記録!もし本当にやりたい事があるなら最初にとるべき行動

 
デスクメモ
デスクメモ / Tezzca

 

私の愛しいアップルパイへ
 
あなたは自分に不信感を抱いた事はありませんか?
 
私は今日久々に抱きました。
 

ツイートその1

ツイートその1

 

ツイートその2

ツイートその2

 
新しくやりたい事ができたとか、もしくは上記の私の様に、やりたい事だけど中々やれない、続かないという事は無数にあるでしょう。
 
そんな時、次の一手をあなたならどう打ちますか?
 
え、私ですか?
 
随分とせっかちですね。いいでしょう、以下に私の回答を示しましょう。

 

 

賢い選択か?

 

この時、我々に与えられる選択肢は2つです。
 
1つは「そんなもの辞めちまえ!」と理解の無い頑固な父親の如く、自分に言い聞かせる事。もう1つは自由を勝ちとる獅子の如く、やり続ける為の対策を練る事です。
 
喜ばしい事に今日の私は後者の賢い選択をしました。
 
そして、それが泥臭い単純作業であろうが、人生の目標に対する夢に溢れた行動であろうが、私がその対策として次に選択する行動は常に同じです。
 
それが“記録”する事です。

 
 

“記録”する事とは?

 

私は今まで新たに何かを始めようとした時や、それが思うように続かなかった時は、必ずその作業を記録する事から始めてきました。そして今回も記録する事を始めるでしょう。
 
例えば今私が記録しているのは、作業にかかった時間、ブログの投稿数・連続更新数、睡眠時間、今まで瞑想した回数、収入と支出、一日の摂取カロリー、聴いていた音楽、ランニングの回数と距離、移動した場所、等々です。
 
そろそろ履歴書の「趣味・特技」の欄に”記録”と書いても良い頃合かと思っています。
 
“記録”する事がいかに重要かを理解している方には何ら違和感は無い事でしょう。
 
しかし、(以前、私がそうであった様に)”記録”の価値がいまいちピンとこない方にはまったく見当違いの事を言っている様に見えるはずです。
 
わかります。あなたもまさに今「カウボーイ、一体何を言っているの?」という目で私を見ていますね。
 
すすんで”記録”する者としない者の間には大きな溝があります。
 
実際、ピンとこない方に”記録”の重要性を説いた所で、帰ってくる答えは「へー」です。
 
文字にするとたったの棒線2本です。「馬鹿」とか「阿呆」より少ない「へー」です。

 
 

“記録”がもたらすもの

 

私が”記録”する事を辞めない理由は以下の二つによっています。
 
1.自分の行動を律し、行動を先送りにさせない
2.”記録”を分析し、次の行動を改善する
 
 
1はまったく無意味で馬鹿げた事に思えるかもしれません。何かをやろうとした時、あなたの頭の中ではきっと「これをやろう」と呟いている事でしょう。それをたかだか誰に見せるわけでも無いのに客観化したからといって状況が改善するかいなと疑心暗鬼になるのも無理はありません。
 
わざわざ自分1人で”書記”と”実行者”を演じ分けて、「私は今ここにちゃあんと記録しているから、君はきちんと働きなさい」だなんて芝居するのは馬鹿げてる。まっぴらゴメンだと言うのも無理はありません。
 
しかし、その考え方には1つの大きな誤謬があります。
 
それは、あなたは決して1人では無いという事です。残念ですが、この言葉の真意は”恋愛”とは無関係です。これはあなたの中に潜んでいるあなたの人数の事です。
 
あなたの中には「これをやろう」と呟く信頼と責任を持つ”あなた”がいます。しかしその方とは別に乱暴な”あなた”も、不潔な”あなた”も、怠惰な”あなた”も存在するのです。そして今の”あなた”がその内のどの”あなた”にコントロールされているかはまったく予測できません。「これをやろう」と呟く素振りすら見せない”あなた”の可能性は決して低く無いのです。
 
その為、信頼と責任を持つ”あなた”の言葉を紙にでもデータにでも、とにかく客観的に目に見える形で置いておく事は大きな意味を持ちます。
 
そうすれば次の”あなた”が誰であっても、「これをやろう」という意識を根付かせる事ができるのです。
 
 
2点目の「”記録”を分析し、次の行動を改善する」については単純明快です。記録の価値にピンと来ない方でもその効力はイメージできるでしょう。
 
しかし、相変わらず”記録”する者としない者の間にある大きな溝は埋まりません。
 
なぜでしょう?記録する者としない者の間にある溝。その本質は何でしょうか。
 
私の考えが正しければ、それは“分析するスキーム”を持っているか持っていないかです。
 
例えば私の場合、再三このサイトでも取り上げた“週次レビュー”という行動の中で記録を分析しています。つまり、既に私には記録を分析するスキームが存在するのです。
 
ですから、今から新しく記録対象を増やした所で、負荷が大きく増えるものではありません。
 
しかし、分析するスキームが無い場合、記録を始めるという事は分析するスキームも同時に確立しなければならないのです。ここに大きな溝があります。
 
確かに「行動を分析し、次の行動を改善する」事がいかに有効であろうとも、その分析の手順も無く、時間も確保していない状態では大きなハードルに思える事でしょう。

 
 

“記録”がもたらすもの

 

さて、これで概ね状況はクリアになりました。
 
私は本当にやりたい事や続けたい事があるなら、何よりもまず最初にとるべき行動として”記録”する事をオススメします。
 
そしてこれに従うのなら、あなたがもし現在”記録”しない者である場合、以下いずれかを選択せねばなりません。
 
1.私の言葉を信じて、自らを律する為にとにかく”記録”してみる
2.”記録”を分析するスキームを確立する
3.やりたい事や続けたい事を諦める
 
何卒、あなたが賢い選択をとる事を!
 
貴下の従順なる下僕 松崎より


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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。