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私の愛しいアップルパイへ
第二の脳とまで言われるEvernoteの素晴らしさは私が今さら説くまでもないでしょう。しかし、なんでもできるが故に、何をすれば良いか分からなくなることがあるのも事実です。
そんな2013年夏、人気ブログ「あなたのスイッチを押すブログ」のばんか氏がついにEvernote本を出版したということで早速読み漁りました。彼は冒頭でこう言います。
Evernoteは、単なるメモ帳です。もちろん、紙の手帳にはない利点がたくさんありますが、元を正せばただのメモ帳に過ぎません。まずはそのことを忘れないようにしましょう。そうすれば、Evernoteはあなたにとって非常に使いやすい、便利な記憶保管場所になるはずです。
EVERNOTEに記録しておくとえらく役立つ情報15選
本書は「百科」と謳われているだけあって、Evernoteの使い方が本当に隅から隅まで丁寧に記されています。その中でも私が特に惹かれたのが「Chapter06 ノート&ノートブックのアイデア帖」と題された章でした。
ここには著者のばんか氏が実際にEvernoteに記録しておいて便利だった内容が紹介されています。いずれもこれは真似したい!と思えるものばかりだったので、いくつか抜粋して紹介しましょう。
1.所有している洋服の写真
所有しているものをEvernoteに入れておくと便利なシーンは多くありますが、特に洋服は撮っておくと便利そうです。特に新しい服を買うときに重宝しそうです。
ちなみに、著者は毎日の自分の服装も写真に撮って記録していると言います。これだと同じ人の前で同じ服を着るのを回避したい場合や、服装を選ぶときも過去のものを参照できるので便利ですね。
2.自分の服のサイズ
同じく、自分の服のサイズを測って記録しておくと、買い物のときに役立ちそうです。
3.家族に関するデータ
自分だけでなく、家族のデータも忘れがちなので記録しておくと便利です。生年月日や今の住所、連絡先などをさっと見れると、役立つシーンが色々とありそうです。
4.自分専用防災マニュアル
貴重品のリストや、近くの避難場所など、災害時のマニュアルをノートに記しておくと、いざというときに役立ちそうです。
5.キャッシュカードやクレジットカード
キャッシュカードやクレジットカードを写真で撮っておくか、転記しておくと便利です。もちろん口座番号の場所にはモザイクを入れたり、パスワードをかけたりしておきましょう。
6.カラオケの持ち歌リスト
私は滅多に行かないのですが、それでも稀にカラオケに連れて行かれることがあります。そのとき、持ち歌リストがあればなんと便利だったことか。そうすれば毎回「Like a Rolling Stone」だけで粘る必要もなかったのに。
7.契約書や保証書
契約書や保証書の類は、覚えておけないけど記録しておいた方が良いものの筆頭ですね。たとえ無くしてしまっても電子データさえあれば問題ないことも多いので、是非写真を撮ってEvernoteに放り込んでおきましょう。
8.毎月の給与明細
給与明細は特別な用途がなければそこら辺に放置してしまったり、捨ててしまったりすることが多いのですが、いつ必要になるか分からないのでEvernoteに入れとくと後で役立ちそうです。
9.公共料金の請求書
公共料金も稀に後で確認したくなるときがあるので、Evernoteに入れておくと便利です。先月の水道代いくらだっけ?ですとか、毎年この時期は電気代どのくらいかかるんだっけ?など、色々と使えるシーンが出てきそうです。
10.献立・作った料理
栄養バランスをチェックしたり、過去のレシピを確認するときなどにも、献立や作った料理の写真を記録しておくと後で助かるでしょう。
11.家具の場所・寸法
引っ越しのときはもちろん、新たに家具を買い足したいときなど、家具の場所と寸法を記録しておくと重宝しますよね。家具って別の買い物をしに来たときに急に欲しくなったりするものですから。
12.消耗品のリストと詳細
外出中に「そうだ!クソリモコンのクソ電池がクソ足りなくなってたんだ!!」と思い出したときなど、消耗品のリストと、単三電池か単4電池かなどの詳細を記録しておくと役立ちます。あと、いつも使っている洗剤の種類ですとか、整髪料なども記録しておくと良さそうです。
13.年賀状のスキャンデータ
年賀状もスキャンしておくとGooooood!ですね。去年に年賀状をくれた人が分かりますし、急に連絡をとりたくなったときに住所が載ってたりしますから。
14.行ってみたい場所のリスト
外出先で急に時間が余ったときや、愛しのクレメンタインとのデートのときなど、行ってみたい場所のリストがあると重宝します。しかも、前から行きたいと思っていたところに行けた感動も味わえますし、充実した生活を送れそうです。
15.健康や持病に関する情報
健康診断の結果や、持病の正式名称、いつも飲んでいる薬の情報などを記録しておくと、様々なシーンで役立つでしょう。
記憶しておけないことの記録をEvernoteに一元化!
あなたが学生のときに取ったノートのように、「記憶しておけないこと」を記録として残すのがEvernoteの本質的な使い方です。言葉も、写真も、動画も、ファイルも、何でも入れておけるメモ帳。それがEvernoteなのです。
P.16
私もEvernoteを使い始めてから2年経ちますが「これは覚えていられないから、とりあえずEvernoteに放り込んでおけば良い」という状況は本当にストレスフリーです。Evernoteはもはやオススメサービスというより、もう絶対に手放せないサービスです。
本書は、これからEvernoteを使いはじめるあなた、最近使い始めたあなたには是非手にとって欲しい一冊です。
貴下の従順なる下僕 松崎より