朝のうちにやりかけの仕事を増やすと推進力が上がる

仕事のハードルの高さ

私の愛しいアップルパイへ

やりたいことが無数にあって手がまわらないと嘆く貪欲なあなた!一日で数多くの仕事をこなさなければならない多忙なあなた!

今日はより重要でより複雑でより創造的な仕事を数多くこなすための工夫についてお話します。はじめて「悪魔のいけにえ」を見たとき以上の衝撃をうけるかもしれませんから、続きを読まれる方はご注意ください。

最初に手をつけるところが一番ハードルが高い

仕事を進める上で一番厄介なところはどこでしょうか。それは最初に手をつけるときです。ここが一番ハードルが高いのです。

「手をつけるだけ」ができずに先送りし続けてしまった重たい仕事はいくつもあるはずです。逆に言えば、少しでも手をつけておけば、その後は意外にもすんなり進むことが多いということでもあります。

▼白板を使って図解するとこうなります。

仕事のハードルの高さ

しかも、やりかけの仕事を残すことで、早く片付けたいという推進力が働くこともあります。

朝の時間が一番「やる気」を使える

次に仕事を進めるために必要なやる気について考えてみましょう。

まず、朝は一番頭が冴えていて、やる気を発揮できる時間帯です。朝の時間なら複雑で難易度の高い仕事でも手をつける気になります。そして、仕事のハードルと同じように、やる気も時間の経過とともに下がっていきます。

やる気の遷移

一日の後半で新しい仕事に手をつけようとおもったら大変ですし、仕事の質も下がります。

朝のうちにやりかけの仕事を増やすと推進力が上がる

この仕事のハードルとやる気の遷移を重ねてみて分かるのは、朝のうちに一番高いハードルを超えて、多くの重要な仕事を「やりかけ」にしておけば、仕事全体の推進力が上がるということです。

朝にハードルを超える

朝のうちに1つの仕事に没頭して仕上げてしまうより、複数の仕事に着手するようにしてみましょう。やりかけの仕事なら時間が経ってもハードルが低いので、あとは徐々に片付けていきます。

毎日のように継続して取り組む必要のある仕事が複数あるときなどには、このやり方は特に役立ちます。私はブログやメルマガをはじめとした原稿の執筆や、毎日の作曲などはこのやり方を採用しています。

貴下の従順なる下僕 松崎より

タスク管理マニアが高じてWebで「タスクシュート時間術」を実践できる「TaskChute Cloud」を自らの手で開発してリリースしました。 タスクシュート時間術の考案者である大橋さんから開発許可を得た公式ツールです。

▼これでタスクシュートに死角がなくなった!ご利用はこちらからどうぞ。

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。