羊を数えるより効くかも!?自律訓練法を用いた自己暗示で、心地よい眠りを誘う入眠儀式!!

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photo credit: Eduardo Amorim via photopin cc

私の愛しいアップルパイへ

「習慣の壁は睡眠にあり」とは良く言ったものです。私が言ったんですがね。

良い生活リズムを作ろうと思ったら、その問題の大半は睡眠リズムの改善で解決できるのではないでしょうか。それほど睡眠というのは生活リズムを作る上で重要な役割もっており、同時に制御が難しいものでもあります。

私も日々睡眠リズムの改善に力を入れています。特に会社を辞めてからは、寝る時間も起きる時間も遅くなり始めたので、もう一度良質な睡眠リズムを取り戻したいと画策しているところです。

そうして読み始めたのが「朝がつらい」がなくなる本―ぐっすり眠る、すっきり起きる習慣術。というわけです。

本書には睡眠を改善するために、誰でもすぐに取り組めるアイデアが散りばめられています。

その中でも特に気に入ったのがタイトルにある自律訓練法を用いた入眠儀式です。この一週間ほど毎日寝る時に試してみたのですが、これがなかなか良かったものですからご紹介しようと思うのです。

羊を数えるより効くかも!?心地よく眠れる入眠儀式のやりかた

やりかたは至って簡単です。布団に入ったら、以下の言葉を頭で反復しながら、その様子をイメージするのです。たったこれだけです。イメージできるまでは次に行かないようにします。

1.自分は今リラックスしている
2.右腕が重たい→左腕が重たい→両足が重たい
3.右腕が温かい→左腕が温かい→両足が温かい
4.心臓が規則正しく打っている
5.楽に息をしている
6.お腹が温かい
7.額が心地よく涼しい

P.77

本書によると、この方法は自律訓練法というものをもとにしているのだそうです。

これはもともと、1923年にドイツの精神科医J・H・シュルツによって体系化された、心身のリラックス状態を得ることを目的とした訓練法です。

「疲労が回復する」「過敏状態が沈静化する」「自己統制力が増し、衝動的な行動が少なくなる」「身体の痛みや精神的な苦痛が緩和される」「向上心が増す」などの効果があるとされています。

P.76

やってみると、意外にも気づいたら寝ている

最初は覚えるのが面倒臭そうですし、何か地味だなと思ってやっていなかったのですが、ある眠れない夜にふと思い出して実践してみたら、意外にも効果的でした。

ここ1週間くらい試してみましたが、だいたい「2.右腕が重たい→左腕が重たい→両足が重たい」をやっているあたりで急激に眠気が来て、気づいたら寝ていることが多いです。

最初はなんだか気乗りしないのですが、何度もやっていると馴れてきてすんなりイメージに没頭できるようになります。

私としては羊を数えるより効果的だと感じているので、寝つきが悪いときには試してみて下さい。

貴下の従順なる下僕 松崎より

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システム系の専門学校を卒業後、システム屋として6年半の会社員生活を経て独立。ブログ「jMatsuzaki」を通して、小学生のころからの夢であった音楽家へ至るまでの全プロセスを公開することで、のっぴきならない現実を乗り越えて、諦めきれない夢に向かう生き方を伝えている。