生産性の限界を押し上げるタスク管理ワークフロー実例【2020年最新版】

私の愛しいアップルパイへ

今日はどえりゃ〜ファンタスティックな資料を用意してまいりましたので、まずはご覧ください。

▼最近の日々の生活を支えているタスク管理ワークフローについての最新版を概念図にして図式化してみました。

限界を押し上げるタスク管理ワークフロー【最新版】 1

▼それぞれのツールの特徴もまとめてみたので、こちらも合わせてご覧ください。

限界を押し上げるタスク管理ワークフロー【最新版】 2
限界を押し上げるタスク管理ワークフロー【最新版】 3

▼各ツールへのリンクも貼っておきましょう。

生産性の要となる3つのツール

上記のワークフローについて補足しましょう。

特に重要なのは中心に配置された3つのツールClickUp」「TaskChute Cloud」「Obsidianです。これが他の何にも変えられない取り替えの効かない最重要なツールになっておりまして、全体のパフォーマンスを支える”脊髄”として機能しています。

それぞれの特徴と使い所についても見ていきましょう。

ClickUpですべてのタスクを管理する

ClickUp

ClickUpすべてのタスクを管理することに特化したツールです。依頼を受けたり思いついたりしたタスクは即座にClickUpに登録し、タスクの抜け漏れを防ぐのが狙いです。

基本的にはGTDの考え方を取り入れつつ、すべてのタスクを管理しているのがこの場所です。ClickUpは多彩なリストを柔軟に作り込めるのが魅力で、プロジェクトにあったリストを作って運用しています。

なかでもClickUpが有用なのはチームでタスクを共有するシーンです。弊社jMatsuzaki株式会社ではSlackを用いて日々のやりとりは行っているのですが、やはりタスクに紐づいたメッセージのやり取りが通常のメッセージングサービスでは埋もれやすい問題があります。

タスクに関することはタスクごとにメッセージをやりとりしたいところです。そういうときにClickUpが役立ちます。ClickUpのコメント欄を見ればそのタスクについての過去のやりとりを見ることができるので、仕事の進行がとてもスムーズになります。

これはとても大切なところで、無料から使えるタスク管理ツールで他人とタスクに関する情報やメッセージを効率的に行えるまともなツールはほとんどありません。そういう点でClickUpは重宝しています。

そしてもう一つClickUpで行う重要なことは、毎週金曜日に今週のタスクを決めることです。弊社では毎週金曜日に週次定例を行い、翌週やることを共有しあっています。このタイミングに合わせて、ClickUpにあるすべてのタスクの中から翌週に実行するタスクの期限を一週間後にしておきます(厳密には翌週の木曜日)。

すると一週間の間は翌週が期限のタスクだけに集中していれば良いので、目の前の仕事に集中できるようになるのです。すべてのタスクが目に入ることは、ときに仕事量の多さに途方に暮れてしまうため、いま目にしなければならない情報だけが目に入るようフィルタリングすることは大切です。

TaskChute Cloudで今日やることを管理する

TaskChute Cloud

TaskChute Cloud今日やることと習慣の管理に特化したツールです。ClickUpには思いついたタスクはすべて即座に登録するのですが、TaskChute Cloudは逆に今日やる仕事を一度決めたら基本的にそれらが終わるまではタスクは追加しません。

そうすることで、一日の仕事の範囲を明確にし、日中は今日やると決めた仕事だけにとことん集中できます。これは非常に快感で、タスクが整理できるという以上に一日の満足度を大きく上げることに貢献してくれています。

もう一つTaskChute Cloudで行う重要なことは、習慣の管理です。今日やると決めた仕事と毎日行っている習慣を同じ場所で管理できるため、1日の極めて現実的な計画を立てることができます。これは生産性を最大化する上で欠かせない儀式です。

今日やる仕事の中でも、長期間に渡って取り組む必要のある仕事は積極的にルーチン化してしまいます。すると、新しく着手した仕事もどんどん習慣的に進められるようになってきます。そうなると毎日少しずつ仕事を進めていたら、気づいた時には大きな仕事がほとんど終わっていたという境地に達することができます。

このように今日やる仕事と日々の習慣を同じ場所で管理し、新しい習慣の促進までやってくれるツールはほとんどありません。

正直なところ、TaskChute Cloud無しにはもう仕事の進め方が分からないくらいこのサービスに頼っています。

Obsidianで知識を管理する

Obsidian

Obsidian知識の管理に特化しています。いわゆるパーソナル・ナレッジ・マネジメント(PKM)を行うためのツールです。

私の日々の仕事はプログラミング、執筆、作曲、そして会社の経営が主だったものなのですが、そのほとんどは知識を活かして成果物を作る仕事に分類されます。

そうなると、知識をどれだけ効率的かつ効果的に管理できるかが生産性に直結してきます。Obsidianはこのような知識の管理に特化した強力なノートアプリです。2020年にローンチしたばかりなのですが、その設計思想とソフトウェアのクオリティに惚れて、すぐにメインのノートアプリとして採用しました。

具体的な使い方としては、Obsidianを使ってZettelkastenというノート術のメソッドを用いています。Zettelkastenはノートを永続的に使える知識に変換し、新しいアイデアや発想、知識の構造などの知能労働をサポートしてくれる実に洗練された仕組みです。

このメソッドをObsidianで実践することによって、日々の成果物の作成を効率化しています。使い込めば使い込むほど仕事が楽になる、今いちばん熱いノートアプリだと思います。

タスク管理ワークフローを洗練化させて限界を押し上げる

適切に設計されたタスク管理ワークフローは生産性を別次元に上げてくれます。なぜなら自分が考えなくても良いことをツールに委任できるので、自分はもっと複雑で創造的な仕事に没頭できるようになるからです。

今日は今私がメインで使っているタスク管理のワークフローをなるべく分かりやすく説明しました。もっととことん細部に渡って分かりにくく説明した記事もあるので、生産性マニアなあなたにはそちらもオススメしておきます。

残りのスペースも少なくなってきたことですし、冒頭に上げた画像の各種ツールへの公式リンクもあらためて掲載しておきましょう。なんでそんなことをしてくれるのかって?私が紳士だからですよ。

▼各ツールへのリンクも貼っておきましょう。

最後に、冒頭に挙げたタスク管理フローのツール名を取り除いたバージョンの画像も作ってみました。せっかくですから是非あなたもご自身のワークフローを整理してみて私に教えてください。

限界を押し上げるタスク管理ワークフロー【最新版】 4

貴下の従順なる下僕 松崎より

タスク管理マニアが高じてWebで「タスクシュート時間術」を実践できる「TaskChute Cloud」を自らの手で開発してリリースしました。 タスクシュート時間術の考案者である大橋さんから開発許可を得た公式ツールです。

▼これでタスクシュートに死角がなくなった!ご利用はこちらからどうぞ。

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。