100日で1つを成し遂げようとするより、1日でできることを100回積み重ねる

oneday
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私の愛しいアップルパイへ

半年くらい前から私が注力していることの中に「脱・完璧主義」があります。細部まで完璧にやり遂げたいという気持ちが強まると、行動が鈍化するからです。

もともとそういった気質が強かったので、随分と損してきたような気がします。「脱・完璧主義」のメリットについては以下の記事でお話したとおりです。

それから1日1曲作るということを続けてきました。毎日は無理でしたが週に4~5曲のペースで作り続け、先日ついに目標の100曲に到達しました。

これでようやくあなたにこの話ができます。「100日で1つを成し遂げようとするより、1日でできることを100回積み重ねる」ほうがずっと効果的だという話です。

1日でできる1つのことに集中すれば結果は後からついてくる

100日で1つの大きなことを成し遂げようとするのはとても難しいことです。100日という期間は長すぎて、行動につなげたり行動を律したりするには向いていないからです。

社会的な責任や納期があればどうにかなるかも知れませんが、おそらく期限ギリギリになってヒィヒィ言う生活が待っていることでしょう。それでは生活の質は下がってしまいますし長続きしません。

もっと重大な問題を引き起こすのが、対象が社会的な責任や納期はないけど重要なことであった場合です。安易に「やらない」という選択をしてしまいがちになるでしょう。責任や納期がないというだけで、夢に直結する最重要なことでもです。

この100日の罠は、言葉にすれば当たり前のようでいて、ついはまってしまうのが不思議なところです。私たちはどうしても安易にこんな決意をしてしまいます。

100日で英語を完璧にマスターする。100日で体重を10kg落とす。100日で交響曲を完璧に作りこむ。oh,,,,

1日でできることを基点にしたらどうでしょう。1日なら燃え尽きることがありません。なにより、一度途絶えてしまっても復帰するのが簡単です。少なくとも100日でできることよりはずっと。

100日で1つを成し遂げようとするか、1日でできることを100回積み重ねるか。この2つは似ているようでいて、100日後の結果は大きく変わってくるはずです。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。