photo credit: Another To-Do List via photopin (license)
私の愛しいアップルパイへ
1日をはじめる前に1日の計画をたてる習慣は最も素晴らしい習慣のうちの1つです。1日の妥当な計画をたけて、日中はそれを順番にこなすことに集中する。これこそ没頭すべきことに一番没頭できる理想の状態でしょう。
しかし、必ずうまくいくというわけでもないのが難しいところです。
- 朝起きて一日の予定をたてるときは、なんでもできるスーパーマンみたいな気分になって、難易度の高い仕事を1つでも多く片付けようとする。
- 仕事をはじめたら2時間ちょっとで集中力とやる気は減衰し、作業ペースが落ちてくる。
- 一日の終わりには手付かずで残った大きなタスクを眺めて、得も知れない罪悪感に襲われる。
これは私が一日の計画をたてる上でよく陥る失敗パターンでした。この問題を随分と改善してくれたのは、1日をいくつかの時間帯に分割して、それぞれに役割を設けることでした。
24時間の妥当な計画をたてるのは非常に難しい
1日は24時間あります。自分でやることを決めるには、この24時間ってのはあまりに長すぎます。ですから、24時間で現実的に実行可能な計画をたてるのはまったくもって難しいことです。
途中でかかってきた電話対応に1時間以上費やしたり、30分で終わると思っていた仕事が2時間かかってしまったなんてことは当たり前のようにあるでしょう。そして何より、冒頭でお話したケースのようにやる気や集中力は一定ではないことが、1日の妥当な計画をたてることを特に難しくしています。
そこで、時間帯ごとに役割を設け、数時間単位で何をするかを考えられるようにします。
時間帯に役割を持たせておけば、一日の妥当な計画がたてやすくなる
以下は実際に私が使っている時間帯の区切りです。
- 0:00~5:00 → まだ寝てて良い時間
- 5:00~6:00 → 目を覚まして1日の計画をたてる時間
- 6:00~8:00 → 最も重要なタスクをこなす時間
- 8:00~10:00 → 重要タスクを終えた息継ぎの時間
- 10:00~12:00 → 次に重要なタスクをこなす時間
- 12:00~14:00 → ランチ前の平穏な時間
- 14:00~16:00 → 最も集中力の下がる我慢の時間
- 16:00~18:00 → 集中して作業できる最後の時間
- 18:00~19:00 → 今日の仕事を整理して終える時間
- 19:00~21:00 → 1日を終える前の最後のスペースとなる時間
- 21:00~22:00 → THIS IS THE END
- 22:00~0:00 → 明日の朝時間を前借りすることになる時間
このような時間帯ごとの役割を持つことで、無理のない計画をスピーディーにたてることができるようになります。24時間で何をやるかではなく、それぞれの1時間~2時間でできることを考えれば良いからです。
また、時間帯ごとに役割が明確なので、計画の修正も簡単になります。6:00~8:00に完了できなかった仕事は10:00~12:00か16:00~18:00に移動。途中で発生した単純作業は12:00~14:00か、18:00~19:00に追加する、といったふうにです。
記録から最適な時間割を見出す
私が実際に使っている時間帯ごとの役割をそのまま使おうとしても、うまくいかないでしょう。これは私に最適化された時間割であり、あなたに最適化されていないからです。
では、私はどのようにしてこのような時間の区切りを発見したのでしょうか?それは、行動ログの積み重ねによってです。
最初は1日を2時間ごとに区切って計画をたてることから始めました。それから、行動ログを残して分析しつつ、時間帯による気分の移ろいを掴んできました。
そして、実際に計画をたてて、実行に移して、行動ログを残して修正していくわけです。
▼このようなことを実践するのにうってつけなのがTaskChute 2です。
話を聞いてるだけではまったくもって面倒な作業に感じるかもしれませんが、実際にやってみると自分の最高のパフォーマンスを発揮する方法を模索する楽しいアドベンチャーになります。さあ私と一緒に冒険の旅に出ましょう。
貴下の従順なる下僕 松崎より