タスク管理を高度化すると、思ったより仕事ができてない自分に後ろめたさを感じて挫折してしまう問題に対処する方法

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私の愛しいアップルパイへ

タスク管理に限らず、タスク管理をはじめとしたセルフマネジメントを高度化しようとすると、厳しい現実を突きつけられて挫折しそうになることがあります。

思ったより仕事ができてない自分に後ろめたさを感じる問題です。非情なる哉、この現実よ!

思ったより仕事ができてない自分に後ろめたさを感じる問題に対処する方法

いかにスパルタ出身の屈強な戦士である私も、同じく自分に対する後ろめたさからセルフマネジメントに関する全てのものを投げ出したくなるときがあります。そんな事態を回避するために最も効果を発揮してきたのがレビュー(振り返り)です。

レビューとは、一日の実績を振り返ってその総評を作ることです。業務日誌というものがありますが、これを自分宛てに作るわけです。このとき大切なのは、自分が達成したことにもきちんと目を向けることです。

タスク管理のようなことに力を入れていると、どうしても失敗したことに対して神経質になってしまいます。どんなに小さなことでも「失敗してしまった!」という感覚は強烈に頭のまわりにへばりつきます。すると、うまくいったこ喜びを押しのけてしまい、後ろめたさだけが残ってしまうというわけです。

ですから、タスクを管理して実行に移して終わりではなく、きちんと一日のレビューを実行することがパワフルな効果を発揮します。私は毎日タスクの実行ログを振り返り、以下のような質問に答えるようにすることで、後ろめたさを達成感で上書きするようにしています。

・最も価値のあった行動は?
・自分以外の誰かに貢献できたことは?
・やり始めた工夫、思いついたアイデアは?
・嬉しかったことと、その理由は?
・今日、誰かに感謝したことは?
・今日一日を通して達成したことは?

タスク管理の抑止力を突破する

現状から何かを変えようと思ったとき、推進力には抑止力がつきものでもあります。今日取り上げた問題もまた、推進力につきまとう抑止力のようなものです。そこで諦めるのはもったいないのです。

レビューを行ってみると分かりますが、自分が達成したことは思いの外忘れているものです。ここにきちんと目を向ければ、後ろめたさを感じずに推進力を高める突破口になります。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。