私の愛しいアップルパイへ
あなたが今はじめてわたパチを食べたときみたいに目の覚めるようなアイデアを発想したいと欲するのであれば、私はあなたにこう言いましょう。
「汝、3つのリストを作れよ!それは「やっていることのリスト」と「問題になっていることのリスト」と「ミスしたことのリスト」である!されば、もうアイデアに枯渇することはなかろう!」と。
良いアイデアを発想したいなら3つのリストを作りなさい
- 1.やっていることのリスト
- 2.問題になっていることのリスト
- 3.ミスしたことのリスト
目標や計画を持つより、毎日毎日変化することの重要性を説いた名著「仕事は楽しいかね?」では、この3つのリストがアイデアを生み出す鍵として紹介されてます。
それぞれの役割について解説しましょう。
1.やっていることのリスト
これはその名のとおり、いま自分が取り組んでいることのリストです。これは眺めるだけでも新しいアイデアを機械的に生み出せるようになるほど役立つリストです。
「仕事は楽しいかね?」にも書かれているとおり、新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなのですから。
2.問題になっていることのリスト
いま直面している問題の解決にフォーカスすると、思いがけないアイデアにたどり着くことがあります。
解決策が新しいアイデアになることもありますが、問題を解決できなくても、問題自体を活用して全く違ったアイデアにたどり着くこともあります。例えば、商品の捨てていた部分を使って、新しい商品を作りだした例は数多くあります。
▼問題リストの活用法は以下の記事でも詳しく解説しました。
3.ミスしたことのリスト
ミスしたことのリストは、問題とは違って実際にやってみたときにミスしてしまったことのリストです。例えば時間に遅れてしまったですとか、時間を浪費してしまったですとか、イベントの運営に失敗したですとか、そういったことです。
ミスしておいたことを書き留めておくことはとても重要です。なぜなら、ミスした瞬間は気が動転するものなので、その瞬間に冷静に対策やアイデアを考えることなどはできないからです。
そこで、ミスしたことがあればリストに書き足して、あとで見返せるようにしておきます。ミスしたことをあとで冷静になって振り返れば、新しいアイデアに辿りつける可能性がぐっと高まります。
3つのリストを更新してアイデアのネタ帳にする
私はこの3つのリストを毎日寝る前に開いて、一日を振り返りながらリストを更新するようにしています。もうやっていないことや解決した問題は削除し、新たに発生したことは追記します。その際、リストに書き出す項目は重複なく書きだすのがコツです。
こうして3つのリストを常に最新の状態にしておけば、アイデアが必要になったときに役立ちますし、更新している最中にアイデアが舞い降りてくることも珍しくありません。
良いアイデアを求めているのならオススメの習慣です。
貴下の従順なる下僕 松崎より