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私の愛しいアップルパイへ
先日、ネット上でこのような金言に出会いました。
「変化」はすごい。「変化」は日常に活力を与え、人の可能性を引き出す鍵だ。「変化」は注目に値する。大小は関係ない。対象は何でも良い。昨日との違いを1つでも生み出すことは、大きな価値のある行動だ。「変化だ。奇妙なものに目を向けろ」とは、デヴィッド・ボウイも良く言ったものだ。
なんて素晴らしい言葉でしょう。てっきり聖書でも読んでいるのかと錯覚しました。きっとこの方の声はフルートのように高く優しく美しく響くに違いありません。
実はこれは私の言葉なのですが、変化ってのはそれだけパワフルな効果を持っています。私はこの変化のパワーを我がものとするため、毎日新しいことに挑戦することを習慣化しています。
今日は私がいかにして新しいことに挑戦する習慣を仕組み化し、日常に変化という名の活力を与えているか説明しましょう。
毎日新しいことに挑戦する習慣を仕組み化する
私がいかにして変化を習慣化しているのか、大きな流れは以下の通りです。
1.アイデアをEvernoteにメモする環境を整える
2.タスク化できるアイデアは専用タグをつけてToodledoへ
3.毎朝TaskChuteで予定を立てるときアイデアを1つ組み込む
4.一日が終わったら実行したアイデアをLiftで管理する
1つ1つ見ていきましょう。
1.アイデアをEvernoteにメモする環境を整える
まずもって大切なのは、日常に前向きな変化をもたらすアイデアのストックを持つことです。そのためには、いつでもどこでもメモできて、アイデアを一箇所で管理できる場所が必要です。
私はアイデアを思いついたらすぐにEvernoteへメモするようにしています。Evernoteであれば、スマホからでもPCからでも赤ちゃんのお尻のように滑らかにメモできるので、アイデアの取りこぼしがなくなります。
2.タスク化できるアイデアは専用タグをつけてToodledoへ
とっさにメモしたアイデアは大小様々なものがあります。1日でできそうなものもありますし、5年や10年かかりそうなものもあります。 毎日新しい挑戦に取り組もうとしたなら、アイデアの中でも今すぐ実行に移せるものだけを抽出する必要が出てくるでしょう。
私はEvernoteにメモした新しいノートを1日1回整理するようにしています。その過程で、今すぐ実行に移せるものに関しては、タスクとしてToodledoに登録してしまいます。その上で後で判別しやすいよう、新しい挑戦となるタスクには「TrySomethingNew」(新しい挑戦)というタグをつけるようにしています。
3.毎朝TaskChuteで予定を立てるときアイデアを1つ組み込む
アイデアをタスクにして満足してはいけません。実行タイミングの決まっていないタスクは、タスクリストの底の方で埃まみれになるのが常だからです。ですから「TrySomethingNew」タスクの実行タイミングを決める必要があります。
私は毎朝TaskChute2というツールを使って一日の予定を立てています。このタイミングでToodledoの「TrySomethingNew」タスクを必ず1つはTaskChuteの予定に入れるようにするのです。
4.一日が終わったら実行したアイデアをLiftで管理する
予定に入れただけでは終わりません。寝る前に今日新しく取り組んだことを振り返り、記録に残していくことが大切です。そうすれば、新しい挑戦に対する感度がどんどん高まっていきます。
私は習慣管理ツールの「Lift」にその名の通り「TrySomethingNew」という習慣を設定し、日々の実行結果を管理しています。実行したらチェックを入れ、実際にやったことをメモするのです。そうすれば、日々の変化の積み重ねが可視化されます。
ちなみに、私がLiftで管理している実行ログは公開しているので、こちらから見れます → https://lift.do/users/247bf6ea9666b8b06948/3245
内容は些細なものばかりですが、それで良いのです。変化に気づくこと、変化を起こすこと自体が大切なのです。
「毎日毎日、違う自分になる」という目標
「仕事は楽しいかね」でマックス爺さんはこんな風に言っています。
今までに読んだ素晴らしい小説の中で、ベストセラーにならなかったものが何冊あるか、考えてごらん。地方の劇場に出ている俳優だって、ブロードウェイの俳優と同じくらい実力のある人が何人いるだろう。
問題は、才能のあるなしでもなければ勤勉かどうかってことでもない。コイン投げの達人じゃないってことなんだ。だから僕はたった1つしか目標を持っていない。「毎日毎日、違う自分になること」
これは、試すことを続けなければならないということだ。そして試すこととは、あっちにぶつかりこっちにぶつかり試行錯誤を繰り返しながらそれでもどうにかこうにか、手当たり次第にあれこれやってみるということだ。(中略)
必要は発明の母かも知れない。だけど、偶然は発明の父なんだ。
長期の目標を追うのも良いですが、ときにマンネリになり、ときに視野が狭くなります。そんな中で、新しい挑戦が生み出す毎日の変化は、良いスパイスになると同時に、予想外の成果を生む会心の一撃になるかも知れません。
貴下の従順なる下僕 松崎より