タスク管理を辞めて一週間後にみられた4つの禁断症状

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photo credit: Vicki & Chuck Rogers via photo pin cc

私の愛しいアップルパイへ

この一週間、珍しく体調を崩してしまいました。ご安心下さい。今はほとんど全快しました。

体調を崩して寝込んでいる間に、随分と面白いことが起きましたので、あなたにこの貴重な体験をお伝えします。

タスク管理を辞めるまで

今から約1年ほど前から本格的に”タスク管理”なるものをはじめて、ここ最近ではようやく私の手に馴染む管理手法が確立されつつありました。

そんな中、風邪からくる体調不良で寝込んで1週間。マンションの片隅でぐったりしている内に、無情にも過ぎていく時間。現実よ、かの非情なる現実よ、、、

これによって、1週間タスク管理しないとどうなってしまうかという大変貴重な体験をしましたので、ここにその時の様子を書き記しておくことにします。

タスク管理を辞めて一週間後にみられた4つの禁断症状

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photo credit: asvensson via photo pin cc

タスク管理をしないことからくる禁断症状は、大きく分けて4つありました。

1.緊急対応が増える

これはタスク管理の中心的な目的であり、当然の結果とも言えます。

それは、緊急で対応しなければならないタスクが増えたということです。

余裕を持って事前に着手しておけば何の問題にもならなかったことを、気づかずに放置していたため、無駄な手間が多発しました。

「oh,,,あれも無ければこれも無い。ああそうだ、そろそろあれをやらなければいけないのでは?畜生!燃えるゴミも一杯だ!!」てな具合です。

2.漠然とした不安

あの1日1日が””無駄”の内に消えていく感覚は、二度と体感したくない感覚です。思い出しただけでゾッとします。

いったい今日という日にどんな成果があったのか。いったい今日と昨日との違いはなんなのか。本当にこのままでいいのだろうか。

少しずつ夢が遠のいていく感覚を感じ、いてもたってもいられなくなります。

3.作業の切り替わりでオーバーヘッドが多発する

ある作業が終わって、次の作業に移り変わるタイミングで、無駄な時間がかかるようになります。

次にやることを忘れたり、本当に次はこれをやって良いのか悩んだり、他に面白そうなことがないか考えたりし始めるのです。

この予期せぬ頭のスイッチの切り替わりはひどく非効率なものです。

4.目的意識が薄れ、行動に移しづらくなる

“やるべきこと”をチェックする習慣がなくなると、目的意識が徐々に薄れ始め、今何をやるべきかということよりも、今すぐ簡単にできる目の前のことに流されがちになります。

重要性の価値基準はないがしろにされ、重要なことを行動に移すのが次第に億劫になってきます。

私は今回学びました。“重要なものから着手する”という最も尊いものさしは、簡単に錆び始めるということをです。

タスク管理の効力

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photo credit: JD | Photography via photo pin cc

このタスク管理を行わなかったことでおこった様々な不安定は、裏を返せばそのまま“タスク管理”の効力でもあります。

「ヘンッ、タスク管理なんて1週間か1ヶ月くらいやらなくてもどうってことないだろうよ!!」と思っていたのですが、あてが外れました。

考えてみれば当然のことです。やりたいことをより効果的かつ効率的に実現する方法を、試行錯誤を繰り返しながら1年かけて丁寧に丁寧に生活に馴染ませて来たのですから、1週間も放任すれば不安定にもなるというものです。

そろそろ今まで通りの通常運行に戻れることに対して、幸せを感じずにはいられません。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。