Evernoteは素晴らしい!音楽家のネタ帳に使う[3.情報の質編]

Evernote

 

私の愛しいアップルパイへ

 

あなたは自分にとっての大切な出来事をきちんとメモしてますか?

 

していない?おお、災いなるかな!メモをとっていないとは、災いなるかな!!

 

それなら「いつでも」「どこでも」「なんでも」を実現する愛すべきメモツール”Evernote”を使いましょう。

 

という事で、このシリーズでは私にとって最も大事な情報とも言える”音楽家のネタ帳”を、Evernote上でどの様に形成しているのか。数回に渡って紹介していきます。

 

前回はEvernoteというツール自体の役割を考えてみました。

今回はシリーズ第三弾という事で、さらに具体的な考察に入ってEvernoteに保存された情報に焦点を当てます。

 

題して[3.情報の質編]です。

 

初めての方は第一弾、第二弾も是非ご覧下さい。

Evernoteは素晴らしい!音楽家のネタ帳に使う[1.Evernoteとの出会い編]

Evernoteは素晴らしい!音楽家のネタ帳に使う[2.Evernoteの役割編]

 

 

情報は保存して終わりでは無い

 

私は前回の記事で“自分が取り組んでいるプロジェクトを主体として情報を取捨選択する”と書きました。

 

これによって保存しておくべき情報の分野は規定されました。

 

しかし、プロジェクトに関係するものや支援するものであれば、インターネットを巡回して気になった情報を保存して終わりでしょうか。

 

プロジェクトの遂行過程や日々の思いつきを保存して終わりでしょうか。

 

否、否、三たび否!!

 

情報は”まさに今”行った事や考えた事を保存するだけで終わってはいけないのです。

 

 

付加価値を付けて情報を完成させる

 

私はEvernoteに保存する情報の分類として以下3つをイメージしています。

 

 1.データ

 2.インフォメーション

 3.ナレッジ

 

これは情報の質を示す段階分けとも考えられます。

 

一つ一つ見ていきましょう。

 

1.データ

 

これは客観的な事実の記録です。ある物の金額や重量やサイズや時間などを初めとして、ある製品のリリース情報や作品の構成要素などもここに該当します。

 

基本的に誰がメモしても変わらない情報で、外部にある情報です。

 

 

2.インフォメーション

 

これはデータに負荷価値を付けたもので、複数のデータを体系的に整理・集計・分析した情報や、データの過程や背景を文章化した情報などです。ここでは主観的な意見が含まれます。

 

 

3.ナレッジ

 

これはデータやインフォメーションを自分独自の経験と視点で再構築したものです。”知恵”や”知識”と呼べるもので、ノウハウなどの技術や技能に繋がるものです。

 

このナレッジは自分自身で作り出した情報になります。

 

 

Evernoteをナレッジの集合体にする

 

この3つの分類はあくまでイメージです。それはこれらが常に流動的なもので境目が曖昧なものだからです。

 

私がEvernoteに保存する情報の全てについてデータかインフォメーションかナレッジかを判断している訳ではありません。

 

では、伝えたい事は何かというと、Evernoteに保存する情報をなるべく”ナレッジ”に近づける様に意識せよという事です。

 

何かをEvernoteに保存する時、または保存された情報を読み返す時、それが”ナレッジ”に繋がるか、もしくは”ナレッジ”をこれから作り出せないかを常に意識する事が重要です

 

そうする事でEvernoteを単なるプロジェクトを支援するデータの集合から、自分にとって最も尊い知的資産に成長させるのです。

 

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。