私の愛しいアップルパイへ
人間の寿命が100年に到達したことで起こる人生の変革について謳った名著「LIFE SHIFT(ライフシフト)」はご存知でしょうか。「WORK SHIFT(ワークシフト)」で知られるリンダ・グラットン氏の二冊目の著書となります。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略[Kindle版]
本書は100年ライフという、私たちの前に横たわる大きな変革についてリアリティを持って解説してくれます。
その中でも特にWoooooo!と叫んでしまったのは、これからはマイホームや貯金といった有形資産だけでなく、「変身資産」という無形資産が重要になるという話くだりです。
今日はこの変身資産について深掘りしていきましょう。
100年ライフを支える「変身資産」とは?
「変身資産」とは、その名の通り変身するために必要となる資産のことです。
100年ライフを生きる私たちには「教育→仕事→引退」で表される3ステージ型の前時代的な生き方は当てはまりません。
怒涛の変化にさらされた100年ライフを生きる我々にはもっと変化に富んだマルチステージ型の生き方が求められます。
本書の中ではこんな風に書かれています。
もう一つ予想されるのは 、勤労期間が細切れ化することだ 。知識の蓄えが底を突き 、健康とモチベ ーションが枯渇し 、友人や家族との結びつきが断ち切れるのを避けるために 、大半の人はキャリアをいくつかの段階に分割することを望むだろう
(中略)
有形の資産と無形の資産のバランスを取るためにマルチステ ージの人生を生きる必要が出てくるとすれば 、私たちは新しいタイプの資産を築かなくてはならなくなる 。それは 「変身資産 」とでも呼ぶべきものだ 。人生の途中で変化と新しいステ ージへの移行を成功させる意思と能力のことである。
「LIFE SHIFT」 第4章 見えない「資産」
「変身」はまささくこれからのキーワードでしょう。”勤続30年”は称号ではなくリスクになります。変身資産が乏しければ全時代的な3ステージ型の人生にハマった挙句、ガス欠になりかねません。まさしく誰もが岡本太郎になるべき時代です。
私たちに求められているのは変化に対する柔軟さであり、積極的に新しいキャリアプランを築こうとする変身能力です。
それは才能の問題でなく資産の問題なのです。変身資産を巧みに蓄えていけば、100年ライフを実り豊かなものとする変身を実践できるのです。
3つの変身資産を築くために今できること
「あらjMatsuzaki!あなたって嫌な人だわ!結局、変身資産が何かに言及せずに不安ばかり煽って!まるでどこぞの週刊誌みたい!」
と叫ぶのはまだ早いです。では、その肝心の変身資産を築くにはどうすればいいのでしょうか?本書によれば変身資産は以下の3つに分類できるといいます。
- 自分に対する知識
- 多様性に富んだネットワーク
- 新しい経験に対して開かれた姿勢
時代の流れを知ることがここに含まれていないのは1つのポイントでしょう。「何を知っているか?」は大した変身資産にはならないということです。
それでは具体的に何をやっていけばいいのでしょうか?ここからは私が変身資産を築くために実際にやっていることの中で特に効果的だと感じていることを挙げてみます。
変身資産を築く実際のアクション
自分に対する知識を増やす方法
ここで紹介したいのは2つあります。
- 行動ログを記録する
- 日記をつける
自分に対する知識を増やす方法としてまずもってオススメしたいのは、自分の行動ログを記録することです。
私はタスクシュート時間術を実践しているので24時間いつでも自分の行動に関するログを撮り続けています(このブログを書いている今も)。
▼ツールは「TaskChute Cloud」を使っています。
行動ログをつけると自分の無意識の反応や習慣、思考の癖に自覚的になります。この無意識の反応に気づくというのがとても大切で、ごく些細な出来事からも自分の資質が見えてくるのです。
続いてオススメしたいのは日記を書く習慣です。日記を通して1日の出来事に意味付けしていく習慣はまさに自分に対する知識を増やす習慣と言えるでしょう。
日記が面倒で続かないという人には4行日記がオススメです。1日をたったの4行でまとめるというシンプルな方法で、日記が続かない人が一歩踏み出すのに最適です。
▼4行日記については以下の記事をご覧ください。
多様性に富んだネットワークを築く方法
ここで紹介したいのは3つあります。
- カッコいいと思える人に実際に会いにいく
- 住む場所を変える
- オンラインコミュニティに所属する
続いて多様性に富んだネットワークを築く方法ですが、インターネットが普及した今ではその手段は無数にあります。
1つアドバイスがあるとすれば、インターネットで情報収拾するだけでなく実際に会いに行くことです。その人の情報を読むのと実際に会いに行くのとでは、コカ・コーラとペプシ・コーラほどの違いがあります。
ブログでも本でも読んでカッコいい生き方をしてる人を見つけたら是非実際に会いに行ってみましょう。
住む場所を変えるのも良いアイデアです。私は再来月にベルリン移住を控えていますが、住む場所を大きく変えることは新しいネットワークを作る良いきっかけになります。
また、現在は多くのオンラインコミュニティもあるので、そちらに所属してみるのも良いでしょう。私も「ライフエンジン 」というまさに多様性に富んだオンラインコミュニティを運営してますので、そちらもご興味あれば検討してみてください。
▼ライフエンジンについては以下の記事をご覧ください。
新しい姿勢に対して開かれた姿勢を身につける方法
ここで紹介したいのは3つあります。
- 「仕事は楽しいかね?」を読む
- 毎日新しいことを1つやってみる
- 毎週、週次計画を立てる
新しい姿勢に対して開かれた姿勢を身につけるには、まずもってそのマインドを理解する必要があるでしょう。
岡本太郎氏の作品に触れる以外で効果的なのは、「仕事は楽しいかね?」を読むことです。この本はまさに「新しい姿勢に対して開かれた姿勢を身につける」ことをテーマとした本です。
具体的なアクションでいうと、毎日新しいことに1つ取り組んでみる習慣を身につけることです。どんな小さなことでもいいので、毎日必ず新しいことに取り組んでみて、それを記録しておきます。
この習慣は新しい姿勢に対して開かれた姿勢を身につけるための良い習慣になります。
▼詳細は以下の記事をご覧ください。
さらに効果的なのは毎週、週次計画を立てることでしょう。週次計画を通して自らのキャリアプランを主体的に築いていく習慣を持てば、スマートな変身ができるようになります。
長期すぎる計画は人の視野を狭め、変身とはほど遠いものになりかねません。だからといって短気すぎると融通の利かない計画になってしまいます。
長すぎず短すぎず、習慣の基本的な単位であると一週間は変身計画としてうまく機能するのです。
▼週次計画についてはこちらの記事をご覧ください。
▼Youtubeでもこのテーマを別の切り口で語っていますので、こちらもよろしければご視聴ください。
変身資産を築くことはもはや必須の取り組み
もはや1つの会社に依存するのが有形資産の面だけでなく、健康面や精神面などあらゆる面でリスクとなった現代、「変身資産」を築いていくことは必須になっていくでしょう。
我が言が、あなたが効果的に変身資産を築いていく助けになるなら、これほど嬉しいことはありません。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略[Kindle版]
貴下の従順なる下僕 松崎より