私の愛しいアップルパイへ
自分に素直に、正直に、明朗な心を持って次の質問に答えて下さい。
“そのタグ必要ですか?”
あなたがこの文章を読んでいるまさに今、何年何月何日なのか私には想像もつきませんが、私がこの文章を書いている今は12月中旬です。1年も残すところ後わずかとなりました。
この1年を晴れ渡る青空の如く綺麗に締めくくり、スッキリした新年を勝ち得る為に、私はEvernoteのタグを大掃除しようと決意したのです!
タグの使用頻度と負荷を考える
当たり前の事ですが、Evernoteのタグというものは数が多くなれば多くなるほど運用負荷は高まります。
タグを付けるときにも、検索の為にタグを探す時にも、タグが多ければ作業のパフォーマンスが下がるのは自明です。
例えばあなたのEvernoteには30のタグがあるとします。あなたは1日に、そうですね、、少なく見積もって20枚のノートがInboxに入るとしましょう。
あなたが一般成人男性の平均的な動体視力を持っているとして、30のタグに目を通す時間を仮に、、
おお、七面倒臭い例え話なんぞ省いて本題に入りましょう!
勇気を出して削除してみる
私は最近になって、何と愚かな事でしょうか、、私は最近になってやっと気づいたのです。
Evernoteのタグの数が仕事のパフォーマンスに影響を与えると知っていながら、我が生活にはタグを増やす運用はあるのにタグを減らす運用が無い事を。
こんなタグがあったら便利そうだ、なんて安易にタグを作るのは馬鹿げています。
そのいつ使うかもわからない様なタグのおかげであなたの動きは鈍くなり、少しずつ少しずつ、しかし確実に仕事のパフォーマンスは劣化するのです。
今から当たり前の事を言います。
リッスン!
“使わないタグは作るな!”
Evernoteを信用せよ
例えば私の場合、今まではノートの客観的な分野を示すタグを使用していました。それは”LifeHack”だとか”ポピュラーミュージック”だとか”ドイツ”だとかです。
しかし、この様な視点でノートを検索する事はほとんどありませんでした。
なぜならEvernoteは全文検索もできればノートのタイトル、ノート作成日、更新日、位置情報、ソースURL、ファイルタイプといった様々な属性情報で複合検索が可能だからです。
わざわざ手動で抜け漏れなく付与できているかも確信できない様なタグを使う必要が無いのです。しかも検索条件は保存できますから尚更です。
大理石像の如く冷徹に考えれば、わざわざ手動でタグを付けて管理・検索しなければならない情報など限られているのです。
タグは無くても困らない
Evernoteといったらノートとタグという先入観に囚われていました。
本当にタグでなければ検索できない条件を見直してみると、私のタグは実に1/5に減らすことができたのです。
それは大きく分類するとたった3種類の条件だけでした。
1.Tool
これは手順書など、作業を手助けするツールとなるノートに付けるタグです。例えば”CheckList”、”List”、”Template”、”Tips”、”WorkProcess”などです。
あれ、あの手順書どこいったかな?こんなチェックリスト無かったかな?といった時に素早く取り出せます。
2.フェーズ
これは思いついたアイデアを醸成するフェーズを示すタグです。アイデアを”発想した状態”、”まとめ中の状態”、”まとまった状態”の3つです。
このタグの運用方法は以下の記事に詳細が記載されておりますので、参考として下さい。
Evernoteに眠るアイデアを掘り起こせ!4つの習慣で宝物を見つけ出す!!
3.感情
これはライフハック心理学の佐々木さんに倣って付けているタグです。まだはっきりと活用方法が決まっていないので、ただ情報を貯めているだけです。
特別な感情を想起したノートに付与していきます。例えば”嬉しい”、”楽しい”、”感謝”、”悲しい”などです。
消すのが怖いなら
今まで丁寧に育ててきたタグをいきなり消すのが怖いですか?私は怖いです。
ですから消そうとしているタグをいきなり削除せず、1度”TrashBox”というタグ配下にまとめておきます。
その後1か月程度は様子を見て、その間に1度でも参照したタグがあったならそのタグはTrashBoxから元の場所に戻します。
残りは1か月間1度も使わなかったタグです。
自分に素直に、正直に、明朗な心を持って次の質問に答えて下さい。
“そのタグ必要ですか?”
貴下の従順なる下僕 松崎より
------------------------------------------------------
▼関連記事-----------------------------------------
タスク管理術!タスク情報は4つの階層で管理する!!~ツールの使い分け方~
Evernoteに眠るアイデアを掘り起こせ!4つの習慣で宝物を見つけ出す!!