覚えやすいニックネームをつけるときにやっている1つのこと

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私の愛しいアップルパイへ

新しいプロダクトやサービスを作るとき、覚えてもらいやすいニックネームやサービス名やキャッチコピーを考えるのって毎回苦労しますよね。例えば、ブロガーの大半は最初にブログタイトルで悩むのではないでしょうか。

コンセプトがあって、愛着があって、定着する名前をつけたいとは誰もが思うでしょうが、それがなかなか難しいものです。特に定着するかどうかは自分では分からないので悩みます。

▼以下のCooooool!な記事を読みました。こういう答えなき問いに答えを出そうとする自分ルール記事が好きです。

そして、幸甚なことに我がニックネームである「jMatsuzaki」も取り上げられています。ただ、私自身は定着するニックネームを考えるのは大の苦手です。ですから、命名に関するノウハウめいたものはほとんど持ちあわせていませんし、大してセンスもありません。先ほど紹介した記事はそのあたりのノウハウやポイントがまとめられていて参考になります。

ところで、にも関わらず、この愛すべきブログ「jMatsuzaki」の名前は即決できました。そして、かなり高い確率で名前が定着するだろうとも信じていました。それはある日の夜、窓から差し込む月明かりとともに神のお告げがあったからではありません。

覚えてもらいやすいニックネームを考えるうえで私が実践している方法は実にシンプルです。

実際に覚えてもらえるかを事前に試しておく

覚えてもらいやすいニックネームやサービス名を決めるために私が心がけているのは「実際に覚えてもらえるかを事前に試す」ことです。時間はかかりますが、テストできるのでセンスがなくてもいつか当たりくじを引けます。

jMatsuzakiもこの愛すべきブログを立ち上げる前に、まったく別の環境で試してみて自然に定着した名前を採用しています。その他、様々な名前や用語やニックネームでも、特に重要なものは事前に試してみて自然に定着した名前を使っています。

このとき、特定の人に覚えやすい名前かどうか直接質問するのはおすすめしません。覚えやすいと感じるかどうかではなく、実際に覚えられたかどうかが重要です。

例えば、ブログタイトルであれば一定期間ごとに変えてみて様子をみるのも良いでしょう。自分のニックネームだったら、初対面の人に「○○と呼んでください」と自己紹介して様子をみても良いでしょう。自分で直接言うのは気が引けるなら、メールの送信元に試したいニックネームをつけてみて様子をみるのも良いでしょう。

一度決めたら変更するのが難しいものの名前をつけるのであれば、別の場所を使って事前テストします。いまならSNSのように覚えやすい名前をテストできる便利な場所がありますから、活用しない手はありません。

本当に覚えやすい名前というのは、ついその名前で呼んでみたくなるものです。ニックネームであれば、本名を忘れ去られるくらいニックネームが定着したなら、そのニックネームは当たりクジです。

大きな流れとしては以下のようなステップになります。

  1. ニックネーム候補を複数考える
  2. いろいろな場所で候補を試してみる(実際に使う場所でなくても良い)
  3. 様子をみてみる(覚えやすい名前なら相手が自然に使ってくれる)
  4. 自然に定着した名前を正式に採用する

これなら命名センスがなくても、ノウハウがなくても、覚えてもらいやすいニックネームを炙り出せます。欠点はテストに時間がかかることですが、日頃からいろいろな場所でテストしておいて、ここぞというときのストックが増やしておけば問題ありません。

貴下の従順なる下僕 松崎より

著者画像

システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。