンダーとの連携など外部連携機能も豊富で、他のサービスと連携して効率的なタスク管理を目指すこともできます。

Todoistはタスク管理ツールとして最も使いやすいツールといえるでしょう。

Todoistについてさらに詳しく知りたい場合は、「タスク管理ツールをToodledoからTodoistに乗り換えた3つの理由」をご覧ください。

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3位:Trello

ホワイトボードに付箋をぺたぺた貼る感覚でタスク管理できるユニークなツールが「Trello」です。他のツールと比べて視覚的にタスク管理できるのが特徴です。

カンバンと呼ばれるような管理方法を望んでいるなら、このTrelloが良いでしょう。価格、機能、対応プラットフォームなど、カンバン系のツールでは1番の出来です。

カンバン系ツールとしての完成度は極めて高く、その機能的な柔軟さからどんなタスクやプロジェクトにも幅広く応用できる素晴らしいツールです。Trello系カンバンツールは他にもいくつかありますし、WekanRestyaboardnなどのTrelloクローンも開発されていますが、やはり完成度はTrelloがずば抜けています。ぜひ一度使ってみてほしいツールです。

Trelloは2017年にソフトウェア開発の分野で大きな存在感を放つAtlassian社に買収され、2019年5月に無料ユーザーが作れるボードが最大10までに制限されることになりました。個人用途としては少々敷居が上がったので、その点ご注意ください。

Trelloについてさらに詳しく知りたい場合は、「Trelloは課題管理の共有に最適な無料のタスク管理ツール」をご覧ください。

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2位:ClickUp

ClickUp」もTodoistと同じように操作性、デザイン、機能性に優れたツールです。そのうえ、ClickUpの素晴らしい点の一つはチームでタスクを共有することに特化していることです。現状、チームで使えて無料でも十分に使えるタスク管理ツールはとても貴重です。正直なところ、まともに使えるものがほとんどありません。

唯一まともに使えるのはAsanaかこのClickUpでしょう。私は会社を経営していることもありチームで使える数々のプロジェクト管理、タスク管理ツールを使い比較検討してきましたが、最後に残ったのがこの2つでした。

そして検討を重ねた結果、知名度でいえば日本ではAsanaの方が上ですが、それ以外の操作性やデザイン、機能面に関してはClickUpの方が優れていると結論づけました。

チームでタスク管理するうえで、CkickUpほど優れたツールを他に知りません。しかも無料でとことん使える!その貴重さを評価して堂々の第3位にランクインです。

ClickUpについてさらに詳しく知りたい場合は、「君は無料の最強プロジェクト管理ツール「ClickUp」を知っているか!」をご覧ください。

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1位:TaskChute Cloud

栄えある第1位に輝きましたのは、ライフハック系の有名ブログ「シゴタノ!」の大橋悦夫さんが開発された時間管理術であるタスクシュートという考え方を形にした「TaskChute Cloud(タスクシュートクラウド)」です。

タスクシュートを元にしたツールはいくつかあるのですが、このタスクシュートの考え方に非常に感銘を受けたため、開発者である大橋さんに正式に許可を取って自らTaskChute Cloudを開発しました。

タスクシュート時間術では、最初に今日一日のタスクリストを作りタスクにがすべて見積もり時間を設定します。そして、タスクを実行するときは必ずタスクの開始時間と終了時間を正確に記録します。そうすることで、今日の仕事が終わる時間や残業時間、空き時間の量などをコントロールできるユニークなツールです。

タスクの実行と記録を同時に行い、習慣を育成しながら時間の使い方を変えていくという思想のツールは、恐らく世界的にみてもこのタスクシュートしかないでしょう。そして、その効果たるや素晴らしいものがあります。使っているうちにタスクを管理するという枠を超えたパワフルな効果を体感できるでしょう。

有料のツールですが、タスク管理ツールの常識を覆すその唯一無二の存在感と、ツールを使ってみたことで私自身が得られた効果の大きさを評価して、第1位としました。とにかく一度お試しあれ。

TaskChute Cloudの特徴をさらに詳しく知りたい場合は、「タスクシュート時間術がよく分かる5つの特徴」をご覧ください。

またTaskChute Cloudの真髄に触れたい物好きなあなたには、「「TaskChute Cloud」で「マニャーナの法則」に徹底的に基づいてタスクを処理した1分単位の行動ログを晒す」がおすすめです。

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生産性を上げてあなたのパワーを噴火させろ!

私がタスク管理ツールを愛するのは、いま自分が没頭すべきことに没頭することで、自分の実力を100%発揮する手助けをしてくれる点です。

用途に合わせて今日ご紹介した15のツールを使い分ければ、きっとあなたの優れたパワーを引き出してくれるでしょう。

最後に全ツールのランキングとツールへのリンクを掲載して、この記事の終わりとしましょう。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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