私の愛しいアップルパイへ
畜生!まだ、サイゴンにいる
上記は映画「地獄の黙示録」で寝起きの主人公が吐くセリフです。
寝起き鑑定士の私に言わせてみれば、この寝起きは最悪です。
あなたの寝起きはいかがですか?朝一で「畜生!」だなんて言っていませんか。
朝一はその日の備えです。私が毎朝いかにして備えているのか興味がおありですか?
なるほど、それならご紹介しましょう。
起きてから最初の30分が勝負
ポイントは毎朝最初の行動をコントロールし、一日の品質を上げる事です。
私は起きてから30分に全てをかけています。この30分の為なら人生をかなぐり捨てたって良いとすら考えております。
まずは当日の流れをざっくり見てみましょう。
---- 無機質な電子音が睡眠の終わりを大理石像の如く冷徹に告げる ----
4:00 iPhoneに睡眠ログを記録
4:05 布団を片付ける
4:10 ウォーキング開始
4:15 現在、取り組むべき最優先の課題をブレスト
4:30 当日のスケジュールを時間レベルで確定
たったの30分をコントロールできるか?
実際、やっている事は大したことではありません。しかし、毎朝同じ時間に起きて同じ行動をとる事、ここをコントロールできるか否かが後でボディブローの様に効いてきます。
この30分をコントロールする為に気をつけているポイントをご紹介しましょう。
1.手順化し、ルーチン化する
これは鉄板ですね。しかし最も重要な事です。毎朝必ず同じ行動が取れるように事細かに手順化しておきましょう。そして起きたら何も考えなくともこの手順を上から順に実行すれば良い環境を作りましょう。
私はこの手順をEvernoteでリストアップしています。実際に使っているリストはコレです。
この味気ないリストこそ私の最も貴重なリストです。
2.徐々に盛り上げる
1で作成した手順の順番は良く吟味しましょう。より効率的で自然な順番が無いか、随時チューニングしましょう。また、特に気をつけたいのは徐々に盛り上げる構成にする事です。
寝ててもできる単純作業から体を動かす作業へ少しずつシフトして行きます。
例えば手順の始めの行動が「体の全体を使って”グワッ”とさせ、下半身を中心に”ドスン”とする」だったらどうでしょうか。とても起きる気にはなりません。
イメージはベートーヴェンのピアンソナタです。いきなり展開部で始まるソナタがあろうか!(いや無いであろう!!)
3.記録をとる
手順の最初の行動は悩む事なくこの行動にしましょう。記録をとるのです。
私は睡眠記録アプリの定番「おはようパンダ」を愛用しています。
記録をとる事で「私は今起きました」と宣言する事は、思いのほか有効です。
4.寝る前にリストを開く
戦いは前日から始まっているのです。前日の寝る前、最後の行動は何ですか?
それは当然1で作成した手順リストを開いておく事です。
起きてから手順のリストを読むまでの負荷をいかに下げるか、そこを最適化しましょう。
5.軽く運動する
これは色々な所で書かれていますが、脳を活性化する為に、軽く体を動かす事をオススメします。
私の場合は5分間のウォーキングにしています。家の近くの決まったルートをサラッと早歩きするだけです。
これならハードルは低いでしょう。この5分間で何をするかも重要です。それは次の項番を見て下さい。
6.続けると価値がでる行動を盛り込む
せっかく行動を手順化しルーチン化するのですから、欲を出して一つだけ生産的で実りある行動を植えつけておきましょう。
私の場合はウォーキング中の5分間で「現在、取り組むべき最優先の課題を書き出す」事にしています。
これは何も見ずに思いつくまま課題をとにかく書き出してみるのです。そして今自分が一番気になっている事を見える化するのです。
朝の始めにこの行動をしておけば、その後一日の行動は確実に変わります。気になっている事に対するアンテナを立てておくのです。
【参考】“習慣”で時間をコントロールする『時間畑』とは何か?
私はウォーキングの為に家を出たらEvernoteに課題を箇条書きにし始めます。ウォーキングが終わって家に着いたら箇条書きにしたノートを保存して終わりです。
これだけならすぐに始められるはずです。
めげずに続ける
ポイントは体に刷り込む事です。たとえ同じ時間に起きれなくとも、毎日同じ行動をとる様に心がけましょう。
めげずに何度も続ければ、続けた分だけ行動に必要な精神的ハードルは下がっていきます。
まずもって大切なのは、自分に最適な手順書を作り継続する事です。
貴下の従順なる下僕 松崎より