今日やることリストを作る3つの効果

私の愛しいアップルパイへ

朝起きたら早いうちに今日1日でやることリストを作り、時系列で並べるという作業を毎日しています。

具体的には、以下のようになります。

  • 食事や入浴など日頃から行なっている習慣のリストを作っておく
  • 会議など、既に時間が決まっているイベントを配置する
  • 空いたところに全タスクの中から今日やることだけをピックアップして実行順に配置する

▼このリストを以下のように弊社が開発しているTaskChute Cloudに登録し、日中は上から順に愚直に実行するだけです。

やっていることは大して珍しいことではないと思いますが、このパワフルな効果にはいつも驚かされます。

今日やることリストを作る3つの効果

脱線が減って集中力が上がる

まずもって実感するのは脱線が減って集中力が上がることです。

大抵の場合、集中力が下がって脱線するのは、次に何をするかが明確になっておらず、自分の抱えているタスクから逃避したいと感じている時です。

あらかじめやるべきことを決めておき、順番通りに並べておけば、このような思考の迷走を防ぐことができます。しのごの言わず、次にやると決めたことに手をつけてしまおうと思えるからです。

1日の仕事にゲームのように取り組める

今日やることリストには、”今日1日”という明確な期限感が生まれます。予定より長引いたり、他のことに脱線したら、今日1日で予定のリストをこなすことが難しくなると分かります。

予定をオーバーしたり、SNSへ脱線したりすることがゴールを遠ざけると分かるので、気持ち良い緊張感が生まれるのです

この緊張感は、あくまで自分の中で決めたゴールとの競争なので、ゲームのように楽しく取り組めます。1日の仕事をゲーム化してしまうのです。

そして、予定通りにタスクリストを終えられた時の爽快感は格別なので、それもインセンティブとしてうまく働いてくれます。この繰り返しは、1日の間でできることを格段に増やしてくれます。

振り返りの精度が上がる

1日の今日やることを作っておけば、それがそのまま今日やったことになります。

今日やったことを振り返ることで、理想と現実のギャップに気付けるようになります。現実を知ることができるので、現実的に生活の質を上げるための対策を打てるようになります。何より、「自分はできる範囲で頑張っている」「本気を出せば自分だって…」といった類の妄想の中に逃げ込まなくなります。

今日やることには具体的な出来事が羅列しているので、何を、いつ、どのようにやるべきだったかといった具体的な対策を考えやすくなります。

どんな分野でも勉強には質の高い復習が有効であるように、毎日の生産性を上げることに関しても質の高い復習が有効なのです。

生活を自分で選択できている実感が生産性を最大化する

この習慣を毎日行っていて思うのは、行動を自ら選択した、予定した通りに物事が進んでいる時にこそ生産性が最大化するということです。所謂フロー状態に入りやすくなるのです。

つい人は好きなことをやっている時や、目標に向かっている時に一番やる気が出ると勘違いしがちです。本当は、ものごとが自分の決めた予定の通りに進められているときに一番やる気が出るのです。

仕事をしていて、一番やる気が出るのはどんな時でしょうか?

答えは「仕事が予定どおり進んでいる」と実感する時です。

意外に思われる方が多いでしょう。多くの方は「目標が明確な時」「熱意を感じる時」「好きな仕事をしている時」といった答えを予想されたかもしれません。

しかし、どんな仕事でも、予定どおり進んでいることで一番力が湧くのです。

仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 CHAPTER 06 「忙しいだけの仕事」を捨てる

ここまで聞いて、予定をたてて予定通りにことを進めるだなんて窮屈だと思ったでしょうか?否、否、三たび否!

むしろ逆で、予定通りに進んでいる時に力が湧くのは、自分の生活を自分で選択できているという自己効力感がもたらしてくれるパワーでしょう。選択することに秘められた力について解説したシーナ・アイエンガー氏の著書「選択の科学」では、選択についてこう定義しています。

わたしたちが「選択」と読んでいるものは、自分自身や、自分の置かれた環境を、自分の力で変える能力のことだ。

選択の科学 P.23

今日やることリストを作って、予定通りに実行する成功体験が積み重なっていくと、自分の人生における裁量の度合いにあらためて気づかされます

この気づきは、人生の幸福感を上げてくれます。「選択の科学」では、続けてこう語られています。

この研究で、人々の健康に最も大きな影響を与えた要因は、人々が実際にもっていた自己決定権の大きさではなく、その認識にあった。実際、下位層の公務員は、上位層よりも仕事の自由度は少なかったが、同じ階層内でも、自分に仕事の自由度がどれくらいあるかという認識と、それに対応する健康状態は、人によって大きく違ったのだ。

選択の科学 P.35

今日やるべきことを自分で自由に選択し、それを実行することに全精力を注ぎ込み、そこに書かれていること以外のことは考えなくても良い。これほど幸せなことはあるでしょうか?(否、無いであろう!)

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。