高尚な夢や目標やミッションを掲げても、いざその時になったらやりたくなくなっている問題へ対処する3つの方法

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私の愛しいアップルパイへ

この愉快なjMatsuzakiはいつだって「夢」と共にあります。この「夢」の内容は、自分が一番没頭したいものは何か、何故そんなにやりたいのか、それをどう実現するのかといったかたちで文章化されています。書かれている内容については以下をご覧ください。

夢はたったの2年5ヶ月でどれほど変わったか?~夢を毎日読み返してみると、自分の夢にどれだけ無関心だったかが分かる~ | jMatsuzaki

私は常にこの夢に貢献する時間を最大化することを至上命題として取り組んでいます。

思い描いた夢も、いざその時になったらやりたくなくなっている問題へ対処する3つの方法

構想段階と実行段階でギャップが生じるのは珍しい問題ではありません。夢を思い描いている段階では何でもできるような気がしてきます。しかし、いざ実行段階となってみると、疲労感や衝動的な欲求に流され、夢に対するモチベーションが高まらないことだってあります。夢実現に必要な泥臭い作業を前にして心が折れそうになることもあります。

この2つのギャップをどう埋めるかは、「夢見るリアリスト」たらんとする私とあなたにとっては重要な問題です。さもなくば、いつか夢のプレッシャーに押しつぶされて全てを投げ出してしまいたくなるかもしれません。それは実にもったいないことです。

ですから今日は、思い描いた夢がいざその時になったらやりたくなくなっている問題に対して、私が実践している3つの対処方法をお話しましょう。

1.夢の内容を思い出す

いざというときにやる気が起きないのは、単に夢の内容を覚えていないか、ハッキリ自覚していないだけということもあります。夢の内容が曖昧だと、目の前にある現実的な作業を実行に移すだけのやる気が起きなくなるのです。

そのために取り組めることは2つあります。第一に、細部までしっくりくるように夢を文章化しておくこと。第二に、その文章の内容を判断基準として使えるよう頭の中に定着させることです。

2.着手できるまでハードルを下げる

夢の内容をきちんと自覚したとしても、その着手ハードルを無理に上げている場合もあります。

健康的な生活を送ろうとして、いきなり毎日5km走ろうすれば嫌になってしまうでしょう。その代わり、毎日5分走るなら続けられるかもしれません。走ることに抵抗を感じるのであれば、ウォーキングにしても良いでしょう。

習慣をいきなり変えることはできませんから、スモールスタートを心がけることが大切です。

3.夢の内容を修正する

夢だと思っていたことが実は勘違いだったということもよくあります。自分のことだから分かっていると思いがちですが、だからこそ勘違いしやすいのです。

私がそうだったように、バンドで売れたいと思っていたら、実は売れようが売れまいが曲を作り続けたいというのが本心だったなんてこともあります。

いざその時になったらやりたくなっているのは、自分がいま夢だと思っていることと、実際の思考のズレを確認する良い機会です。どちらが正しいのか、その間にうまい落とし所があるのか、じっくり考える時間を設ける必要があるでしょう。

「死ぬまでずっとなにをしていたいのか?」を判断基準にする

もうお気づきの通り、上記のどの方法をとるにしても、大前提として必須の作業があります。それは頭の外に夢を文章化しておくことです。これが無ければ自分の今の状態を判断することすらできないからです。

このとき一点注意が必要なのは、文章化した夢の内容を今の自分の状態と一致させるようにすることです。未来ではなく今です。夢と聞くとどうしても到達が難しい長期の目標のように捉えがちです。しかし「死ぬまでになにをしたいのか?」より「死ぬまでずっとなにをしていたいのか?」の方が重要ですし、夢に相応しいのではないでしょうか。

「死ぬまでになにをしたいのか?」にフォーカスを当てようとすると、無理にストイックになろうとして心が折れてしまうかもしれません。さらに、死ぬまでにやりたいことを中心にすると、今は実現できないことに意識が向きすぎて胸が引き裂かれるような思いをするかもしれません。

そうではなく、「死ぬまでずっとなにをしていたいのか?」にフォーカスを当てた文章があれば、現実を前にして今なにをするかを決める強力な判断基準になるでしょう。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。