私の愛しいアップルパイへ
デカい仕事を前にして、その目標の高さに怖気づいてしまう事はありませんか?
前回に引き続き映画に学ぶ「挫けそうな時に読みたい!心が折れそうな時に効く金言リスト」シリーズの第二弾です。
初めての方は第一弾も是非ご覧下さい。
元ネタとなった映画はこちら
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早速見ていきましょう。今回は名付けて「アレック・ボールドウィン 役立たずども立ち上がれ編」です。
この方は前回紹介した二人とは逆の立場、つまり本社から来たピッカピカのエリートとして、役立たずのセールス・マン共を奮い立たせる役です。
絶対的な強者が子羊達を扇動するその言葉は実に甘美です。
映画の冒頭、舞台となる冴えない営業所にアレック・ボールドウィンが乗り込んできてこう言います。
「みな俺の話を聞け。君らの話は想像がつく。客を取り逃した話 景気のグチ 女を抱く話 くだらん話はよせ。
始めようもっと役に立つ話を。コーヒーなんかよせ。契約を取ったら飲め。冗談だと思うか?俺は真剣だ。
俺はミッチ&マレー不動産の本社から来た。情けを施すためにな。」
強烈ですね。本当にやるべき仕事から逃げ出して、ついつい遊びに走ってしまいそうな時によく効きます。
このセリフを皮切りに、アレック・ボールドウィンの演説が始まります。独壇場です。
映画「JFK」のケビン・コスナーの如くです。
そのセリフは驚くほど心に響く金言ばかりです。一つ一つ見ていきましょう。
「今月のセールス・コンテストの商品だ。1等は知っての通りキャデラック・エルドラド。2等はナイフセット。3等の者はクビだ。まだ冗談だと笑ってられるかね?」
自分の専門分野でトップを目指す気力が無くなりそうな時に思い出したい言葉です。
「ネタが弱い?バカぬかすな弱いのは君だ。」
「おれなら貴様らのネタで、一晩で1万5000ドル稼いでみせる。たった2時間でな。できるか?やってみろ!」
物事がうまくいかない原因を自分の外に探しに行きそうになった時、自分に言い聞かせましょう。
「物件一つ動かせないくせにそれでも男か?カミさんのヒザで泣きな」
「男になる道はたった一つ。サイン欄に客の署名をとる事だ!分かったか ゲイども!」
「A・B・C。”商談を成立させろ(Always be closing)”って文章の頭文字だ。Always be closing!契約をモノにしろ!」
「A・I・D・A。”関心(Attention)” “興味(Interest)” “決断(Decision)” “行動(Action)”
客の”関心”を喚起しろ。”興味”を出させろ。お前らの興味は出た。ヘマすりゃクビだからな。
お前らは”決断”を下す肝っ玉があるか? …そして”行動”
A・I・D・A!雨が降ってても客はいるんだぞ。金をフトコロにお前らが来るのを待ってる。その金が欲しくないのか?男なら取ってこい」
「今から売り込みに行くんだ。ドジった者はおれの靴を磨け。」
「なぜこんな所へ来たのかと言ったな?本社の連中に頼まれたからだ。おれはこう言った。”ロクデナシどもはクビにするのが一番だよ”と。」
思うような成果が出ずに挫けそうになったら、自分を奮い立たせる為にこのセリフを思い出しましょう。
アレック・ボールドウィン「おれはこの道 15年」
エド・ハリス「名は?」
アレック・ボールドウィン「”くたばれ” それが名だ!いいか、貴様の車は韓国製。俺は8万ドルのBMW。それが俺の名だ」
立てた目標に到底手が届かないと感じた時、このセリフを思い出して成功した時の自分を想像しましょう。
アレック・ボールドウィン「文句でも?」
エド・ハリス「リッチな英雄がなぜこんな掃きだめへ?」
アレック・ボールドウィン(金の時計を外して見せつけながら)「これを見ろ、君の車より高価な時計だ。おれの去年の稼ぎは97万。君は?」
エド・ハリス「…」
アレック・ボールドウィン「それが おれだ。おれに比べりゃ貴様は無だ。”あいつはいい奴だ”?くだらん。”いい父親”?家に帰ってガキと遊べ。クビがイヤなら物件を売れ!何か言いたいか?言ってみろウジ虫ども!客の言葉はもっと厳しいぞ!耐えられなきゃ 出ていけ」
仕事を前にして怖気づいて、目先の娯楽に逃げそうになった時に自分に言い聞かせましょう。
ジャック・レモン「不動産を売る秘訣は?」
アレック・ボールドウィン「鋼の睾丸(きんたま)をぶら下げろ。金が貴様らを待ってる。行って根性で取ってこい。」
実はもっと簡単な抜け道があるんじゃ無いかという安易な考えに陥りそうになったらこのセリフを思い出しましょう。
「負け犬の爺さんになって酒場でグチるか? ”昔はセールスをやってた。タフな仕事さ”」
「幸運を祈りたいが(情けなくて)幸運も泣くよ」
何も行動を起こさずとも進んでいく時間の海に溺れそうになった時、行動しないまま終わる人生の悲惨さを想像してみましょう。
いかがでしょうか。絶対的強者ならではの厳しいセリフの数々です。読めばきっと「やってやろうじゃねぇか!」と奮い立ちたくなるに違いありません。
ちなみにこのアレック・ボールドウィンの金言集は、たったの10分足らずの間にマシンガンの如く散りばめられています。
気になった方は是非この映画を実際に見て、本場を体感してみて下さい。映像と一緒にみると破壊力は2倍増です。
この金言リストはまだ続きます。次回はついにあのお方の登場です。お楽しみに。
貴下の従順なる下僕 松崎より
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