タスク管理をゲーム化するHabiticaは良い習慣を身につける強力なサポートツール

私の愛しいアップルパイへ

今日は私が愛用しているタスク管理ツール「Habitica」を紹介させていただきたく、馬を走らせてきました。

Habiticaはタスク管理をゲーム化するツールで、RPGゲームの世界観をタスク管理に適用してくれます。ゲームをプレイしている時のように、勇敢で、忍耐強く、創造的で失敗を恐れないゲームフルな自分を引き出してくれるユニークなタスク管理ツールです。

▼「Habitica」の使用感については以下の動画で解説しておりますので、まずはこちらをご覧ください。

今日はHabiticaの使い所にフォーカスしてご紹介します。

第二領域の習慣化に最適なHabitica

Habiticaはタスク管理や習慣化をゲーム化してくれる実にユニークなツールです。RPGゲームの世界観を再現し、習慣やタスクを実行したら経験値を得て、レベルアップしていきます。

まるでゲームをプレイするようにタスクをこなしていくことを目的に設計されています。

タスク管理のゲーム化は、特に第二領域を扱うのに向いていると私は考えています。第二領域とは我々夢見るリアリストたちの永遠のバイブルである「7つの習慣」で説かれている者であり「緊急ではないが重要なこと」を指します。

これは例えば、運動をするなどの健康に関するものや、クリエイティブな活動、新しいキャリアプランを築くための勉強や資格取得などです。

▼第二領域については以下の動画でも解説しているのでご参考にどうぞ。

Habiticaでは「習慣」「日課」「To-Do」「ごほうび」の4分類でタスクを登録します。さほど複雑な設定はできないので全てのタスクを登録するのは難しいです。

第二領域だけに限定すれば、さほど膨大にはならないのでこの機能でも十分です。また、ぞれぞれのタスクは繰り返し実行することが前提となっているので、第二領域の習慣化には特に向いています

Habiticaの機能の中でも特に気に入っているのは“レベルダウン“の機能で、設定した習慣をこなせないとダメージを受け、一定のダメージを受けるとレベルが下がってしまうのです。人は何かが得られそうなときより、何かを失いそうなときの方が必死になるものです。

▼以下は、体力が17で今日の習慣を実行しないとレベルが下がってしまう直前の状況です。レベルダウンが嫌で習慣の先送りを予防できたことが何回もあります。

タスク管理にゲーミフィケーションを導入するならHabitica

テレビゲームであれボードゲームであれ、ゲームをプレイしたことがある人なら誰もが、ゲームをしている時のように創造的で楽観的で勇敢で忍耐強い自分を実生活でも引き出せたらなと思うことがあるでしょう。

そのようなテーマで書かれた本の筆頭にジェイン・マクゴニガル著「スーパーベターになろう!」があります。

▼「 スーパーベターになろう!」については以下の動画でも解説しているのでご参考にどうぞ。

本書はゲームをプレイすることがいかに人生に前向きな変化をもたらしてくれ、また同時に、いかにして人生をゲームのように取り組むかについて科学的な見地から解説した名著です。

本書に書かれているようなタスク管理にゲーミフィケーションを導入することに適したツールとして、私が今まで使ってきた中で最も優れたツールがHabiticaでした。

著者のジェイン・マクゴニガル氏自身も「SUPERBETTER」というタスク管理にゲーミフィケーションをもたらす独自のサービスを展開しています。

私も以前は「SUPERBETTER」を使っていたのですが、クオリティは「Habitica」の方が上で、「 スーパーベターになろう!」に書かれている内容を実践するツールとしてHabiticaに移行しました。

その他のゲーミフィケーションを取り入れたタスク管理ツールと比較しても、Habiticaはピカイチです。タスク管理にゲーミフィケーションを導入するならHabiticaが一押しです。

TaskChute Cloudとも相性が良いHabitica

私は一日でやることをTaskChute Cloudで管理していますが、HabiticaはTaskChute Cloudとも相性が良いと感じています。

HabiticaだけでなくTaskChute Cloudにも第二領域のタスクは登録しているため二重で登録することになるのですが、その手間をかける価値は十分にあります。

通常、一日の間はTaskChute Cloudを常に見ながら作業を進めているので、通常時はTaskChute Cloudさえ見ていれば何の問題もありません。TaskChute Cloudには第一領域(緊急かつ重要)〜第四領域(緊急でも重要でもない)に関するタスクが全て登録されているので、第二領域が埋もれやすいのです。

第一に、第二領域のタスクがどのくらいの頻度で実行できているか分からない点です。習慣化したいことを最近先送りしていないか?どのくらい連続して実行できているか?といったことがTaskChute Cloudでは分かりませんし、全てのタスクが登録されているため記憶にも残りづらいです。

第二に、先送りするときに第二領域を先送りしている実感が薄い点です。実際は、第三領域を先送りするのと第二領域を先送りするのでは、その価値は大きく違います。しかし、TaskChute Cloudでは第三領域を先送りする感覚と同じ感覚で第二領域も先送りできてしまうのです。

そこで、第二領域だけを抜き出して管理するHabiticaを併用することで上記2点を解消することができます。

HabiticaとTaskChute Cloudは実に相性が良いのです。この2つを組み合わせれば、山頂に岩を運び続けるシーシュポスみたいな人生から脱却する決定打になるかもしれません。

ヴンダバー!(素晴らしい!)

貴下の従順なる下僕 松崎より

タスク管理マニアが高じてWebで「タスクシュート時間術」を実践できる「TaskChute Cloud」を自らの手で開発してリリースしました。 タスクシュート時間術の考案者である大橋さんから開発許可を得た公式ツールです。

▼これでタスクシュートに死角がなくなった!ご利用はこちらからどうぞ。

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。