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私の愛しいアップルパイへ
結論から言いましょう。後悔しない人生を送ろうと欲するなら、1つのことを守ることです。
「過去と未来を評価しようとしないこと」
後悔しない人生を送るたった1つのコツ
▼私は頭の中に以下のような図を思い描いていたことで、随分と長いあいだ後悔とともに生きてきました。
私はよく「死ぬまでになにをやってのけるか」を考えていました。過去と現在と未来が結びついて、その先にある見果てぬ夢に向けて何をすべきかというのが第一の判断基準でした。
その結果、明るい未来のためにはいま歯を食いしばらなければなるまいと考えていました。いま我慢すれば後で良いことがあるのだと自分に言い聞かせながら生きていたのです。
嫌な仕事もあとで報われるはずだ、いま苦渋を舐めれば必ず成功できるはずだ、だから我慢して生きている今は惨めなようで無駄ではないのだ、と。なにか大きな流れに身を委ねるような受動的な生き方でした。
ときにはこのままで努力が報われるのかと無性に不安になることもありました。そんなときは気まぐれにいままでの流れを変える小さな一歩を踏みだそうとしますが、その小さな一歩が長期的に見て何の役にたつのか考えると、ひどく虚しくひどく馬鹿馬鹿しく思えてきました。
私は「死ぬまでになにをやってのけるか」にとらわれて冒険できなくなっていたのです。
いつしか過去を懐かしんだり、過去を悔やむようになりました。昔は気楽なことばかりで楽しい毎日だったと微笑むこともあれば、もしあのときこうしていればと腹を立てることもありました。
私は人生を素晴らしいものにすべく過去と未来の評価ばかりして、結果的に後悔ばかりの人生になってしまったというわけです。
いまからBurning!することを考える
これがなぜ後悔につながるかというと、いままでの経歴とこれからの将来で高得点をはじき出すことばかり考えて、いま自分が生きているということに熱狂しようとしていないからです。これはある種の現実逃避みたいなものです。結果、蚊のように狡猾な顔をしながらも、安易にたった2日の休日のために残りの5日をドブに捨てるような生活に流れ着きます。
大切なのは、おお、私は汝に勇気をもって言いますが、本当に大切なのは、いまの衝動と情熱を噴火させることです。そうすれば7日間すべてをBurning!させる生活を作れるのです。
たとえいま真剣に取り組んでいることが1年後にはまったく馬鹿げたことに思えたとしても、それがいったい何だというのでしょうか。過去の経験から学ぶ力と、未来への想像力を活用しながら、いまをBurning!させるように生きることです。
あなたは燃えつきるのが怖いと言うかもしれません。しかし間違えないでください。ニール・ヤングの言うとおり、燃えつきるより錆びつくほうがずっと恐ろしいのです。
▼ですから、先ほどあげた図は以下のように修正されるべきなのです。
貴下の従順なる下僕 松崎より