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私の愛しいアップルパイへ
いままで作曲するなかでいまいちスマートじゃないと感じていたところがあったのですが、アイデアの発想と選考と実行段階を明確に分けたことで解決しそうです。
もともと私がスマートじゃないと思っていたのは概ね以下の2点でした。
- 曲をつくりながら思いついたアイデアより、もっと質の高いアイデアがある気がする
- 質の低いアイデアに時間をかけて手戻りが発生したり、成果の質が下がることがある
これをどのように解決したかお話しましょう。
アイデアの発想と選考と実行段階を分けると量と質がともに向上する
いままでは発想→選考→実行→発想→選考→…と短いスパンで繰り返しながら一曲作っていたのですが、3つのフェーズをそれぞれじっくり取り組むようにしてみました。つまり、発想に時間をかけて1つでも多くのアイデアを出し、そこから質の高いアイデアの選考にじっくり時間をかけ、納得いったものだけ実行するやり方です。
仕事ではチームでじっくりブレストしてからアイデアを絞って企画をまとめるなんてやり方はよくある光景だと思いますが、それを作曲に適用して一人で完結するイメージです。
具体的なやり方はこうです。
▼まず100日かけて100曲の小品を制作しました。
【参考記事】100日で1つを成し遂げようとするより、1日でできることを100回積み重ねる
▼それから1週間ほどかけてアイデアの質が高いものを8曲まで絞り込みました。それが以下です。
あとはこれから1つ1つのアイデアを丹念に磨いて質をあげていきます。
こうして「1.アイデア出しに集中する期間」「2.アイデア選考に集中する期間」「3.選考したアイデアを作りこんでいく期間」とフェーズを分けることで、冒頭にあげた2つの課題を解決できるでしょう。
さらに、アイデア出しの期間では量稽古に集中できるので、量稽古ならではの効果も得られます。より多くの時間が割けるようになったり、重要ポイントが見極められるようになったり、自分の強みが明確になるといった効果です。これについては以下の記事を参考にしてみてください。
【参考記事】脱・完璧主義を試してみたら確かに効果があった
量と質を同時に追うことで効果的に成長できる
アイデアの発想・選考・実行を分ければ、量と質を同時に追うことができます。そうすれば、その分野で効果的に成長していけますし、最終的な成果の質もグンと上がるはずです。
▼その出発地点として、100日チャレンジのアイデアを取り入れるのは大変効果的だと思っています。
貴下の従順なる下僕 松崎より